住みたい習志野

市内の情報を中心に掲載します。伝わりにくい情報も提供して行きます。

大川原化工事件、でっち上げた警察・検察の違法性と賠償は認められたが、失われた命は戻って来ない

2023-12-28 17:45:55 | えん罪

(スーパーJチャンネルより)

「捏造ですね」捜査員が異例証言 大川原化工機巡る“冤罪事件”

 拘留中に見つかったがんで死亡した男性の妻が「お墓の前で謝ってほしい」と訴えていた大川原化工機の冤罪(えんざい)事件。東京地裁は27日、検察と警視庁の捜査の違法性を認めました。

■「捜査は違法」国と都に賠償命令  
東京地裁は27日、国、そして東京都の責任を認め、総額およそ1億6000万円の賠償を命じました。判決では、大川原化工機の社長・大川原正明さんら3人を警視庁公安部が逮捕したことも、検察が起訴したことも違法だとしました。
大川原化工機 大川原正明社長 「警視庁、検察庁にはしっかりと検証をしていただいて、出来ることなら謝罪をいただきたいと思っています」  
大川原社長ら3人が警視庁に逮捕されたのが2020年の3月。軍事転用が可能な機器を無許可で中国などに輸出した疑いです。東京地検は同じ月、社長らを起訴しましたが、初公判を4日後に控えたおととし7月、一転して起訴を取り消すという異例の事態となりました。

■「捏造ですね」捜査員が異例証言  
“異例”はその後も続きます。社長らが国と東京都を訴えた今回の裁判。事件を担った警視庁公安部の男性警部補が今年6月、大川原化工機側の弁護士から「公安部が事件をでっち上げたのでは」と問われ、こう証言したのです。
警視庁公安部の男性警部補 「まあ、捏造(ねつぞう)ですね」



■「謝って」勾留中発見がんで死亡  
ただ、逮捕された3人のなかで1人、顧問だった相嶋静夫さん(当時72)だけは、その後の展開を知ることはありませんでした。相嶋さんは拘留中に胃がんが判明。 相嶋静夫さんの妻 「何にも私もしてあげられなくて、すぐに病院に連れていきたいけど拘置所の中ではどうしようもないし」  
拘留が停止され入院できたのは、がん判明の1カ月後です
相嶋静夫さん 「皆さん、元気ですか。じじはあんまり元気ないけど頑張っているよ」  ただ、保釈請求は繰り返し却下され、起訴が取り消される前に亡くなりました。


相嶋静夫さんの妻 「私たち家族の願いは、本当に賠償金なんかいらないから主人のお墓の前でね、『申し訳なかった』と謝ってほしい。謝罪してほしいです」  
警視庁も検察も、これまで謝罪はしていません。

この動画に、こんな怒りのコメントが寄せられています。

警視庁と検察官を逮捕すべきだ。司法の権力濫用です。賠償金は公務員が個人負担すべき、税金から払うから警察と検察は冤罪をやるのです、自己負担が当然です。

冤罪というには生温い。 これは意図的に人を貶めた犯罪じゃないか。謝罪うんぬんではなく罪として裁くべきものだ。

人の人生を狂わせたからには、それなりの責任があると思います。今回の逮捕、起訴に関わった方々は、人として生きているのならば、 遺族の方の言う通り墓前で謝罪するべきだと思います

この冤罪に関わった捜査員、検察官、仮釈放を認めなかった判事は懲戒免職の上で司法から永遠に排除されなければならない。

そもそも現場で指示した人間や実行犯が一切責任取らんっておかしいやろ 賠償金って言っても税金から払うだけやし申し訳ないが現場の検察も出来るだけ仕事を早く終わらせる事しか考えて無いやろ 完全な公務員やんけ!この件で現場は悪くないっておかしいやろ!現場が真っ当でどうやって埋蔵出来るんなら!
 
NHKスペシャル”冤罪”の深層〜警視庁公安部で何が〜 恐ろしすぎる権力の犯罪 - 住みたい習志野

①自分の成績を上げるため事件をでっち上げ②早急に医療が必要な「被疑者」を「医療放置」で死なせてしまう「司法の闇」

入管でもウィシュマさんのように「医療放置」で何人もの難民が殺されたことが問題になりました。
 
ウィシュマさんだけではない。入管で20人もの外国人が不審死していた - 住みたい習志野

外国では拘束された場合でも治療は保証されているが、日本では拘束されたら最後、「医療放置」され、治療もしてもらえず、殺されてしまう。殺され損です。
今回の大川原事件でも、がんが見つかった時点で治療・手術をすれば治った可能性があるのに、保釈請求を何回やっても認められず、治療や手術も行われないまま1か月も放置され、手遅れになってからようやく入院が認められ、結局死亡。その後不起訴になり疑いははれたものの、無念の死をとげた相嶋静夫さんの命はもう戻ってきません。

 

コメントをお寄せください。


<パソコンの場合>
このブログの右下「コメント」をクリック⇒「コメントを投稿する」をクリック⇒名前(ニックネームでも可)、タイトル、コメントを入力し、下に表示された4桁の数字を下の枠に入力⇒「コメントを投稿する」をクリック
<スマホの場合>
このブログの下の方「コメントする」を押す⇒名前(ニックネームでも可)、コメントを入力⇒「私はロボットではありません」の左の四角を押す⇒表示された項目に該当する画像を選択し、右下の「確認」を押す⇒「投稿する」を押す

 

 

コメントをお寄せください。


<パソコンの場合>
このブログの右下「コメント」をクリック⇒「コメントを投稿する」をクリック⇒名前(ニックネームでも可)、タイトル、コメントを入力し、下に表示された4桁の数字を下の枠に入力⇒「コメントを投稿する」をクリック
<スマホの場合>
このブログの下の方「コメントする」を押す⇒名前(ニックネームでも可)、コメントを入力⇒「私はロボットではありません」の左の四角を押す⇒表示された項目に該当する画像を選択し、右下の「確認」を押す⇒「投稿する」を押す

 
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

袴田事件、「どうぞ弟、巖に真の自由をお与えくださいますよう、お願い申し上げます」と姉ひで子さんが法廷で訴え

2023-10-28 11:36:41 | えん罪

(SBSnews6より)

一体なぜ? 57年前と大きく変わった検察の“立証方針” 

起訴内容が事実か、裁判長に問われた姉のひで子さんは訴えました。

「1966年、静岡地裁の初公判で弟、巖は無実を主張しました。それから五十余年にわたり、紆余曲折、艱難辛苦がありました。再び、私も弟、巖に代わりまして、無実を主張いたします。どうぞ弟、巖に真の自由をお与えくださいますよう、お願い申し上げます」

 ここで明らかになったのは、今回のやり直し裁判では、検察側がこれまでは重要な証拠と位置付けてきた袴田さんの自白調書を有罪の立証に使わないということです。

自白調書には▼袴田さんが「店の売上金を盗むため」と一度は供述した犯行動機や▼事件当日の侵入経路などが記されていましたが、この自白調書は、もともと不可思議な点が多いものでした。

逮捕後に作成された袴田さんの自白調書は、任意性に疑いがあるとして45通のうち44通を証拠から排除。

この背景について一審判決から40年近くが経過した2007年、静岡地裁で死刑の判決文を書いた元裁判官が守秘義務を破り、告白しています。

<元裁判官 熊本典道さん>
「自白調書が非常に数が多かったでしょ。取り調べ期間がね、20日ちょっとの間、連日連夜ですよね。こんなもの証拠として認めるわけにはいかんと。

他の2人の裁判官にしてみれば『1通ぐらい認めてやれよ』と。私は「じゃあ、そうするか」と、妥協の産物ですよ」 なぜ、検察は一度は認められた自白調書を今回は証拠から外すのか。

裁判官として30件以上の無罪判決を確定させ、映画やドラマのモデルにもなったともいわれる木谷明さんは指摘します。

<元東京高裁判事 木谷明弁護士>
「(袴田さんを死刑とした)確定審のころは自白調書があれば、認定してもらえると思ったんでしょう。だけど、今となってみると自白調書はかえって邪魔なんですね。検事の主張と合わないから。ともかく強盗殺人をしたのはこの人だと、それを客観証拠で立証すると方針転換をしたんだと思いますよ。(自白調書)それを主張するとむしろやぶ蛇になるんじゃないかと

自白調書を使わずに有罪を立証することについて、静岡地検の奥田洋平次席検事は取材に応じ「自白調書を証拠にした当時の立証方針は分からない。ただ、今、再審を担当している静岡地検の判断から外した理由は「言えない」とコメントしました。 やり直し裁判は、事件から1年2か月後に現場から発見された血の付いた衣類「5点の衣類」に残る血液の色について、1年以上みそにつけても血が赤いのか、それとも黒くなるのか、ここが最大の争点となります。

拷問によってウソの「自白」をさせた警察の「えん罪でっち上げテクニック」

トイレにも行かせず顔を殴打!拷問で顔面が腫れ上がる…

ノンフィクション映画『 BOX ~袴田事件 命とは~』

「袴田事件を裁いた男」(朝日新聞出版の本)

無罪を確信しながら死刑判決文を書いた元エリート裁判官・熊本典道の転落

袴田事件を裁いた男

こんなデタラメな証拠で人を有罪にするのは、それも死刑にするなんて無茶だ。当時30歳だった裁判官の熊本は異議を唱えるが、2人の先輩裁判官に押し切られ、最終的には多数決で負けて、心にもない「死刑判決文」を書くことになる。

熊本は懊悩し、裁判官を辞めて酒におぼれ、家族を崩壊させ、自殺未遂をし、やがて行方不明となってしまう。ところが事件から40年が経った頃、突然マスコミの前に現れて「あの裁判は間違っていた」と語りだす。その姿をテレビや新聞は大きく取り上げ、海外のメディアからも勇気ある発言、良心的な判事だと、その行動を賞賛する報道が相次いだ。

しかし取材を重ねていくと、「良心ある告白をした美談の男」とは別の、もう一つの顔があることが、だんだんと分かってくる。そして熊本自身も「この話を決して美談にしてはいけない」と著者に念を押すようになる……。熊本の本心は何なのか。償いなのか、それとも売名行為なのか? 

完全版では、2014年3月27日、静岡地裁が再審決定をして、袴田さんが東京拘置所から釈放された以降の出来事を取材する。熊本がついに袴田巌さんと面会できたときのこと、2020年に福岡県の病院で亡くなった熊本のこと、2023年、東京高裁の再審開始決定のことなどについて、熊本の親族、弁護団、支援の会の人々、袴田さんや姉の秀子さんに再取材して、熊本典道の人生について再び考える。

袴田事件で捜査機関が“証拠捏造”?

袴田事件、やり直し裁判で「有罪を求める立証を行う」と検察が悪あがき。事件当初から「真犯人」とうわさされていた人物とは? - 住みたい習志野

袴田事件と同じ。60年前、狭山事件で「警察の証拠偽造」で犯人にされ、再審を求める石川さん - 住みたい習志野

袴田事件、検察が特別抗告断念、再審へ。検察に不利な証拠は隠して「えん罪」を作り続けるシステムが問題 - 住みたい習志野

袴田事件、検察が特別抗告断念、再審へ。検察に不利な証拠は隠して「えん罪」を作り続けるシステムが問題 - 住みたい習志野

(TBS報道特集より)【袴田事件、再審開始へ】東京高検が特別抗告を断念「裁判所に検事はベストエビデンスしか出さない」指摘される“証拠開示”の問題点【報道特...

goo blog

 

袴田巌さんの再審認める決定 警察が証拠を「ねつ造」したことも認める判決 - 住みたい習志野

「死刑のハンコ」発言で更迭された法相と、「えん罪で死刑」に悩みぬいた裁判官 - 住みたい習志野

免田栄さん死去 死刑囚として初めて再審無罪が確定(12月5日毎日新聞) - 住みたい習志野

 

 

コメントをお寄せください。


<パソコンの場合>
このブログの右下「コメント」をクリック⇒「コメントを投稿する」をクリック⇒名前(ニックネームでも可)、タイトル、コメントを入力し、下に表示された4桁の数字を下の枠に入力⇒「コメントを投稿する」をクリック
<スマホの場合>
このブログの下の方「コメントする」を押す⇒名前(ニックネームでも可)、コメントを入力⇒「私はロボットではありません」の左の四角を押す⇒表示された項目に該当する画像を選択し、右下の「確認」を押す⇒「投稿する」を押す

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

NHKスペシャル”冤罪”の深層〜警視庁公安部で何が〜 恐ろしすぎる権力の犯罪

2023-09-28 23:55:31 | えん罪

9月24日放送された

NHKスペシャル”冤罪”の深層〜警視庁公安部で何が〜

が日本中に衝撃を与えています。

“冤(えん)罪”の深層〜警視庁公安部で何が〜 - NHKスペシャル

“冤(えん)罪”の深層〜警視庁公安部で何が〜 - NHKスペシャル

なぜ“冤罪”は起きたのか―。3年前、軍事転用が可能な精密機器を不正に輸出したとして横浜市の中小企業の社長ら3人が逮捕された事件。長期勾留ののち異例の起訴取り消しとな...

“冤(えん)罪”の深層〜警視庁公安部で何が〜

 

ありもしない「犯罪」をねつ造し、無実の人間を死に追いやった国家権力の恐ろしさ

3年前、軍事転用が可能な精密機器を不正に輸出したとして横浜市の中小企業の社長ら3人が逮捕された事件。長期勾留ののち異例の起訴取り消しとなった。会社側が国と東京都に賠償を求めている裁判で今年6月、証人として出廷した現役捜査員は「まあ、ねつ造ですね」と語り、捜査の問題点を赤裸々に語った。

現職の警視庁捜査員が、自ら担当した事件について、法廷で「まあ ねつ造ですね」と、認めた異例の事件

事の発端は2年前「軍事転用可能な器械を中国に不正輸出した」として中小企業の経営者ら3人が逮捕された事件

容疑を否認した3人を待っていたのは1年近い長期勾留

一人は無実を訴えたまま勾留中に病気で獄中死した。

しかし事態は思わぬ展開を見せた。逮捕から1年半後、検察が起訴を取り消した。事件は“えん罪”だったのだ。

無実の人間を死なせておいて、謝りもしない 申し訳ないとか そういう話も何もないんですよね

逮捕容疑はこの会社の主力商品「噴霧乾燥機」の不正輸出だった

噴霧乾燥機は、液体を粉状に加工する機械。機械内部に液体を噴霧し、そこに熱風を加えて急速に乾燥させる。粉ミルクや医薬品の製造などに利用される。

そのため有害な菌を粉にした生物兵器に転用される恐れがある、と疑われた。

しかしこの機械では感染性のあるような毒物、危険性のあるものはやれない。粉がふわっと出てきちゃうので、周辺の人が感染しちゃう

事件の捜査は不正輸出などを操作する警視庁公安部外事第一課第五係が中心となった。

国際的に合意された規制要件「disinfected」は「消毒:化学薬品を使って菌を殺滅」する、という意味だが、日本語マニュアルでは「殺菌」というあいまいな言葉に訳されていた。

そして問題の噴霧器には「消毒」装置はついていなかった。つまり、「規制対象外」なので、無実は明らか、ということになる。

もし「熱風で殺菌可能」だとすれば、ほとんどの噴霧乾燥機が規制にひっかかる、という変なことになってしまう。だから経産省も最初は「規制対象外」、つまり問題ない、としていた。

なぜ公安はえん罪をでっち上げたのか?

なぜ第五係は「事件化」することにこだわったのか?

匿名を条件に、警察関係者から証言を得た。

 

不正輸出を専門とする第五係は近年、目立った成果が上げられない。

このままでは人員を減らされ縮小させられる

経産省に「問題ない」と言わせるな。言わせたら事件は終わり

このえん罪事件、警視庁公安部長が動いたと聞いている(警察官の証言)

取り調べの中で「中国のバリバリの軍事組織に流れている」と捜査官がウソを言ったので、逮捕された会社役員が「ユーザーリスト(経産省の懸念先)に載っているのか」と反論。もちろんユーザーリストに載っているはずもなく、ウソがバレてあわてた捜査官は「ユーザーリストに載っていなくてもバリバリ」なんだと、訳の分からない言い逃れをした。

噴霧乾燥機の「測定口」は袋小路になっているため熱風がいきわたらず、熱風によって機械内部のすべての菌を殺すことはできない。つまり「測定口」の温度を測れば、会社側の無実が明らかになってしまう。

だから警察はこの「測定口」の温度をワザと測らなかった。

警察が勝手に作ったストーリーを書いた「弁解録取書」に「サインしろ」と言われたが、「こんなことは私は言っていない」と抵抗したところ、その個所を直したふりをして、「直したからサインしろ」と言われたが、直してなかったのでサインを拒否したところ、ようやく直した。しかし前のうその録取書が残っているとまずい、と、うその録取書を処分してしまった

自分の出世のためにえん罪をでっち上げた公安の第五係長

警部から警視へと昇進

警察内部でこうした不正に疑問を持った警察官が、こう言っています。

この放送を見た人たちの驚きと怒りの声がネットをにぎわせています。

組織を守るため、自分が出世するため、えん罪をでっち上げ、無実の人間を獄中で死なせた警察官が罪を償うどころか、出世してしまう「異常な」世界、「公安」。大切な家族を獄中死させられた遺族の怒りと悲しみは深い。

(Wedge ONLINEより)

冤罪はなぜ起きたのか?捜査員と組織の本音を描く

冤罪はなぜ起きたのか?捜査員と組織の本音を描く

捜査員による衝撃的な証言

 2020年3月11日、機械メーカーの中小企業である大川原化工機(横浜市都筑区)の大川原正明社長ら3人が、軍事転用可能な機械を中国に不正輸出した容疑で逮捕された。その機械とは、同社の主力製品である「噴霧乾燥機」である。

 液体を噴霧状にして熱風によって粉状に加工する。粉ミルクや医薬品の製造に使われている。乳酸菌の一部の菌は生きたままの状態で粉状にすることも可能である。

 警視庁公安部外事第一課の第五係が大川原社長らの逮捕という“冤罪”の事態を招いた。取材班は公安部内でいったい何が起きていたのか、捜査は“冤罪”に至る前に止めることはできなかったのか、独自に入手した捜査資料を読み解くとともに、警察関係者らにインタビューした。

 刑事事件は起訴の取り下げとなり、大川原加工機側が原告となって国と都を被告とする民事訴訟の場に移っている。この訴訟は東京地裁で9月15日に結審し、12月27日に判決が予定されている。

 6月30日の証人尋問のなかで、原告側の弁護士がこの事件を担当した第五係の捜査員X警部補に対して「事件をでっち上げたというふうに言われても否めないんじゃないかなと」と尋ねると次のような衝撃的な証言を引き出した。

 「まあ、ねつ造ですね。捜査員の個人的欲というか動機がそうなったんではないか」

 ちなみに訴訟の証人となった第五係の係長の警部とX、Y、Zの各警部補のうち、XとYの2人だけは“冤罪”の認識を法廷で表明している。

 取材チームが掘り起こした数々の事実は、この事件の裏で起きた特異な事象と、歴史的に“冤罪”事件を生む構造的な問題点を浮き上がらせる。

警視庁が打ち出した独自の解釈

 ドキュメンタリーの中核を紹介していく前に、軍事転用可能の容疑を着せられた「噴霧乾燥機」について経済産業省の省令についてみていきたい。

 噴霧乾燥機の中でも「(機械を分解しない)定置した状態で内部の滅菌又は殺菌ができるもの」は、生物化学兵器の製造などに使われてしまうため、輸出できない。つまり生物化学兵器を幾度も製造する過程では、菌をいった無害化して製造している人に害が及ばないようにする必要があるからである。

 この省令は国際的なオーストラリア・グループ(AG)が生物化学兵器等の不拡散を目的として合意している基準に則っている。ただ、日本の省令の「殺菌」という翻訳は若干本来の合意との間にあいまいさがある。

 AGの基準の殺菌とは「disinfected(消毒)」であり、化学薬品を使って菌を殺滅する意味である。このために「CIP」(自動洗浄装置)と呼ばれる薬品で自動的に菌を殺滅する装置が付属している。

 大川原化工機の噴霧乾燥機にはそもそもこのCIPがついていなかった。警視庁公安部は独自の解釈を打ち出す。

 製品加工に使っている「熱風」によって経産省の省令にいう「殺菌」が可能だというものである。省令には殺滅の手段の定義がなかった点をついた形だった。しかし、経産省も当初は公安部の解釈は「適用を広げるものである」として、公安部との打ち合わせは平行線をたどった。

 17年10月から始まった両者の協議が4カ月後に方向転換する。

 民事訴訟において原告の大川原化工機側の弁護士が「(経済産業省の姿勢は)いつ変わったんですかね」と尋ねると、X警部補は「(18年)2月8日です。ガサ(強制捜査)はいいと」。

 原告側弁護士が重ねて「経済産業省側から何か(理由や背景について)説明はなかったですか」。

 X警部補は「ありました。(警視庁)公安部長が動いたと聞いていると」。

 経産省側でX警部補と協議していた課長補佐は法廷で「(公安部長の動きについて)あったかどうかと言うと分からないです」と答えた。

 取材班が当時の公安部長に電話インタビューすると「コメントする立場にない」と繰り返すのみだった。

なぜ、捜査は止まらなかったのか

 第五係は、強制捜査にあたって大川原化工機の噴霧乾燥機を使っている中小企業で「熱風」による殺菌の実験と、防衛医科大学校長で微生物学の権威である四ノ宮成祥さんの証言を提出していた。 

 そもそも同社製の噴霧乾燥機を設計したのは、逮捕拘留中に病が見つかって亡くなった相嶋静夫さん。逮捕前の公安部による事情聴取について大川原社長に対するメールの中で、捜査員に「熱風」によって完全に菌を殺滅することは不可能であることを説明した、と報告していた。

 機械の「測定口」と呼ばれる部分は、袋小路のような設計になっていて熱風が行き渡らずに温度が上がりにくく、すべての菌を殺すことはできない。

 取材班は、公安部が実験した大川原化工機製の噴霧乾燥機を使っている中小企業を訪ねた。この会社の代表は「この機械で菌を完全に殺すのは不可能だ」と捜査員にいったと証言する。

 防衛大学校長の四ノ宮さんに捜査員が書いた調書をみせるとまったく真逆の証言になっていることに驚きを隠せない。「熱風を送り込めば細菌が死滅する。輸出規制貨物に該当すると思っています」とあった。

 四ノ宮さんが捜査員に話したのは「殺菌はあいまいである。規制の対象が広がる」というものだったのに。「逮捕起訴ありきでそちらの方向に向かって都合のいい結論にしてしまったということなのかなと思いますけど」と推測する。

 “冤罪”に至らないで済んだ瞬間は幾度もあったようにみえる。

 大川原化工機側も強制捜査までに捜査に協力的だった。中国内の軍事転用の疑いが指摘されると、中国内の製品の所在を把握してリスト化し捜査陣に手渡しもしている。大川原社長をはじめ、役員や従業員らも任意の事情聴取に約300回も応じている。

 なぜ捜査は止まらなかったのか。取材班は広範な警察関係者のインタビューをしている。

 「不正輸出を専門とする第五係は近年目立った成果が上げられていない」

 「第五係の幹部は『このままでは人員を減らされ縮小させられる』『経産省に殺菌概念が無いといわせるな。経産省がそれをいったら事件は終わり』と言っていた」

 「無理筋だと思うところもあったが、組織内の筋を無視して『これをやれ』といわれれば従わざるを得ない」

大川原化工機の社長ら幹部3人が逮捕されてから3人とも容疑を否認した。拘留は1年近くの長期に及んだ。令和3年版警察白書ではこの事件を「経済安全保障」の項目のなかで(無許可輸出)として警察内部で高く評価されていた。

「止められる方法は思いつかない」

 逮捕から8カ月後、警視庁内部からの告発状が大川原化工機に届く。差出人は警視庁の名前で住所も所在地である。今回のドキュメンタリーで大川原社長が金庫のなかから告発状を取り出して初めて撮影させた。

 「匿名での文章で大変申し訳ありません。地方公務員法に抵触するおそれがあることから、本名を明かさず、文面にて連絡させていただきます。不審と感じることと存じますが、ご容赦願います。
 担当直入(ママ・単刀直入)に記しますと、
 警察庁に■(黒塗り、本文には名前あり)捜査員がおり、貴社へも何度か出入りしていると記憶しています。彼は貴社側に立った見解を持っており警察組織の意向とは関係なく、自分の意見を貫くタイプの人間です。
 貴社に有益かつ警察側に不利益となる情報が明らかになると確信しています」

 この内部告発状が届いてさらに8カ月後に起訴が取り下げられた。

 取材班は告発状を送ってきた匿名の警察関係者に接触することに成功する。ちなみに、民事訴訟において、“冤罪”の可能性を証言しているX、Y警部補とは別人である。

 「(拘留中に病が見つかり亡くなった)相嶋さんの死については自分の親だったらと思うと本当に申し訳ない。今、捜査当時に戻ってもこうすれば止められたのかという方法を思いつかない。上層部がそろって応援し、令状もある。そこで違うと言い出すには勇気がいる。自分には止める力がなかった。やりそうな人材は組織にはまだまだいる」と。

 民事訴訟において、裁判長がX警部補に発言の機会を与えた。

 「輸出自体は問題ないので、あとは捜査員の個人的な欲というか動機がそうなったんではないかと私は考えます」

 裁判長が「欲を抱くような具体的な理由とかについてご存じのことというのは」と尋ねると。

 「定年も視野に入ってくると自分がどこまであがれるのかと、そういったことを意識されたんではないかなと思います」

 

 

コメントをお寄せください。


<パソコンの場合>
このブログの右下「コメント」をクリック⇒「コメントを投稿する」をクリック⇒名前(ニックネームでも可)、タイトル、コメントを入力し、下に表示された4桁の数字を下の枠に入力⇒「コメントを投稿する」をクリック
<スマホの場合>
このブログの下の方「コメントする」を押す⇒名前(ニックネームでも可)、コメントを入力⇒「私はロボットではありません」の左の四角を押す⇒表示された項目に該当する画像を選択し、右下の「確認」を押す⇒「投稿する」を押す

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

袴田事件、やり直し裁判で「有罪を求める立証を行う」と検察が悪あがき。事件当初から「真犯人」とうわさされていた人物とは?

2023-07-11 09:00:42 | えん罪

人の人生を何て思っているのか!無罪を求める袴田事件やり直し裁判で「有罪を求める立証を行う」とした検察の悪あがき

(テレ朝ニュースより)

「57年も闘って…」姉は怒り 袴田事件検察が“有罪立証”へ

再審が決まっているいわゆる袴田事件を巡り、検察側は10日に有罪を立証する方針を裁判所に示しました。

 袴田事件弁護団 事務局長 小川秀世弁護士:「警察を守るためか、あるいはメンツのためか、どういうことか分からないですけれども、人の人生を一体何て思っているのかと本当に腹立たしい限り」

■「57年も闘って…」姉は怒り  

袴田巌さんの姉 ひで子さん(90):「(Q.無罪判決までまた少しだけ遠くなった)57年闘っていますからね。ここで2年、3年長くたってどうってことないんですよ。頑張っていきます」

袴田事件の真犯人に迫った記事

こんな記事があります。

袴田事件の真犯人橋本昌子(長女)の定説!自殺と市川正三ヤクザの噂

袴田事件の真犯人橋本昌子(長女)の定説!自殺と市川正三ヤクザの噂

袴田事件の真犯人とは、兼ねてより疑惑が濃厚だった一家殺害の中、ただ一人生き残った被害者家族の長女橋本昌子と水面下で言われていました。

当時の長女と家族との関係や、その夫や市川正三の噂など、袴田事件が未だに冤罪と言われる理由や真犯人の真相、長女の最期までを追ってみようと思います

当時の検察はこの会社で働いていた元プロボクサーの袴田巌さんを犯人と断定。

理由は事件現場に残っていた血痕の付いたシャツが当時から女性物である事は明らかだったのに、彼のものであると断定。

このように犯行着衣と言われたズボンが、まるでサイズが合わないにも関わらず、犯人証拠として死刑判決を出します。

ただ当時から、かなりの確率で冤罪と言われながらも司法の闇に包まれて当時30歳だった元容疑者袴田巌氏はその後48年に渡り東京拘置所に収監されていました。

何度かの再審でDNA鑑定を行った結果、犯人認定の決めてとなった血痕付きのシャツは、袴田さんのDNAと一致せず、静岡地裁は再審請求を認めることになります。

実際、袴田さんが犯人だという直接の証拠は長時間に及んだ取り調べの際に

「息子と母親と暮らすために金がほしくやった」という自白を録音したテープしかありませんでした。

袴田事件の異常な自白までの経緯

容疑者として逮捕された袴田巌さんは事件現場管轄の静岡県警に身柄を拘束され、その後、苛酷な取り調べで自白を強要された事が話題になります。

当時、静岡県警には、何件もの冤罪を作りあげた事で悪名高い、静岡県警の紅林麻雄警部(くればやしあさお)の多大なる影響を受けていた後輩らが袴田巌氏の取り調べを行っています。

その取り調べ内容は、尋常ではないレベルの数々で

・炎天下で平均12時間、最長17時間

・排泄行為を取り調べ室に便器を持ち込み取り調べ官の前で垂れ流しにさせる。

・僅かな睡眠時間も泥酔者の隣の部屋に収容

・泥酔者にワザと大きな声を出させるなど安眠を妨げる行為を扇動

・事件当初、取調官3名だったのが拘留期限前には10名に増員

これらの取調官の違法行為によって拘留期限3日前に袴田巌は自白を認めています。

僅かな睡眠時にも、わざと泥酔者の隣の房に収容させた上で、わざと大声で叫ばせたり奇声をあげさせたりの工作をしたことが分かっています。

その上、勾留期限が迫ってくると、更に苛酷な取り調べをしいて、昼夜を問わず、睡眠させず、殴る蹴るの暴行を与えたといいます。

その壮絶さは水も与えず当初3~4人が袴田巌の担当取り調べ員でしたが最終的には、冤罪専門と言われた紅林麻雄の取り巻きによって10名程に動員して、袴田巌から強引に自供を取っています。

ここまで苛酷な取り調べを受けながら、袴田巌が自供したのは拘留期限のギリギリ3日前でした。

袴田事件の真犯人は橋本昌子(長女)が定説!

袴田さんが再審の為、釈放された翌日に被害者一家の長女である橋本昌子さんが自宅で死亡しているのが見つかります。

警察は病死と断定していますが噂では自殺と言われています。

橋本さんは以前、袴田さんが犯人だと違いないと話していたそうで、自分の家族を殺したと思われる人物が保釈された事によってギリギリの精神状態が崩壊した可能性もあります。

ところが被害者であるはずの橋本さん自身が事件の犯人だという噂もあります。

これは一体どういうことなのでしょう!?

順を追って説明しますと彼女が高校2年生の時に、実家の会社で働く従業員と恋に落ち、徐々に学校に通わず最終的には中退します。

これを知った家族は彼女を厳しく叱りますが自分の気持ちを諦めきれない彼女は、自らの行いの正統性を主張。

改善の見られないことを知った家族は彼女を勘当します。

その時に駆け落ち同然で家を出て、その交際相手であり事件当時は既に夫となっていた男がヤクザだったといわれています。

橋本昌子は当時19歳、既に実家から勘当されていたのに事件当日は、たまたま帰郷しており、別棟の祖父の家で寝ていたそうです。

橋本昌子の父親であり殺害された専務は41歳母親は38歳でしたが、遺体の損傷は得に母親と妹の次女が酷く、顔に酷い刺殺痕があった事と、妹に関しては、刺殺後2度焼きされての死亡だったといわれています。

当時の次女17歳と長男14歳の年齢から、事件当日も殺害現場である自宅に出入りしていた家庭教師の証言によると、長女は家族に、のけ者にされていたとの証言がありました。

この事からも、味噌製造会社専務の娘で被害者一家の唯一の生き残りである長女には、多額の遺産を手に入れる為の犯行動機があったとも言えます。

それ故に、ヤクザな夫と共に犯行に及んだという噂が当時からあったそうです。

そして家族4人の殺害から見て、尋常では無い怨恨を持って挑んだ事件にしても、とても女性1人で実行できる犯行ではない、といわれていました。

ただ現場検証と犯人逮捕につながった袴田巌の血痕の付いた上下のパジャマも、袴田巌自身が履けるサイズではありませんでした。

そうした状況証拠からも、この事件の真犯人は長女とその夫周辺のヤクザ絡みの事件ではと噂されていたそうです。

確実な証拠が出ていない以上、絶対とは言えないものの現場検証と母と妹への無残な顔への刺殺痕からみて、激しい憎悪をもって殺害した事は明らかであると想像できます。

そして、長年冤罪を訴えながら、ようやく48年ぶりに釈放となった袴田巌氏が釈放されると大々的にニュースされ釈放されます。

その翌日に長女が死亡(自殺)の経緯から見ても、いずれ自分に真犯人としての疑惑が浮上することを恐れ、自殺や長女に事件の真相を話されたら困る関係者(ヤクザ夫含む)の仕業と考えられるのではないでしょうか。

袴田巌2014年3月29日釈放

橋本昌子 同年3月28日死亡(享年67歳)

偶然が重らないとは言えませんが、あまりにも奇遇なこの死亡時期が、また不気味です。

橋本昌子と市川正三(ヤクザ)の噂

被害者宅に出入りしていた金融ブローカーである市川正三が犯人だとする説も紹介します。

金融ブローカーとして働く前は地元の清水一家に入るヤクザと言われていた市川正三は小金味噌屋には何度か運転手として同行した過去があったそうです。

当初から相当酒癖が悪く、酔うと周囲に、この小金味噌屋の話を自慢していたとの事です。

袴田事件の犯人だという噂もある市川氏は実は事件後に飛び降り自殺をしていたと囁かれています。

しかしヤクザと関係があり自殺したと言われるビルから突き落とされて死亡したとも言われたり、と何とも闇深い話ばかりが聞こえます。

家族から勘当を言い渡された長女の橋本昌子さんが遺産狙いで犯行に関わっていたなら、ヤクザと噂される夫との金銭関係で市川氏と何らかの関係があったのかもしれません。

事件日当日まで殺害された次女と長男の家庭教師として橋本家に出入りしていた人物が見た長女に対する家族からの疎外感は、他の人から見ても明らかだったのは確かなようです。

橋本一家を知る人物曰く、長女はデキのイイ次女の事を嫌っていたとの証言もあります。

冒頭でも紹介しましたが殺害された家族の中でも最も酷い損傷が次女の遺体だったと言われています。

いずれにせよ、もしかしたら関係あったかもしれない橋本正三も既にこの世を去っており、長女に関しても袴田巌さん釈放の翌日に謎の死を遂げる。

事件の解明にはほど遠いと言うのが真相なのかもしれません。

それにしても、この袴田事件で長きに渡って明らかとなった事は、警察や裁判官の稚拙な捏造が明らかとなった事件だと言わざるを得ません。

(検察がまさかの【有罪立証】!?◆弁護団緊急会見)

(袴田事件で捜査機関が“証拠捏造”?映画監督・周防正行氏が指摘する問題点)

(過酷な取り調べで数々のえん罪事件を生み出した紅林麻雄)

 

 

コメントをお寄せください。


<パソコンの場合>
このブログの右下「コメント」をクリック⇒「コメントを投稿する」をクリック⇒名前(ニックネームでも可)、タイトル、コメントを入力し、下に表示された4桁の数字を下の枠に入力⇒「コメントを投稿する」をクリック
<スマホの場合>
このブログの下の方「コメントする」を押す⇒名前(ニックネームでも可)、コメントを入力⇒「私はロボットではありません」の左の四角を押す⇒表示された項目に該当する画像を選択し、右下の「確認」を押す⇒「投稿する」を押す

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

警察が「証拠ねつ造」認める 大川原化工機事件国賠訴訟

2023-07-01 21:47:48 | えん罪

(テレ朝NEWSより)

「捏造ですね」 警視庁警部補が証言 

起訴取り消し巡る国賠訴訟

「捏造ですね」 警視庁警部補が証言 起訴取り消し巡る国賠訴訟

「捏造ですね」 警視庁警部補が証言 起訴取り消し巡る国賠訴訟

 違法捜査で逮捕・起訴されたとして機械メーカーの社長らが国と東京都を訴えている裁判で、当時事件を担当していた警視庁公安部の男性警部補が事件について「捏造ですね」...

テレ朝news

 

 違法捜査で逮捕・起訴されたとして機械メーカーの社長らが国と東京都を訴えている裁判で、当時事件を担当していた警視庁公安部の男性警部補が事件について「捏造ですね」と証言しました。

 大川原化工機の社長ら3人は2020年、軍事転用が可能な噴霧乾燥機を中国などへ不正に輸出したとして逮捕・起訴されました。

 しかし、東京地検は再捜査の結果、輸出規制の条件に当てはまらない可能性が出たとして、初公判の4日前に起訴を取り消しました。

 これを受けて社長らは国と東京都に対し、損害賠償5億6000万円余りを求めて東京地裁に裁判を起こしていました。

 今月30日に行われた証人尋問で当時、事件を担当していた警視庁公安部の男性警部補が出廷し、大川原化工機側の弁護士に「公安部が事件をでっち上げたと思いますか」と問われると、「まあ、捏造ですね」と証言しました。

 また、裁判官から逮捕の理由を問われると「輸出自体は問題ないです。捜査員の個人的な欲でそうなりました」と述べました。

袴田事件、狭山事件などでも「証拠ねつ造」

(朝日新聞の記事)

千葉県警の懲戒処分者が全国ワースト 性的暴行や飲酒運転など相次ぐ:朝日新聞デジタル

 

 

コメントをお寄せください。


<パソコンの場合>
このブログの右下「コメント」をクリック⇒「コメントを投稿する」をクリック⇒名前(ニックネームでも可)、タイトル、コメントを入力し、下に表示された4桁の数字を下の枠に入力⇒「コメントを投稿する」をクリック
<スマホの場合>
このブログの下の方「コメントする」を押す⇒名前(ニックネームでも可)、コメントを入力⇒「私はロボットではありません」の左の四角を押す⇒表示された項目に該当する画像を選択し、右下の「確認」を押す⇒「投稿する」を押す

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする