すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

私もたゆまず、ブレずに“エイジレス・ライフ”

2015年07月09日 | 日々思うこと

今日も朝から曇り空で、かかりつけの歯科医院へ定期検診に・・・。梅雨の時期というのに、1級河川“暴れ川”の姫川は水量が少なく珍しい光景です。巷ではフェイスブックにご熱心な米田市長のことが話題になって、ご自身のお気に入りの議員を含む人たちには「いいね!」を繰り返していることが問題のようですね。憲法で保障されている「言論の自由だ!」と反論されるでしょうが、私も5日付けブログで、市長がフェイスブックに向き合うことを全否定した訳ではありません。ただ行政トップの「いいね!」ですから市民にとっては微妙で、その上、市職員へ与える影響も大きく、さらにその平等・公正性や偏ったアンテナでは市全体も傾いてしまい、憲法や“9条アレルギー”へとつながってしまいます。

また安倍首相のネット好きは有名で、それもネット右翼のサイトが大の好みだそうで、そんなところばかりを見ているから同化してヒトラーのようなあんな表情になってしまうのかもしれませんね。とにかく百田尚樹氏と意気投合して共著まで出すほどの仲良しですから、憲法学者や国民の声が聞こえない“裸の王様”です。

ご近所の家のムクゲの花を今季初めてお目にかかり、蕾がいっぱい着いているので毎日が楽しみです。夏の暑さにも負けずにたゆまなく咲く一日花のムクゲは、韓国の国花ということで「キライ!」という偏見人もいるようですが・・・。

このところ拙いブログもアクセスが増え、より緊張感を持ってこの一週間たゆまずに書き込んできたので、不思議に思っている方もいるようですね。そんな中で3日前、大阪府枚方市にお住まいで、月刊『食べもの通信』編集の家庭栄養研究会顧問の山崎万里さん(日本綜合医学会食養指導士)からとても嬉しいメールが届きました。PC「受信ボックス」において置くのももったいないので貼り付けることにします。

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長い間の市民派市会議員、お疲れ様でした。

新ブログの“すずきせいこの「日々雑感」”を見ました。
「政治と暮らし、孫のことから平和、原発問題まで“本音でしなやかに”」
の前書き通りの元市会議員の筋金としなやかさにあふれた楽しいブログですね。
季節の花々の写真、自作の陶器の写真もすばらしく心癒されます。
教科書問題での市役所行きなどバッジをはずしてからもなかなか忙しそうですね。
たのしく、しなやかに、ぶれない目線のブログに目がはなせなくて6月半ばまで読み返しましたが、今日はここまで。
朝食をすませてから、100才の母に、鉢植えの“ねじり花”が咲いたので届けに行きます。

山崎万里

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100才のお母さまとは自然食料理研究家の丸山光代さんで、97才の時に内閣府より「エイジレス・ライフ賞」が贈られました。この賞は「年齢にとらわれず、自らの責任と能力において自由で生き生きとした生活を送る」という方に贈られるもので、全国のおおむね65歳以上の方が対象だそうです。そしてお父さまは森永ヒ素ミルク中毒事件にも関わられた元大阪大学医学部教授の丸山博さんで、1996年に86才で亡くなられました。この時のお母さまの年齢はは81才で、「さあこれからが私の人生・・・」と話していることを万里さんからお聞きして驚いたことを思い出します。私もたゆまずブレることなく、そしてしなやかに“エイジレス・ライフ”をと思います。

そして今日は俳人で95才の金子 兜太(かねこ とうた)さんが書かれた「アベ政治を許さない」メッセージを、全国で一斉に18日午後1時に掲げる行動を知りました。作家の瀬戸内寂聴さんや澤地久枝さん、大学教授ら110人超が呼び掛け人となり、安全保障関連法案の成立を目指す安倍政権に反対し、主権者一人ひとりの抗議の意思をいっせいに示そうというものです。セブンイレブン」のネットプリントで印刷できます。予約番号56685099 A3白黒 プリント有効期限 2015/07/12 (1枚20円)https://sites.google.com/site/hisaesawachi/


平和憲法に守られての暮らしと食べもの

2015年07月08日 | 日々思うこと

曇り空の中、上越市三和区の陶芸教室の先生の工房まで、下の娘と孫も一緒に行くことになりました。先ずは「 だいにちスローライフビレッジ」内の「大戸屋ごはん処」で昼食を済ませて、施設内の農産物直売所で野菜と花を求めました。ここはJAあるるん畑と同じく近郊の農家の人たちが出荷し、鮮度もよく時どき立ち寄っています。

今日はキュウリと十全ナスとインゲン、そしてきれいな紅花3本、これで600円程のお安さです。いつも生産者の名前が明記してある時は女性生産者の野菜を選ぶようにし、今日も女性が生産した袋を選びました。袋には「四季菜の郷利用組合」と、なんとも素敵なネーミングで、住所がこれまた「上越市吉川区杜氏の郷」と・・・、こんなきれいな名称の所があるのですね。

夕方、帰途に着く頃には本格的な雨になりました。毎週水曜日の夕食は、孫たちのサッカー教室で我が家で一緒に食べることでいつもあわただしいのですが、今日は3年生の学年PTAとあってママがお休みなので夕食の準備はパスです。その親子活動では笹ずしに挑戦で、折りしも日曜日に行われた「糸魚川笹ずしグランプリ」で2連覇の根知地区「くびるの会」のリーダー小田島みわ子さんが来てくださったそうで、家に着くと孫は「今までで一番おいしい笹ずしだったよ」と笑顔です。そして戦後70年、憲法で人間らしい生活と人権が保障された平和な社会で飢えることもなく、美味しいものをいただけることに感謝です。

このところ、2020年東京五輪・パラリンピックの主会場の新国立競技場の建設について目が離せず、夜のNHKクローズアップ現代「“迷走” 新国立競技場」を聴き入りました。3年前にイラク人女性建築家の斬新なデザインが採用され、この段階では1300億円でした。その後、総工費については、発注主体である日本スポーツ振興センター、設計会社、ゼネコンなどの間で様々な数字が飛び交い、先月ようやく総工費が2520億円とする計画の見直し案がまとめられ、7日の有識者会議で総工費が了承されました。さらに総工費は増えるそうで、どうしてこんなに巨額になったのか、番組から関係者らの責任のなすり合いが伝わり、集団的自衛権の行使と重ね合わせてしまう肌寒い夜です。

今朝の愛犬との散歩で、昨日の写真の花はやはり釣り船草であることを確認です。西陽も当たる場所だけに家の人も驚くほどの生育で、種を少し分けて頂くことになりました。 


安保関連法案、説明不十分のままでいいの!?

2015年07月07日 | 日々思うこと

愛犬との散歩コースで、ある家の庭先に釣り船草によく似ている花を見つけ今朝写真を撮って来ました。釣り船草は野山の湿地で自生する花で、こんなに海岸に近いところで育たないと思っていたのですが、間違っているかもしれないので今度、家の人に聞いてみようと思います。ところで花の名前が分からないときは花ばかりに集中しないで、葉っぱで観察するのも一考のようですね。では安保関連法案について、政府・自民党の説明がよく分からない時はどうしたらよいのでしょうか。

京都嵯峨芸術大学の竹中らんこさんの「いつでもどこでも切れ目なく アメリカの戦争に参戦」のマンガが手に届きました。これは新日本婦人の会中央本部が作成したA4版のチラシで、裏面は「平和・安全の名で自衛隊がこんなことまで!」と、自衛隊派兵が地球規模で拡大することや後方支援の名のもとで武器や弾薬提供も可能になること分かりやすく描かれています。先日の土曜日、姫川港に海上自衛隊多用途支援艦が入港したとき、上の孫に「日本は旗を振るだけじゃないの?」と言われて、うまく説明ができなかったので今度はこのイラストでと・・・。

ところで昨年7月の閣議決定後の安倍首相の記者会見で、「赤ちゃんを抱いた母親」のイラスト入りパネルが間違いだったのではないかと、3日の衆院平和安全法制特別委員会で民主党の後藤祐一議員から追求されました。これは集団的自衛権の必要性を訴えるため首相の肝いりで作られたパネルですが、「新3要件」があいまいで言い訳上手の安倍首相には呆れてしまいました。当時いち早く、パネルの事例のイラストの間違いを知り合いの弁護士らが指摘していましたが、さて真に受けた国民はどうするのでしょうか。

今日は午後から「九条の会糸魚川」の世話人会で、糸魚川地区公民館へと急ぎました。新しくなった公民館の各階の研修室はいつもカルチャー講座でにぎわっており、帰り際に陶芸教室のメンバーYさんにお会いしました。日中とあって利用者はほとんどが年金生活者の人たちで、平和であればこそと再認識しながらの帰途です。そして九州電力川内原発1号機、原子炉に核燃料を装着という再稼動への最終段階ニュースに、フクイチを忘れたこの国はいったいどうなってゆくのかと気分はブルーです。

そんな中で夕方、「gooブログ・1年前の記事」が届きました。昨年5月11日に亡くなった能生地区の村山常雄さんのことを書き込んでいました。70歳からパソコンに向かってシベリア抑留者死亡者名簿を打ち続け、「絶対に戦争をしてはいけない、戦争の仲間にならない、巻き込まれてもいけない」と訴え続けた故人を思い浮かべながら、このままではいけないと元気をいただく終日です。


「戦争法案」強行採決と公務員の憲法9条アレルギー

2015年07月06日 | 日々思うこと

一週間のスタートは朝からどんより雲で、このところの安保関連法案の審議中継やTV番組を視聴する度に私もどんよりと気持ちが重くなっています。政府・与党は安保関連法案を丁寧に説明する方針でしたが、毎日新聞の世論調査(4・5日)では国民の8割以上が説明が「不十分だ」とし、第2次安倍内閣発足後初めて支持率と不支持率が逆転です。

そして本日の安倍首相、「政権与党におごりや油断が生じれば、国民の信頼は一瞬にして失われ、政策実現にまい進することにより、国民の皆様の負託に応えていきたい」と・・・。多くの憲法学者をまったくの無視で、平和外交への努力政策も見えません。戦争は人を狂わせるとはこのことで、今まさに戦時中にあるかのごとく安倍政権は狂ってしまい、この15日にも衆院特別委員会で強行採決し、その後は衆院本会議で可決という動きに身震いです。

ジワジワと戦争への足音が教科書検定からも伝わりますが、自民党の文部科学部会は2日、選挙権年齢を「18歳以上」に引き下げる改正公職選挙法の成立で、学校教育のあり方をまとめました。公立学校の教員の政治的行為の制限を強化し、違反には罰則を科すための公務員特例法の改正を盛り込んで、今月中に政府に提言する方針です。“教育は国の根幹”、かってのナチスがどのようにして全体主義(ファシズム)をつくりあげていったのか、日本も今その方向へ進んでいることをどれだけの人が感知しているでしょうか。

ご近所の畑のヒマワリの花がいつの間にか咲き出しています。ヒマワリのバッチを着ける多くの弁護士も安全保障関連法案には反対です。

「九条の会糸魚川」は結成10周年にあたり、弁護士の平山知子さんを講師に記念講演会を開催します。

日時:7月26日(日)午後1時30分~4時

会場:糸魚川地区公民館3階大ホール(糸魚川市横町1-14-2)

演題「女性も男性も人間らしく豊かに生きる~日本国憲法って素晴らしい!~」

講師:平山知子さん(東京大学法学部卒業 1966年弁護士登録 2004年に東京新宿区に「あかしあ法律事務所」開設 元日弁連「両性平等に関する委員会」委員長)

広く市民に伝えたく糸魚川市“おしらせ版”への掲載をお願いをしましたが、「市の後援でないので」と断られました。後援となると市はこれまで憲法や“9条アレルギー”で、「9条の会」を出さずに実行委員会ならばOKという何だかお笑いの世界のような事例があります。

ちなみに平成19年6月28日の糸魚川市平和都市宣言」では、「市民とともに平和と安全を求める誓いを新たにし、核兵器の廃絶と戦争のない真の恒久平和を願い、ここに平和都市を宣言します。」と・・・。 戦後70年、大半の人たちは生まれた時から平和な社会で育ち今日に至りましたが、これは平和憲法があればこそであることは誰もが周知していることです。憲法を遵守すべき公務員も地方から崩れていることを痛感で、「平和都市宣言」の糸魚川市で市民とともに戦後70年目の行事などがどこにも見当たらないのはなぜでしょうか。


Nスペの自民党副総裁と「制服向上委員会」と花壇と・・・

2015年07月05日 | 日々思うこと

昨夜のNHKスペシャルでの自民党の高村正彦副総裁、国民の理解が十分得られなくても採決に踏み切る考えを示唆していたことが気になりました。高村氏はPKO協力法に関して、「3国会を経たが、それで理解が進んだかというとそうではない。多くの憲法学者も反対していた」と成立当時の安全保障政策の事例を述べ、さらに憲法9条にふれながら社民党や共産党は自衛隊を合憲と認めてきたではないかと開き直りです。自衛隊を合憲と認めたからといって“何でも有り”なのかと番組で気分はブルーの終日でした。その「安全保障関連法案に反対する学者の会」、3日現在でアピール賛同者(学者・研究者)は8千人を超えました。http://anti-security-related-bill.jp/

そんな気分が吹っ飛ぶようなアイドルグループの歌を知りました。「制服向上委員会」というグループで、去る6月13日に神奈川県大和市で開催した「憲法九条やまとの会」主催のイベント『若者と国家-自分で考える集団的自衛権』に参加し、その時に歌った自民党を批判する替え歌がニュースとなり知名度アップです。そしてこの集会に一度後援を承認した市と教育委員会は、自民党市議が横やりを入れたことで後援を取り消したそうで、こんな事例はよくあることです。

その渦中にいる制服向上委員会の「♪大きな古時計」の替え歌、「♪大きな態度の安倍総理 おじいさんと同じ♪」という曲が、いま何かと物議をかもし出しています。デビューは1992年の“アイドル冬の時代”のど真ん中で、メンバーは変わりながら2011年には脱原発ソング「ダッ!ダッ!脱・原発の歌」を、2012年には民主党政権批判の「野田・悪魔・TPP」を発表していますから、これは一口に左派アイドルともいえないようですが・・・。

上の写真は須沢地区の八千川公園で、地区公民館役員の手で今年も花がいっぱい植えられました。下はいま子どもたちに人気の臨海公園、その隅っこにある花壇には何年ぶりかでサルビアの苗などが植えられました。ここの公園の花壇は長年放置されて草ボウボウで、愛犬との散歩時に雑草を抜いて水仙の球根を植えたりしていましたが手に負えず、この春先に青海事務所へしっかり管理をとお願いしてきただけに目を細めています。

ところで市内には管理不行き届きの花壇や公園がいたる所にあり、市道八久保中脇線沿いのハマナスロードもその一つです。3ヵ年にわたり何百万円ものお金をかけて整備した16ヶ所の小さな花壇、今では恥ずかしいほど雑草花壇と化してハマナスの花を見ることはありません。「警告・不法投棄」の看板だけが空しく、市民の血税を使いながらのお役所のいい加減さを垣間見る昨今で、毎日フェイスブックにご熱中の米田市長さん「何とかして!」と警告の思いです。


海上自衛隊艦艇の姫川港入港と自衛隊の活動拡大と憲法

2015年07月04日 | 日々思うこと

このところの土日曜日は孫たちのサッカーの試合が続き、朝早くから上越市柿崎や妙高市へと母子で出かけています。今日は上越市頚城で1年生の孫の試合があり、上の孫は行かずに私と一日留守番です。

昨日、姫川港に海上自衛隊多用途支援艦「ひうち」が入港し、土日曜日に一般公開です。3年生の孫に戦争のことを伝えるよい機会で、ヤマハ音楽教室の帰り道に立ち寄ることにしました。先ず港の東側から眺め、日本は70年間もどこの国とも戦争をしてこなかったことや、憲法(国の決まり)のことを話しました。安倍さんはいま、戦争ができるようにしていると話すと「どうして?」と問い返す孫に、「アメリカが戦争をしている時に日本も応援をしなければ・・・」と言うと、「その応援は旗を振るだけじゃないの?」と会話は続きました。

遠くには大勢の人だかりで白いテントも張られて歓迎の様子で、大半の人は「カッコいい」と思って見学に来るのでしょうか、孫は見たくないというので港をぐるっと回って帰りました。そういえば以前、市議会の港湾交通特別委員会で京都府舞鶴市を訪れたとき、舞鶴湾では自衛隊の様々な艦艇を見ることができ、その異様な光景に時代錯誤を感じたことを思い出します。

 

上の写真はWikipediaからお借りした舞鶴東港に所在する海上自衛隊北吸桟橋です。いつもこのような光景を見慣れていると、人は違和感を感じることもなく戦争への感覚が麻痺してくるのかもしれません。

そして今夜のHNKスペシャルは「与野党代表に問う 自衛隊の活動拡大と憲法」で、10党の代表がスタジオに緊急集結し、様々な論点について徹底討論です。戦後70年という節目を迎えた日本、安全保障環境が変化する中で法案をどう考えるか、自衛隊の活動を大幅に拡大する今回の法案が、そもそも憲法のもとで許されるのか、1時間半を視聴です。

出演の顔ぶれの中で自民党高村副総裁、この人が一番「国民の命と暮らし」を考えているとは思えない非人間的な表情で、“60日ルール”ではなく時間をかけて審議せよと叫びたくなる番組でした。


違憲・合憲の衆院特別委員会「参考人質疑」

2015年07月02日 | 日々思うこと

今日は夏至から数えて11日目の半夏生(はんげしょう)で、ドクダミ科の半夏生の白い花を街なかで見かけることはありません。昨日訪れた相馬御風宅に飾られている花々はすべて野山や庭先のもので、お部屋に花があることで雰囲気が変わり、なんだか御風さんも喜んでいるいるように思えました。県史跡に指定されている相馬御風宅はJR糸魚川駅から直ぐ近くで、遠くからの訪問者が多いことが伝わりました。

玄関先にあった額アジサイが珍しかったのでMさんから一枝いただいて帰りましたが、よく見るとガクといわれる部分がバラの花のようです。

 

ところで昨夜はニュース番組で衆議院平和安全特別委員会「参考人質疑」を垣間見たので、今日はYouTuveで視聴することに、それぞれの参考人の意見に耳を傾けました。安倍政権の閣議決定を支持する小川氏と折木氏はともかく、伊勢崎氏に「なるほど」とうなづき、鳥越氏と柳澤氏にまったく同感で、特に柳澤氏の説得力のある主張は見過ごせません。

参考人
伊勢崎賢治(東京外国語大学大学院教授)
小川和久(静岡県立大学特任教授)
折木良一(第三代統合幕僚長)
鳥越俊太郎(ジャーナリスト)
柳澤協二(国際地政学研究所理事長)

絶対多数の与党自民党、世論に支持されていない安全保障関連法案を数の力で成立させてよいのかと素朴な疑問が残ります。約1時間30分の動画が終わるとパソコンは自動的に去る6月22日の衆院特別委員会「参考人質疑」になり、こちらの方の違憲・合憲論にも耳を傾けることにしました。元内閣法制局長官のお二人のこれまでの実務からの意見の重さと、それに引き換え安倍政権の軽さを感じました。

参考人

小林 節(慶應義塾大学名誉教授・弁護士)
阪田雅裕(弁護士、元内閣法制局長官)
西 修(駒澤大学名誉教授)
宮崎礼壹(法政大学法科大学院教授、元内閣法制局長官)
森本 敏(拓殖大学特任教授、元防衛大臣)

そんなことで長時間の視聴に少し疲れてしまいましたが、5月に一度咲いて剪定後にまた咲き出した鉢植えの深紅の“大沢のバラ”と孫たちに癒される一日です。


相馬御風宅の花々と教科書展示と

2015年07月01日 | 日々思うこと

昨夜は締め切りの原稿を送って一段落で、TVニュース番組に耳を傾けると例の「文化芸術懇話会」で講師の百田氏に「マスコミを懲らしめるには広告料収入がなくなるのが一番だ。文化人や民間人が不買運動、日本を危うくするマスコミは、とんでもないと経団連などに働き掛けてほしい」などと発言していた大西英男衆院議員(東京16区)が映し出されています。自民党執行部から厳重注意があったので謝罪会見かなあと思いきや、自らの発言についての正当性を訴え「問題があったとは思わない」と反論しているので驚きました。

この大西議員は昨年3月、衆議院総務委員会のNHK予算案審議で、NHKスペシャルの中で元外務省国際情報局局長の孫崎享氏の尖閣諸島の領有権問題に関する発言に、「こういうことが許されていいのかどうか」と圧力発言していました。自らの無知を棚に上げしてネトウヨ・レベルの自民党国会議員たちが今、公然と極右発言を繰り返していることで安倍政権の“正体見えたり”の思いです。

文月7月の初めの今日は上越の友人Fさんがやって来て、昼食をしながらの政治談議のひと時で、その後は市内の史跡、相馬御風宅へ案内です。彼女の叔母さまが毎月1回バタバタ茶をやっているというので急ぎましたが、おしゃべりに夢中になって3時を少し過ぎてしまい、バタバタ茶はすでに後片付けでした。

御風宅の玄関先に古い木臼が置かれ、アジサイなどの季節の花があしらわれているのが目に留まりました。アジサイは水揚げがあまりよくないのに長い枝を上手に・・・、「どなたが?」と伺うと知り合いの華道の先生のMさんでした。Mさんは3日に一度は御風宅のお花を生け変えているそうで、御風さんのコレクションの古鏡39枚が公開されていることもあって合わせての観賞です。

玄関を入って直ぐ左の小部屋のテーブルにはアジサイと青い実の蔓(サンキライ?)がさりげなく飾られています。奥座敷の縁側には野の花たちが古い土蔵を背に、自然体に生けられて花瓶の周りにはアケビの太い蔓らしきものを・・・、これもまた心にくい飾り方でした。そういえば10数年前に「きららホール」でコカリナ奏者の黒坂黒太郎さんのコンサートを開催した時に、ステージのお花をMさんに飾っていただいたことを思い出しました。山の古木や蔓などを見事に活かし、観客らも目を見張る演出効果でした。バタバタ茶は毎月第一水曜日3時までに行われているので来月を楽しみに、友人と別れてから市役所へと急ぎました。

市役所では1階ロビーで教科書展示をしているはずなのに陰も形も見当たりません。日にちを間違えたのかと2階の教育委員会でたずねると、今日から場所を変えて2階の研修室に移動したとのことです。ここの場所の方が落ち着いて閲覧ができると先ずは受け付けの名前を書くと、知り合いや教職OBらの名前がありました。来年度に中学校で使用される教科書の採択については8月までに決まるそうなので、その日程などを「こども教育課」へたずねましたが不明瞭で、明日もう一度問い合わせることにします。

ところで日本軍の「慰安婦」や南京虐殺事件、沖縄戦での「集団自決」に関する記述やジェンダーフリーなどについて、これまで執拗な攻撃をすすめてきた「新しい歴史教科書をつくる会」。その「新しい歴史教科書をつくる会」が編集した扶桑社出版の教科書の偏狭な思想に基づく主張や単純な誤りなどをほとんどそのままに受け継いでいる育鵬社と自由社の歴史と公民の問題の教科書は、「現在使用していない教科書」として部屋の隅の方に展示してありました。

集団的自衛権の行使容認を閣議決定してからまる一年、戦争への足音は国会での安保関連法案とともに、教科書採択からもジワジワと伝わってきます。再び同じ道を歩まないためにも目を逸らすことなく、しっかりと注視してゆきたいものです。