すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

原発はいらない!“自然と人間の共生”

2016年07月18日 | 地震・原発

昨夜、新潟大学立石雅昭名誉教授のフェイスブックから、島根県の中国電力島根原発について「1号機を廃炉にすると決めています。3号機は建設がほぼ終了。着々と手を打っていたのですね。福島原発事故前の54基には入っていなくて、建設許可中だったのです。現在、再稼働を申請しているのは2号機・・・」と伝わり驚きました。

島根原発は日本で唯一県庁所在地(松江市)に立地する原子力発電所で、1号機の廃炉が注目されていましたが、3号機の建設は初耳でした。参院選で「3分の2」議席を獲得したアベ政権は、憲法改正だけでなく原発再稼働へと一気に進むことを危惧してしまいます。

また就寝前に、愛媛県の四国電力伊方原発3号機で冷却水ポンプのトラブルがあり、今月末の再稼働は8月上旬にというニュースが伝わってきました。伊方原発3号機は1994年(H5)に営業運転開始、燃料は低濃縮二酸化ウラン・プルトニウム混合酸化物で、原発の近くには長大な活断層(中央構造線断層帯)を伴った中央構造線があることも見落としてはなりません。

写真のバラは隣りの孫たちの駐車場横の花壇のピエール・ドゥ・ロンサールで、5月に咲き誇りフェイスブックのカバー写真にしたものです。四季咲きではないのにこうしてまた返り咲きで、森ゆう子議員の当選と重ねながら目を細めています。

(写真は国立西洋美術館HPから借用)

三連休最後の今日は朝から霧雨で、午後からNHK総合『探検!世界遺産 国立西洋美術館~ル・コルビジェの夢~』を視聴です。上野駅から歩いて行ける“西美”は昨17日に世界遺産に登録され、近代建築の父ともいわれたル・コルビジェの日本で唯一の作品で、1959年(S34年)開館です。1998年に日本で初めて地下を含めすべてを地盤から絶縁する大規模な免震レトロフィット工事を行っていますが、57年前の建物でありながら自然光で作品を見せようとした先見性など、“自然と人間の共生”をテーマにしていたことが伝わる番組でした。

九州・中国などの西日本と東海では梅雨明けで、核エネルギーと人間は永遠に共生できないことを痛感し、地震列島にこれ以上の原発建設だけでなく再稼働も止めなければ子どもたち孫たちの未来はトンでもないことになると再認識の「海の日」です。