すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

TPP“黒塗り”資料と限りあるいのちと桜

2016年04月05日 | 日々思うこと

昨日は“花冷え”の雨降りで、開花した桜の花も少し寒そうです。今日は青空の中をあちこちへ出かけると、八久保郵便局前の公園の桜は満開です。枝振りのよい老木は人が両手を広げているようで、公園の周りには提灯が飾られています。

田海地区の総合福祉会館「ふれあい」駐車場の隅っこにある煉瓦造りの古き校門が目にとまりました。ここは明治34年(1901年)田海尋常小学校の跡地で、昭和38年に田沢小学校が創立されるまでの60余年、多くの卒業生を送り出してきたことが建碑に刻まれていました。

その後、合併前の町立田海保育所から現在の障がい者作業所なども入る総合福祉会館となりました。旧校庭のほとんどの桜は朽ちたり伐採されましたが、この煉瓦造りの校門は当時のままで115年もの間、行き交う人たちを見守っているかのようです。

ところで本日の衆院特別委員会では、TPP(環太平洋経済連携協定)の承認案と関連法案の審議です。驚くことに民進党が求めていた政府の交渉資料が全て黒塗りで、時代がタイムスリップしたかのような国会運営です。

そして今日は人も桜もいのちの時間に限りあることを感じながら、旧青海町元教育長Kさんのお通夜に出かけました。多くの弔問者が市内のセレモニーホールに集まり故人を偲びました。Kさんと最後にお会いしたのは昨年12月、上越市での「原発再稼働を考える集い」で、療養中で杖をつきながらご夫婦で参加をしてくださいました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。