すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

内部被ばくと“内心の自由”への侵害

2017年06月07日 | 日々思うこと

6日、日本原子力研究開発機構の施設内(茨城県大洗町)で、核燃料を点検していた5人に放射性物質が手足などに付着し被ばくという事故にビックリです。

昨夜の時点では鼻腔(びくう)から最大24ベクレルが検出されたとして、事故の大きさが問題視されていないことで気になりました。これはセシウムではなくプルトニウム239などで、今日になって原子力機構は50代の職員1人の肺から2万2000ベクレルの高い放射性物質が検出と発表で、内部被ばく国内最悪の前例のない事故で、核と人間が共存できないことを痛感です。

今日は朝から梅雨入りかと思うどんより天気です。昨夕の頚城の山々は猫の背を思わせる残雪の雨飾山、姫川堤防沿いの桜並木と一カ月ほど前に田植えをした近郊の田んぼの色合いが鮮やかです。自然界の“緑”といっても様ざまで、毎日少しずつ変化していることを感じます。

先日の強風で倒れた隣りの花壇のバラたちは、その後また次々と花を咲かせており、その生命力に目を見張ります。

「共謀罪」法案の問題点を何度も書き綴ってきましたが、今国会の会期末18日までに数の力で法案を成立させたい政府与党です。民主主義の根幹を支える“内心の自由”を侵害する法案を、議論が深まる前に成立させてよいのか憲法の理念に照らしながら、国民を愚弄し政治を私物化し続けるアベ政権に呆れ果てるばかりです。

また新潟県知事のブログ『米山隆一の10年先のために』でも、政権政党にすり寄る維新の会議員の危うさが伝わってきました。維新・足立議員の発言は看過されるべきものではない ~自由の危機に際して~

すり寄るといえば、4月の改選後の糸魚川市議会の会派構成が巷の話題の一つになっています。初の定例議会が来週12日から開会されますので、随時書き込んでゆきたいと思います。


ウソで逃げるアベ政権とシベリア抑留者

2017年06月05日 | 日々思うこと

第二次世界大戦末期の1945年に旧満州(現中国東北部)でソ連軍に捕まり、シベリアで抑留された日本人男性がロシアで生存していることが新たに判明です。抑留者のほとんどは56年12月までに日本へ帰還でしたが、外務省の資料によると約1000人がソ連に留まったとされています。

その北海道出身の89歳の男性が初めて日本メディアの取材に応じ、「あと2カ月で90歳になってしまう。時間は残されていない。死ぬまでにもう一度日本をこの目で見たい」と話していることが伝わりました。戦後72年間も生き抜いてきた抑留男性の願いを政府間の話し合いで叶えてあげてと願わずにはいられません。

写真は先日の強風で倒れかけたつるバラ、こちらは以前隣りの畑の塀沿いにあったもので、場所を変えながら通算30年以上も風雪に耐えて生き抜いています。

そしてシベリア抑留といえば故人となった村山常雄さんを思い出します。私の叔父(父の弟)も村山さんの手がけた抑留者名簿で消息が分かりましたが、生き抜いて帰国することができずシベリアの大地で眠る叔父です。いま村山さんがお元気ならば「まだ戦争処理は終わっていない、平和を守れ!」と叫ぶことでしょう。

ところで今日の衆院決算行政監視委員会、加計学園問題で文部科学省に「官邸の最高レベルが言っている」と伝えたとされる内閣府文書が、文科省内の職員でメールが共有されていたことが判明です。松野文科相は野党の再調査要求を拒否ですが、もうここまで来ると前事務次官の前川氏の証人喚問で真実を明らかにするしかないはずですが・・・。

またアベ首相の友人でもある同学園理事長が、2013年5月の首相のミャンマー訪問の際に政府専用機に同乗していたことも明らかになっています。ウソで塗り固め逃げ惑うアベ政権、国民への説明責任も拒否の肌寒い終日です。

※1日付け、カフェ「びんのかけら」の見事なバラ、上越の娘から“盗撮”と言われてしまい近日中にお侘びに出かけようと思います。


危険なフッ素に頼らないむし歯予防と

2017年06月04日 | 食べもの・健康

2日朝、深夜からの突風で隣りの花壇のバラのオべリクスが倒れてしまいました。お昼休みに帰宅した娘に手伝ってもらい応急処理ですが、身体が吹っ飛ばされそうな強風で作業がうまくいかず、結局重いブロックで支えて一件落着。

3日土曜日、午後から上越文化会館で「上越九条の会」主催の毎日新聞新潟支局長の東海林(とうかいりん)智さんの講演会があり、出かける予定でしたが前日の力仕事もあってか悪寒が続き、気力消失で参加を見合わせることにしました。

4日日曜日、お昼近くに晴れて体調も回復したので庭に出て、草木の剪定や花の植え替えなどのガーデニングに集中し、夕方6時のチャイムで仕事をやめ家に入りました。

6月4日といえば1989年中国天安門事件の日で、あれから28年の時が流れて世界第二の経済大国になった中国は今も言論統制が続いています。日本のメディアから現地の追悼集会などはあまり報じられることがありませんが、北京天安門広場からの映像を未だに忘れることができません。

そして4日からは“歯の衛生週間”、『食べもの通信』6月号では“問題の多い子どものフッ素うがい”の最新情報を取り上げています。近年減少傾向のむし歯よりも急増する歯周病、40歳以上では80%の人が歯周病を持ち、がんや認知症にも関係する代表的な炎症疾患です。

フッ素うがいには劇薬フッ化ナトリウムが使用されており、お茶に含まれる天然のフッ素とはまったく違うもので、むし歯予防は歯垢除去と甘味制限が基本です。今年3月からフッ素入り歯磨き剤は、従来の1000ppmの含有から1500ppmの製品が許可されるなど、日常生活の総フッ素摂取量が増加し、幼少時からフッ素に依存する危険性を取り上げています。

また6月号の巻頭インタビューは映像作家の鎌仲ひとみさんで、「被ばくから子どもたちを守る」と福島原発事故にふれ、日本政府は「終息したことにしようとしている。人間の命より経済を優先・・・」と、原発再稼働やいい加減な避難計画を批判です。

5月号の特集はキャベツで、がん予防効果トップで毎日食べて“健康パワー”アップです。巻きがゆるめのキャベツの高い抗酸化力や乳酸キャベツを取り上げています。http://www.tabemonotuushin.co.jp/


水無月の花たちと不思議な政権

2017年06月01日 | 日々思うこと

今日から水無月6月、四季折々の花たちが次々と咲き出して、梅雨入りには少し早い凌ぎやすい季節です。昨日は上越市まで所用で出かけ、帰り道に山麓線のカフェ「びんのかけら」へ、丹精込めたバラに見とれて時間がないのでお店に入らず道路から写真を一枚、失礼・・・。

帰宅後の夜はスゴイ雨とともに雷も鳴り出し、バシッ!ピカッ!で近くに落雷ではと案じるひと時です。政治の世界も一寸先は闇ですが、前川氏の退任時の「挨拶メール」が拡散され、コメントをお寄せいただくなど反響の大きさに驚いています。

驚くといえば、時事ドットコムの「首相動静」からピックアップしている『総理!今夜もごちそう様!』https://twitter.com/today_gochisou時どき覗いていますが、どうもアベ首相は“ごちそう”をいただきながら国政を決めているようですね。

私にとっていつも癒される四季折々の花たちも“ごちそう”の一つです。4年ほど前の母の日に上の娘から、ピエール・ドゥ・ロンサールという鉢植えのバラのプレゼントで、花が終わってから娘家族が新築した家の駐車場横の細長い花壇に植え替えたところ日当たりがよいことですくすくと成長です。

直ぐ横には京成バラ園の四季咲きのハイランド、こちらも見事で道行く人たちを楽しませてくれます。

ところで河野洋平元衆院議長が31日、アベ首相が憲法改正に意欲を示したことで、「安倍という不思議な政権」と呼び捨てにし「理解のしようもない、自民党は改憲党ではない」と猛批判、自民党にはまだこんな良識な人がいたのかと・・・。

また菅 直人元首相もTwitterで「安倍総理は独裁者になったつもりか。親しい人に経済的便宜提供だけでなく、親しいジャーナリストの強姦事件のもみ消し疑惑まで出ている。更に、自分に反抗する元官僚には個人的スキャンダルまでマスコミに流し、社会的抹殺を図る。秘密警察を駆使し、政敵を倒したスターリンやヒットラーを思い出す」と・・・。

とにかく“やりたい放題”のアベ政権ですが、支持率がそれほど下がらぬ不思議な政権であることは言うまでもありません。そんなことで6月もまた、「共謀罪」のことなどの書き込みが続く気配で、お寄せいただくコメント・メールに対応できず恐縮の昨今です。