16日の夜から木々を揺らす風音が、小屋の窓を鳴らして17日の朝は小雪が舞っています。
外は0,8度℃の寒い朝、7時に焼岳小屋を出発、展望台に行ったのですが、眺望はなし。
冷たい風が吹きつけて、手袋の中で手が痛くなりますが、雪の作った芸術品(丈の低い木々や、草についた小さな樹氷)に癒されて、噴煙立ち上がる焼岳をめざします。
雪は止んできても、展望はなし。活火山特有のザレた急斜面を登ると、強い硫黄の匂いがして、漸く北峰の山頂へ。
何とその時だけ、サッとガスが切れて青空を見せ、南峰も見えました。
写真撮影の後、新中の湯コースを下る中ころから晴れてきて、名残の紅葉を楽しみながら下りて来たのです。
日本を代表する北アルプスの景観と紅葉を目指して、明日の土曜日は、さぞ混雑することでしょう。