すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

都知事選挑戦の鳥越俊太郎さん

2016年07月20日 | 日々思うこと

一年前の鳥越俊太郎さん、「gooブログ一年前の記事」では18日に国会議事堂前で澤地久枝さんと「アベ政治は許さない」を掲げていたことを書き込んでいました。して今、都知事選に立候補ですから見上げるまでの反骨精神です。

昨夜のフジテレビ「バイキング」で立候補者主な3人の討論会があり、目をこすりながらしばし視聴です。小池百合子候補は街頭演説で、「(鳥越候補を)政策のない、病み上がりの人」と極めて差別的な発言していたことを鳥越候補から指摘されると、笑いながら「言っていない、記憶にないです」などと発言自体を否定です。

ところが鳥越候補に証拠を提示され「がんサバイバーに対する大変な差別、偏見だ」と抗議を受けると一転、「もし言っていたならば、失礼なことを申し上げて恐縮です」と謝罪でした。しかしこの直後に、上から目線で「これが選挙なんですよ(中傷をしても許される)」と開き直りの本音が見えてしまいました。

そういえば小池百合子氏といえば、自民党を陰で支える右翼団体「日本会議」の下部組織「日本会議国会議員懇談会」の副会長です。その日本会議が求めてきたのが憲法改正であり、自民党憲法草案として形になった背景を見逃してはなりません。そんなことを平気で隠す小池候補は、自民党とケンカをしているような印象ですが離党も除名もされておらず、有権者の同情票を狙っている強かさです。

また一年前の19日朝のNHK「日曜討論」安保法案について、自民党高村副総裁の発言で気になったことを記憶に留めておこうと書き込んでいました。先ず高村副総裁は「安保法制の改正については衆参選挙の公約で、その責任がある」と、そして「これは憲政の常道」と言い出し、「国民の平和と安全を守るために必要なことをやってきたのが自民党の誇るべき歴史だ」と言い切っていました。さらに「国民は政治家よりも憲法学者の方が偉いと思っている」と、人を見下した驚くべき発言でした。

一年前に植えた鉢植えのブルーベリーに実がつかないので、昨日ホームセンターで苗木を1本購入したのですが・・・。

あれから一年の参院選挙を終えた今、都知事選で有権者はどんな選択をするのでしょうか。14年の都知事選に立候補した細川護熙元首相は東京から「脱原発」を訴えていましたが、今回はどなたも原発問題をスルーなので残念です。そしてテレビのタブーに挑んできた昭和の司会者大橋巨泉さん、死を意識する壮絶な状況の中での“最後の遺言”は参院選を前に安倍政権への痛烈な批判でしたが、この点についてはメディアからは伝わることがない終日です。

※月刊『食べもの通信』4月号では、鳥越俊太郎さんへインタビュー“がん克服と憲法9条を語る”を掲載です。(3月取材) http://shuntorigoe.com/pg266.html