すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

「止めよう戦争への道!取り戻そう立憲主義!」

2016年04月11日 | 日々思うこと

昨10日は“糸魚川けんか祭り”の中をマイクロバスに乗っての新潟市へ、「第6回 立憲主義と憲法を守る新潟県民の集い」が県民会館で開催されることで出かけました。県民会館周辺の桜は満開を過ぎ、日曜日とあって大勢の花見客で賑わっています。

新潟県民会館は1964年に発生した新潟地震で全国から集まった義援金や復興支援金を元にして建設され、1967年に開館した県内最大収容1730席の大ホールです。この日は県内各地からの大勢の参加者で大ホールが埋め尽くされ、私は上越9条の会の友人と合流し前から5列目に座ることができました。

開会前のオープニングで、新潟市の親子劇場によるコカリナ演奏です。コカリナ奏者の黒坂黒太郎さんの指導の歴史あるグループで、年齢の幅の広さとやさしい音色がステージから伝わってきました。

講師は弁護士の伊藤真さんで、『今こそ「憲法の力をつけよう!~わが国を戦争する国にしないために』の演題です。伊藤さんは先ず、戦争法の成立を受けて「ピンチをチャンス」にと日本国憲法の理念と基本原理を話されました。続いて「戦争とプロパガンダ」とアベ首相、「わが闘争」のヒトラーとを重ねながら、戦争へと進んだヘルマン・ゲーリング元帥の巧みな言葉を紹介です。

さらに交戦権と集団的自衛、憲法改正に向けた自民党の改憲草案により、どんな国に変わろうとしているのか、国民の生活への影響などを具体的に話されました。最後に「明日の日本は今の私たちが創る」と、憲法の理想に現実を近づけることこそ必要であると述べ、聴衆を納得させる有意義な集いでした。

今朝は昨日とは打って変わり気温3度の寒さで、周辺の山々はまた白くなっています。昨日の車中で、糸魚川高校から北陸自動車道の高架下までの枝垂桜がきれいだと勧められたので昼過ぎに出かけてみました。海川の堤防沿いの長さにして400メートル程でしょうか、植樹してまだ若い枝垂桜ですが見事な景観です。

そして今日は被爆地広島市で開催の先進7カ国(G7)外相会合で、核軍縮・不拡散に向けた「広島宣言」が発表されました。2015年1月時点で世界には約1万5800発の核弾頭が存在し、このうち約90%をアメリカ・ロシアが保有し、中国は14年から10発増えて260発、北朝鮮は6~8発を保有です。進まぬ核軍縮と“核なき世界への道”、伊藤真さんの講演とを重ねる肌寒い終日です。


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