隅の老人のミステリー読書雑感

ミステリーの読後感や、関連のドラマ・映画など。

2060.古書カフェすみれ屋と本のソムリエ

2022年01月17日 | 青春ミステリー
古書カフェすみれ屋と本のソムリエ
読了日 2021/08/04
著 者 里見蘭
出版社 大和書房
形 態 文庫
ページ数 321
発行日 2016/04/15
ISBN 978-4-479-30590-3

 

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の本を手に入れた経緯には、いろいろとドラマがあって!と、言うほどではないが僕のいつものような迂闊な話だ。まだ2冊しか出てないがこれはシリーズ作品の第1巻で、僕はその第2巻の方を先に読んでいるのだ。(今年2021年の7月20日の事)
BOOKOFFの店は木更津市内大田に1店あり、少し離れると君津市の国道沿いに1店、袖ヶ浦市の国道沿いにも1店あり、車があった時にはそのどれかに行って、ほしい本を捜したものだ。
特に僕が欲しい本を見つけることが多いのは、君津市の店だった。僕の家の近辺では一番先にオープンした店だからか、品揃えが多いせいか僕の好みに近い本が割と多いという感じだ。
もう数年前に僕は息子が入所している社会福祉法人の役員を辞しているから、富津方面へ出かけることもなく、従ってこのBOOKOFF君津店へ寄ることもないから、少し寂しい思いをしている。
ともかく、先に読んだ第2巻もその君津店で贖ったもので、その時棚には第1巻も並んでいたのだが、僕はよく確かめもせずに第2巻を買ったのだった。そういうところが僕の間抜けな所で、早合点や早とちりの元なのだ。

 

 

 

だが、幸いと言おうかラッキーだったのは、第2巻の所で書いたようにヤフオクに1-2巻バンドルでの出品があったので、ちょっと高めだったが、両方を手に入れることが出来たという次第だ。
古書カフェすみれ屋という古書店とカフェが一体となった店を舞台としたミステリー短編集だが、ミステリーの謎解きはその古書店を担当する紙野君だ。フルネームを紙野頁(かみのよう)という。
オーナー店主は玉川すみれと言い、以前書店に併設されたカフェで働いていて、その書店で正社員として働いていたのが紙野君だった。
沢山の本を読んで蓄えた知識が、客の抱える悩みや不思議を彼が勧める本を読むことにより、解決に結びつけるというのが紙野君なのだ。彼は、その解決法を本を読むことによって、客自身に解決させるというやり方で、彼が直接謎解きをするわけではないが、本を客に勧めることにより、客が自身でその謎を解くヒントを本から得るという具合だ。
それにしても、紙野君は客の抱える謎のヒントが、どの本にどのような形でその謎を解くカギがあるのかを知っているのか、それはたくさんの本をじっくりと読んで理解を深めているに違いない。
僕はこうした自分にはない能力を備えた人物が好きだ。自分もそうしたある種の特定の能力・知識を備えたいと思うが、どのように勉強したらいいのかさえ分からなくなっている。

 

 

ころで、次第にオミクロン株に移り変わりゆく新型コロナのウィルスだが、いよいよ第六波に入ったようで、連日過去最大の感染者数を示す地域が増えている。専門家たちの研究は感染者の増加の波が120日周期などと言うことまで、分かっているのに薬の研究は並行するほど進んではいないのか?噂では飲み薬の許可も近々出されるようなことを聞くが、画期的な効力を示す内服薬が世に出ることを願っているが、それよりも何よりも、ウィルスの活動が鎮まることが第一だ。
今の状況で感染力が高まると、近いうちに再々度の緊急事態宣言が発せられるのだろう。
強い寒気の南下で、日本列島の日本海側では、数年来の大雪や吹雪に見舞われている。人類が目指すべき課題は文字通り山積している状態だ。力を持たない僕ら一般の国民は何をすべきか、出来ることは何か考えて行動すべきだ、と思うが力だけではなく頭の方も衰え始めている僕に、何ができるか?
先の知識や能力向上のための勉強に、努力することも出来ることの一つになるだろうか?

 

収録作
# タイトル
1 恋人たちの贈りもの
2 ランチタイムに待ちぼうけ
3 百万円の本
4 火曜日の夜と水曜日の夜
5 自由帳の三日月猫

 

 

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