すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

国会議事堂前へ・・・

2015年07月17日 | 日々思うこと

今朝は南風のフェーン現象の中を、『食べもの通信』編集の家庭栄養研究会の役員会で上京です。「国会正門前行動」の3日目なので会議が終わってから出向く予定でしたが、東京駅に着く頃には本格的な雨になり雨具を持って来なかったのであきらめていました。夕方には雨も止んで晴れてきたので、地下鉄半蔵門線で永田町へと急ぎました。

昨日は雨の中、国会前に延べ4万人の人たちが集まったことで永田町周辺は厳しい警備体制で、途中で何度か“検問”を受けましたが警備員の目は好意的です。そんなことで交通規制のため国会議事堂をぐるっと一回りして、やっと正門前に到着です。月刊『食べもの通信』や書類など約4キロの荷物を、駅にコインロッカーが見当たらないことで手に持ちながらの徒歩でかなりのエネルギーを消耗です。

まだ6時前というのに大勢の人たちが集まっており、憲法学者のリレートークに聞き入っています。驚くことの一つは、この「3日間連続行動」は学生ら有志の「SEALDs」(シールズ)の「自由と民主主義のための学生緊急行動」と、「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」が共同で主催したことです。特に「SEALDs」の自由で民主的な日本を守るための、学生による緊急アクションはSNSを利用した情報発信です。

「私たちは、この1年がこの国の行方を左右する非常に重要な期間であると認識しています。いまこそ、若い世代こそが政治の問題を真剣に考え、現実的なヴィジョンを打ち出さなければなりません。」と呼びかけている爽やかさも伝わってきます。そんなことで従来の組織団体の人たちよりも一般市民や若い世代の人たちが集まっていることで、安倍政権に憤りながらも少し明るい未来を垣間見る思いでした。

帰途は早めに丸の内線で東京駅へと急ぎましたが、途中の桜田門を横目にしてあの当時の青年らを重ねながら、霞ヶ関の法務省正門前を通ったときの警備員の鋭い威圧的な目が国会周辺とは対照的に感じました。この日は永田町駅から国会議事堂を一周し、霞ヶ関駅までざっと3キロ程の距離です。東京駅では北陸新幹線はくたか号に飛び乗りで自由席は満席、軽井沢まで立ち通しでかなりの疲労ですが、たくさんのエネルギーを受け取って帰りました。

ところで夜のニュース番組では本日の3日目の「国会前行動」はどこの局も報じていないようです。少し落ち着いてからパソコンに向かうと、たくさんのメールやコメントが届いていました。けんもちさま、みやまおだまきさま、コメントありがとうございます。26日の「9条の会糸魚川」記念講演の講師、平山知子弁護士からも当日のレジュメが届いていました。明日は午後から上越市民プラザで「福島ネットワーク」の集会です。