すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

眩しい新緑とタックスヘイブンと

2016年04月27日 | 日々思うこと

昨日は「9条の会」の役員会があり、4月は何かと会議が続きます。今日は新緑が眩しい中を上越市へ、急に孫の子守りをすることになり車を走らせました。夕方には急いで帰宅し、7時からの会議に出席というあわただしさです。

スズランとカン違いをしてお騒がわせの「スノーフレーク」、雑草の中でたくましく育ち可憐な花を咲かせていた花も終わりです。有毒植物ならではの繁殖力で、かなり広範囲で見ることができました。

広範囲といえば世界を揺るがす膨大なデータの「パナマ文書」により、タックスヘイブン(租税回避地)で会社を設立し課税を逃れる“脱法行為”の実態が明らかになったきました。国境を超える世界の富裕層はタックスヘイブンを利用し、複雑な節税スキームを駆使して税務当局の目を逃れていることに注視です。

今夜のNHKクローズアップ現代では、タックスヘイブン自体は違法ではないとしながら、一般的には資産隠しとも見なされていることを取り上げていました。同じく今夜のテレ朝、報道ステーションでも宇都宮健児弁護士が、タックスヘイブンの利用実態について語っており、租税回避は道義上・倫理上でも問題であることを指摘です。

また国際調査報道ジャーナリスト連合では、「パナマ文書」に記載されている21万件あまりの法人名と、37万人にも及ぶ株主や役員の名前を、日本時間の来月10日に公表することを明らかにしました。世界各国の指導者や有名スポーツ選手、日本の企業でも少なくとも270社といわれ租税回避への批判が高まっている中で、来月開かれるG7=主要7カ国財務相・中央銀行総裁会議でも議題になる見通しです。

愛犬との散歩でいつも楽しませてもらっているご近所の畑ですが、その隅に牡丹の花が咲き出しました。租税回避か節税かの見極めと同じく、牡丹と芍薬との違いがよく分からないのですが、葉っぱで見る限りこれは牡丹ではと眺める新緑の眩しい昨今です。