「社会新報」に載った「成田農民の土地とり上げ問題」

「住みたい習志野」の以下の記事

えっ？５０年もたって、また成田空港敷地内農民から土地を力ずくでとりあげる？ - 住みたい習志野

連日「閲覧１位」で、大きな反響をいただいています。その続報です。

「社会新報」（社民党の機関紙）に載った「成田農民の土地とり上げ問題」

（「社会新報」11月16日号の記事）

　東京高裁は10月18日、新やぐら裁判控訴審判決での仮執行宣言（判決確定前に執行できる）に対する反対同盟の強制執行停止申し立てを却下。NAA（成田空港会社）は間髪を入れずに同日、千葉地裁に対して「建物等収去命令」を申し立てた。市東さんの天神峰（てんじんみね）農地、その上に建つ営農と生活に必要な作業場。ビニールハウス・トイレなどのすべてを奪うと公然と言い放った。

　そもそも空港公団（現NAA）は1993年、機動隊による暴力的強制収用を謝罪し、「強制的な手段はとらない」「あくまで話し合いで解決する」と誓約。さらに当時の黒野国彦NAA社長は謝罪し、「皆さまの生活環境や人間としての尊厳を損なうようなことは二度とやらない」と述べている。

　なぜこの時期に強制執行なのか。「アピール」では「成田の軍事空港化が現実のものに」と指摘。当面する現地行動を呼びかけている。
☎０４７６（３５）００８７空港反対同盟

空港反対同盟のビデオ、ダイジェスト版を見ると「三里塚の歴史と今」が良くわかる

50年も前に国が行なった暴力的な土地とり上げ、なぜ今またやろうとしているのでしょうか？「もう二度とやりません」と、国は約束していたのに…

反対同盟がつくったビデオを見て「三里塚の歴史と今」を考えてみたいと思います。

（機動隊に引きずり出され、歯をへし折られて口を血まみれにし、髪を振り乱して抵抗した「大木よね」さん）

よねさんの人生

7歳の時から子守、女中奉公、露店商、行商などで流浪。昭和17年ブローカーの大木実と結婚、三里塚(千葉県成田市)に定住。戦後、配分を受け、開墾した土地で農業を営む。23年に夫と死別。41年に結成された成田空港反対同盟に参加、闘争激化とともに行動・集会の先頭に立った。46年9月第2次強制代執行で反対派農家として唯一自宅が破壊され、東峰に移転。その後も運動を続けたが、48年12月心臓病で死亡。遺体は第2期工事の滑走路予定地に土葬された。

大木（小泉）よねさんの墓地

現地では24時間の座り込み中

今現地では、市東さんの農地とり上げを許さないため、多くの人がかけつけ、交代で２４時間の座り込み監視体制をとっているそうです

畑では、タマねぎなど春に収穫する野菜の苗を植える作業をみんなで手伝い…

座り込みをしに来ている人たちだけではなく、「一度現地を見てみたい」という人たちが、ちょこっと顔を出して、お茶を飲みながら交流したりもしているそうです。皆さんも一度訪れてみては如何でしょうか？

三里塚、ラップでも歌われています。

ただの市民、労働者が市東さんの農地とり上げを許さない闘い

ただの市民、労働者が市東さんの農地とり上げを許さない闘い。そう言えば昔「ただの市民がベトナム戦争に行く米軍戦車をとめた」闘いがありました。

映画「戦車闘争」公式WEBサイト

ナレーターはフォーク歌手で俳優の泉谷しげるさん、当時社会党相模原市議としてこの闘いの中心になった丹治栄三（たんじ　えいぞう）さん（この映画への出演の後、2020年10月にお亡くなりになったそうです）、オスプレイ反対はじめ反基地闘争を闘っておられた賴 和太郎（らい　わたろう）さん（2021年12月死去）など、錚々（そうそう）たる面々が登場します。

 

 

 

コメントをお寄せください。

＜パソコンの場合＞
このブログの右下「コメント」をクリック⇒「コメントを投稿する」をクリック⇒名前(ニックネームでも可)、タイトル、コメントを入力し、下に表示された4桁の数字を下の枠に入力⇒「コメントを投稿する」をクリック
＜スマホの場合＞
このブログの下の方「コメントする」を押す⇒名前（ニックネームでも可）、コメントを入力⇒「私はロボットではありません」の左の四角を押す⇒表示された項目に該当する画像を選択し、右下の「確認」を押す⇒「投稿する」を押す