すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

「ゆがんだ行政を正す」という“国会の自殺”

2017年06月19日 | 日々思うこと

通常国会が閉会した翌19日夕方、アベ首相は記者会見で「建設的議論から大きくかけ離れた批判の応酬に終始し深く反省・・・」と言いながらも、野党の追及を「印象操作のような議論」と批判です。そして国家戦略特区を利用した加計学園獣医学部新設自体は「時代のニーズに応える規制改革は行政をゆがめるのではなく、ゆがんだ行政を正すものだ」と重ねて正当性を強調です。

夜のNHKクローズアップ現代は「波紋広がる“特区選定”~独占入手 加計学園“新文書”~」で、時が時だけにNHK社会部の大スクープで、NHKはアベチャンネルと思っていただけにジャーナリスト魂が伝わってきました。規制の岩盤にドリルで穴を開ける「加計あきり」で、アベ・カンに続く萩生田官房副長官、政治家にウソはつき物のまるで悪代官のようです。

20日のクローズアップ現代は「プルトニウム被ばく事故 ~ずさんな管理はなぜ?~」の放送予定で、こちらも必見です。また番組では「透明性」という言葉が何度も使われていましたが、毎年真っ赤に咲く鉢植えのバラ、今年は色がピンク色に変わり透き通るような花びらです。

18日付け東京新聞社説は「立法府の危機を憂う」とし、「共謀罪」法案審議には慎重を期して、懸念が解消されない限り、廃案にすることも国会には必要・・・、印象に残ったのは安倍晋三首相の「一強」の下、政府の言い分に唯々諾々と従う、下請け機関のような国会の姿で、三権分立は骨抜きになります。」と・・・。

同日の「本音のコラム」では、山口二郎法政大学教授が「強行採決に賛成した政党はさっさと大政翼賛会に名前を変えればよい」と言い切っています。


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