准教授・高槻彰良の推察2 怪異は狭間に宿る |
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読了日 | 2021/01/02 |
著 者 | 澤村御影 | |
出版社 | KADOKAWA | |
形 態 | 文庫 | |
ページ数 | 285 | |
発行日 | 2016/05/25 | |
ISBN | 978-4-04-108152-5 |
的障碍者の息子が入所しているケアホームCOCOは、千葉県富津市湊に存在する。以前は割と数多くというほどではないが、たまにこのブログに関連記事を記述していた。僕が役員をしていたせいもある。今は全くそうした役柄から離れているため、あまり書くこともなくなった。
だが、コロナ以前は年に何回かは車で遊園地などへ連れていくこともあり、特にそうした施設の乗り物が好きな彼の、喜ぶ顔を見ることが出来た。今こんなコロナ禍の中では、そうしたこともままならず、顔を見ることもできない状態を作っているコロナウィルスを恨めしく思うばかりだ。
昨日今日と、テニスの大坂ナオミ選手の話題がテレビで放送されているのを見て、詳しくは分からないが、うつ状態が続いて気分の落ち込む様を、理解してもらうことは難しいことから、会見を拒みさらには全仏オープンを棄権することにまで発展した。彼女に対する多方面からの支援が集まっているが、四大大会からの追放などと言う問題にも進みかねないことから、何とか穏やかな解決に向かうことを期待している。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/b8/b4ec98792d6e79306238ce5aa9fb40bc.jpg)
シリーズ第1作の“民俗学かく語りき”を読んで、惚れっぽい僕はたちまちその虜になってしまった。
それなのに間に図書館の本などを挟んで直ぐに“2”に移らなかったのは、買うのを先延ばしにしたからだ。残念ながらこのシリーズは既に第5巻まで出ているにも関わらず、木更津市立図書館を始め近隣の図書館にも蔵書がなかったのだ。
仕方なく旧来の手順でネットの古書店や近隣のBOOKOFFで、探して贖うことになる。
だんだんと世知辛くなる僕の懐だから、見つけてすぐに買うというわけにはいかないが、なんとかかんとか第5巻までを手に入れることはできた。
出来れば気に入った本、それもシリーズとなれば、一旦自分の本棚に収納して、じっくりと時間を掛けて読みたいのはやまやまなれど、経済事情からそうしたことは僕にとって、贅沢の極みともいえるから、こんな既刊をすべて手に入れることなど、めったにないことだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/b8/b4ec98792d6e79306238ce5aa9fb40bc.jpg)
ばらくぶりにお気に入りのシリーズ全巻を手にして、と言ったって全5巻だが、至極満足感を味わっている。随分と安上がりな満足感ではある。
ある事情から、あと2-3か月すれば、いくらか僕の経済事情も緩和できる見通しが立っている。
別に無駄遣いが出来るほどではないが、節約すればふた月に1冊程度の文庫新刊なら買うことが出来るといった程度だ。
さて、第二巻のストーリー群は下表のとおりだが、僕はこの作品が単なるライトノベルだと思っていない。高槻彰良准教授の民俗学講義を受講しているかのような感じを持っているのだ。
僕は高校しか出ていないから、わずかにではあるが、いやわずかとは言えないか、大学生活に憧れのような感じを抱いている。だからこのシリーズのような大学生活を軸に構成されたストーリーにも、憧れかあるいはなんとなく郷愁のような思いも持っている。
似たような大学生活の中のミステリー作品をいくつか読んできた影響なのか。
高槻准教授や深町尚哉の取り上げる怪奇現象は、ある意味取るに足りない、と思われるものもありながら、僕を惹きつけるのは、彼らの活躍により論理化されて解決の道にたどり着くからだ。
僕は次第にこのシリーズにはまり込んでいく自分を抑えることが出来ない。
# | タイトル |
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第一章 | 学校には何かがいる |
第二章 | スタジオの幽霊 |
第三章 | 奇跡の子供 |
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