オサバグサ祭りの中、民宿の車で登山口の馬坂峠まで送ってもらいました。
8時前なのに、駐車場はすでに満杯状態で、人気の高さが伺えます。立派なトイレも併設されています。
コメツガやシラビソの林に早くもオサバグサが見られる。櫛の歯のような切れ込みを持つ葉が、機織りの筬(おさ)に似ているところからこの名前がついたとか。
林中にはゴゼンタチバナ(花はなし)、ミツバオウレン、ヒメゴヨウイチゴの葉、ギンリョウソウ、シャクナゲが表れると帝釈山の山頂です。三角点標石をタッチして、360度の景観を楽しんで、全員写真をとる。
大岩がゴロゴロの下りを田代山へ向かうとピンク色にシャクナゲが咲き誇る。マイズルソウ、ウラジロヨウラク、イワカガミ、が咲く中を雪解けと残雪に足を取られながら、田代山小屋前は人がいっぱいです。
田代湿原の木道を(一歩通行)に行くと、ヒメシャクナゲ、イワカガミ、タテヤマリンドウ、チングルマ、ワタスゲが咲き誇っています。ニッコウキスゲとコバイケイソウはこれから。
木道の端で、会津駒ケ岳方向を見ながら、おにぎりを食べる。田代山山頂に進んで、アリバイ(?)写真を撮る。
それにしても、山頂にこんなに広い湿原があるって、何て不思議なんだろう!
ぬかるんだ残雪の道を帝釈山へ戻ると、ガスが広がって既に何も見えなかった。
迎えの車の時間を気にしながら、馬坂峠へ時間通りに到着。
大木の桐の花がさく林中を、クルマで宿へと向かった。オサバグサは年々減っているという。