すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

平和行進と風化する創価学会の平和理念

2016年07月01日 | 日々思うこと

今日から7月、梅雨明けのような暑さになり午前中は布団を干したりで、午後からは「核廃絶を求める人なら誰でも参加できます。一歩でも二歩でも一緒に歩きましょう」という呼びかけで初めて国民平和大行進に参加です。糸魚川市役所前の亀ヶ丘公園で1時30分からの集会では、2007年6月に「平和都市宣言」を行った糸魚川市の副市長と副議長による代読メッセージがあり、核廃絶を願う平和への心は一つと感じました。

集会の後の2時から炎天下の中を、中央大通りを東へ1kほどの平和行進で2時半過ぎに解散です。この後は「非核平和宣言都市」の妙高市役所で上越三市が合流し、長野県へとバトンタッチです。写真では男性ばかりですが、30度近い気温とあって後ろの木陰には女性たちも大勢参加です。

女性たちといえば、28年前(1988年)に創価学会婦人平和委員会が作成した『まんが わたしたちの平和憲法』がネットでも話題になっています。当時の創価学会は平和憲法を高らかに掲げており、今日の自民党アベ政権を支える公明党の変容さが伝わってきます。 

折りしも昨日が最終日の糸魚川市議会6月定例会で、市民団体からの「安保法制の廃止を求める意見書の提出を求める請願書」は賛成少数で不採択となりました。請願に賛成の立場で討論に立った共産党新保議員に対して、公明党保坂議員が反対討論に立ち、安保法制の必要性や強行採決に至ったのは野党側の審議妨害であると論理展開です。さらに共産党新保議員を名指しで、共産党の歴史を振り返り矛盾を厳しく追求する一幕です。

本会議場で公明党保坂議員から共産党批判が展開されたことで、新保議員より発言の撤回を求める動議が出され、議長調停のために休憩に入りました。休憩後も調整はつかず、再調整のため再び休憩に入るなど、双方折り合わず波乱の最終日でした。この様子はケーブルTVや週明けの市議会HPで視聴することができますが、古畑浩一議員のブログ「徒然日記」でも詳細に書き込まれています。

ところで28年前に先輩らが作成した『わたしたちの平和憲法』を公明党党員らは、どのように解釈しているのでしょうか。閣議決定だけで憲法解釈を変える連立政権ですが、ふと公明党の歴史を振り返りその矛盾を平和行進の日に考えてしまいました。このジュニア版「平和への願いをこめて」が下記サイトで見ることができ、まるで「9条の会」が作成したように感じ、風化した創価学会の平和理念を残念に思う7月のはじめです。

http://seoul-life.blog.jp/archives/62149212.html