すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

海上自衛隊艦艇の姫川港入港と自衛隊の活動拡大と憲法

2015年07月04日 | 日々思うこと

このところの土日曜日は孫たちのサッカーの試合が続き、朝早くから上越市柿崎や妙高市へと母子で出かけています。今日は上越市頚城で1年生の孫の試合があり、上の孫は行かずに私と一日留守番です。

昨日、姫川港に海上自衛隊多用途支援艦「ひうち」が入港し、土日曜日に一般公開です。3年生の孫に戦争のことを伝えるよい機会で、ヤマハ音楽教室の帰り道に立ち寄ることにしました。先ず港の東側から眺め、日本は70年間もどこの国とも戦争をしてこなかったことや、憲法(国の決まり)のことを話しました。安倍さんはいま、戦争ができるようにしていると話すと「どうして?」と問い返す孫に、「アメリカが戦争をしている時に日本も応援をしなければ・・・」と言うと、「その応援は旗を振るだけじゃないの?」と会話は続きました。

遠くには大勢の人だかりで白いテントも張られて歓迎の様子で、大半の人は「カッコいい」と思って見学に来るのでしょうか、孫は見たくないというので港をぐるっと回って帰りました。そういえば以前、市議会の港湾交通特別委員会で京都府舞鶴市を訪れたとき、舞鶴湾では自衛隊の様々な艦艇を見ることができ、その異様な光景に時代錯誤を感じたことを思い出します。

 

上の写真はWikipediaからお借りした舞鶴東港に所在する海上自衛隊北吸桟橋です。いつもこのような光景を見慣れていると、人は違和感を感じることもなく戦争への感覚が麻痺してくるのかもしれません。

そして今夜のHNKスペシャルは「与野党代表に問う 自衛隊の活動拡大と憲法」で、10党の代表がスタジオに緊急集結し、様々な論点について徹底討論です。戦後70年という節目を迎えた日本、安全保障環境が変化する中で法案をどう考えるか、自衛隊の活動を大幅に拡大する今回の法案が、そもそも憲法のもとで許されるのか、1時間半を視聴です。

出演の顔ぶれの中で自民党高村副総裁、この人が一番「国民の命と暮らし」を考えているとは思えない非人間的な表情で、“60日ルール”ではなく時間をかけて審議せよと叫びたくなる番組でした。