15号台風が、のろのろしている内にと、友人と二人で「石老山」に登ってきました。
水分をタップリ含んだ登山路は滑りやすく、それでも大きな岩が次々と現れる急登に、秋の風を感じながら10時40分に山頂に着いた。
ここまで登山者には一人も出逢わない、静かな行程で、セミの鳴き声がチョット悲しさを誘います。
山頂では丹沢までは見えるものの、富士山は隠れたままでした。
二人だけの山頂を辞して大明神への下りにかかる。1時間歩くと、「大明神」の小さな祠に出会う。
そこから展望台で相模湖や、生藤山~陣馬山~高尾山方面をながめた後、箕石橋、ねん坂へ下って、13時12分のバスで相模湖駅に戻りました。
クズの花びらが登山道にこぼれていたり、つくつく法師やひぐらしが鳴いていたり、大きなキノコがあちこちにあって、吹く風はもう秋。「秋来ぬと 目にはさやかに見えねども 風の音にぞ驚かれぬる」を感じながらの山行でした。