すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

衆院選、闘い済んで“記憶は記録”

2017年10月28日 | 日々思うこと

今日は朝から風も強く気分も重いので外出を取り止めで、録画で溜まっているNHK「猫のしっぽ カエルの手」を見るなどのんびり曜日です。昨日の小選挙区制度の補足として記録して置きたい点があります。

先ず自民党は289選挙区で2672万票を獲得し得票率は48%でしたが、議席では75%を占める218議席を獲得でした。投票しなかった人を含む全有権者に占める自民の絶対得票率は、小選挙区で25%、比例区で17%、自民に票を投じた人は選挙区で4人に1人、比例区で6人に1人でしたが、結果として全465議席の6割を占めたことになります。

これで「アベ政権の信任をいただいた」と言えるのかと思いながらも、現行の選挙制度ではこのような数字が国政に反映されてしまいます。そして政治は国も地方も有権者レベルの反映で、未来を担う子どもたちに責任がないことを痛感です。

写真は先日の晴れた日の糸魚川大火被災地の中村平安堂さんの裏庭の柿木です。周囲の建物はすべて燃え尽きているのに、柿木がこうして残り秋に実をつけているなんてスゴイ生命力ですね。木に止まる街なかのカラスも生きんがために必死のようです。

必死といえば新潟6区初の一騎打ちの“高鳥VS梅谷”、その選対本部の危機感の差が勝敗を分けたのではと受け止めています。梅谷本部の裏通りのセカンド事務所の“梅カフェ”では連日、「市民連合・上越」のじじばばを中心に若いパパママたちがドンドン集まって、やっと相手候補の肩に手が届く終盤戦に追い込みました。

しかし、梅谷選対本部での昨年の米山知事選の数字を持ち出していることが気になり、14日夜の合同会議に出席して選挙ハガキや法定ビラなどの制限もあり、長年の選挙経験から「これでは勝てない」と直感でした。さらに16日夜の糸魚川総決起集会でも危機感に乏しく、相手候補の地盤とはいえ「一票でも多く・・・」という言葉はなく、残念というよりも憤って「市民連合・上越」のFLでも「勝つための選挙を」と提案してきました。

結果的に梅谷陣営は上越市では7,565差で勝ったものの、妙高市では85票、十日町市は2,713票、津南町589票差で負け、糸魚川市では6,390票の大差を持っての惨敗でした。これは昨年の知事選よりも糸魚川市で 4,278票を上乗せした自民の底力です。

闘い済んで、相手候補の選対本部は常に危機感を持ち、自民党組織を中心に取り組んでいたことが巷から伝わり、この強固な岩盤にヒビを入れることすらできない糸魚川の野党と後援会のオトコたちに憤っている私がいます。そんなことで、早く新聞切り抜きなどを整理して頭を切り替えねばと思う週末です。

※柏崎刈羽原発6・7号機審査書案に対する意見募集です。(11月3日締め切り)https://www.nsr.go.jp/proce…/public_comment/20171005_01.html