すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

原発再稼働を問うた鹿児島県知事選と

2016年07月14日 | 地震・原発

参院選の陰で見えなかった鹿児島県知事選、元テレビ朝日コメンテーターの三反園訓氏(58)が現職を破り初当選です。川内原発再稼働の中で三反園氏は、「県民が主役の政治を進めていきたい」と訴えてきました。そして「熊本地震を受けて、原発をいったん停止して再点検・・・、安全性が確保されていない原発を動かすわけにはいかない。原発のない社会をつくるという方向にどう持っていくかがトップの役割・・・」と素晴らしい主張です。

一方、本日告示の都知事選、自民公明推薦の元岩手県知事の増田寛也氏は元建設官僚の世襲議員で、原賠機構で東電救済後に東京電力の社外取締役に就任でしたが、都知事選立候補のため先日辞任です。原発は「トイレなきマンション」とも言われ、増田氏はこの3月末まで、最終処分を検討してきた経産省の作業部会で使用済み核燃料最終処分場選定の委員長でした。

高レベル放射性廃棄物は、原発の使用済み核燃料を再処理した後に出るもので、国内に約1万7000トンあり、原発を動かせば増え続けるのは当然です。電力の大消費地の東京で原発問題を都民に問うてもよいのではと思いますが、不都合なことを国民に隠し続けるアベ首相と同類であることを見逃してはなりません。

九州熊本地方を襲った大地震から3ヶ月、避難生活者は4500人を超え復旧復興が進まない中で大雨による被害も続出で、今はメディアから忘れ去られたかのようです。今日も蒸し暑い一日で、夕方から雨が降り続いています。ご近所のゴーヤはいつの間にか塀の高さを超えて小さな黄色い花がいっぱいで、西日を遮る効果は抜群のようです。

今年も根知谷のブルーベリーが届いたのでジャム作りです。瓶をしっかりと煮沸しておくと保存期間が長く重宝です。また甘酒はエアコンや扇風機のない江戸時代には夏の飲み物で、疲れ気味の体には消化もよく栄養たっぷりなのでおすすめです。行きつけのスーパーで南魚沼市の八海醸造の麹だけで作られたものが置いてあるので求めています。

ところで「選挙では人がよく見えてくる」とよく言われる言葉ですが、今回の参院選でも良くも悪くもいろんなことが見え過ぎてしまいました。7月も早や半ばで少しずつ元のスローライフに戻って、晴れ間を見て台所でドカッと溜まった生ゴミの処理などに勤しみました。これまでコメントやいろんなご意見をお寄せいただきましたこと、ありがとうございました。