すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

富山の“おもてなしの心”とジョコビッチと中央公聴会と

2015年07月13日 | 日々思うこと

昨日の日曜日も朝からよい天気で、上越の娘家族と4人で久しぶりに富山市へ出かけました。お目当ての一つが北陸新幹線開業で新しくなった富山駅と、ショッピングセンター「きときと市場 ・とやマルシェ 」です。富山駅新幹線高架下に位置し、店舗面積が約1,300 ㎡の広さで59店舗が入り、富山名産のすべてが揃っており新幹線グッツの数の多さにも驚きました。

「きときと市場 ・とやマルシェ 」は富山らしい“おもてなしの心”を伝えることを意識したデザインで、コンセプトは「富山をおもちかえり」ということです。外装に木目調ルーバーを設置し、温かみのあるおもてなし空間を演出し、釘を使わずに木を組みつける伝統木工技術の「組子格子」や、富山県産杉の組杉格子を南側エントランスの意匠に用いて上質感と自然の素材感を打ち出しています。

また隣接する駅ナカには、高品質の卵にこだわる菓子工房「フェルヴェール富山駅店」が入っており、新幹線開業時の3月頃にTVで取り上げていたので一度行ってみたいお店でした。店内は思ったよりも狭く、内装デザインはあの九州の豪華クルーズトレインの「ななつ星」を手がけた方だそうです。おしゃれなお店で一休みをすると、窓越しに「立入禁止」の看板が目に留まり、何の工事かと注視すると雪が積もらないように歩道にヒーターを設置で、ここでも雪国の“おもてなしの心”が伝わってきました。 

富山から夕方の帰宅予定がかなり遅くなってしまいましたが、夜10時から深夜にかけて「ウィンブルドン2015 男子シングルス・決勝」を視聴です。テニスのラケットも手にしたことがない私が・・・、錦織 圭選手からの影響もあって、女子決勝戦も最後まで・・・。その錦織圭クンは13日に都内で記者会見し、ウィンブルドンで連覇を果たしたジョコビッチについて「強すぎる。ジョコビッチは一歩次元が違うところにいる」と・・・。そして月刊『食べもの通信』7月号で紹介したジョコビッチ著『ジョコビッチの生まれ変わる食事』三五館 出版)をやっと注文です。

今日は朝からの南風で糸魚川は午前中から30度を超す真夏日で、上越では38.5度の国内最高気温でした。午後からの室温が33度になって愛犬もダウン気味で、私も熱中症になってからでは大変と今季初めてエアコンを28度に設定です。

国会も安保関連法案の審議がヤマ場となって、今日は中央公聴会が行われました。安保法案の是非について5人の専門家の3人が「違憲」を主張でしたが、政府・与党は今週中の衆議院通過を目指して突き進んで行きそうな気配です。政治学者の山口二郎氏は、安倍首相の「戸締まりした家には泥棒が入らない」という例えについて、「戸締まりをしっかりするのが自衛力の整備です。しかし、門の外まで出張っていって悪者退治に加わることは、自宅の安全に資する行為ではない」と・・・。

また一昨年に亡くなった作家の山崎豊子さんの70年前、昭和20年に大阪大空襲の体験などを克明に綴った日記が見つかり、今夜のNHKニュースウオッチ9で取り上げていました。中国残留孤児やシベリア抑留をテーマにした「大地の子」や「不毛地帯」など、戦争の悲惨さや不条理を訴え続けた山崎さんの作品の原点をうかがわせ、空襲で自宅を失い泣き崩れたことが克明に書かれ、「人類の不幸は戦争から始まるものだ」と戦争を批判する記述が伝わりました。