ゆみねこ日記

日常日記です。

4月の読書記録

2018-05-01 10:31:54 | ブックレビュー
4月の読書メーター
読んだ本の数:12
読んだページ数:4089
ナイス数:3202

二人道成寺 (角川文庫)二人道成寺 (角川文庫)感想
自宅の不審火が原因で昏睡状態に陥った梨園の妻。彼女には想い人がいた。「夫に殺されるかも」という言葉を聞いた夫のライバルの歌舞伎役者。探偵・今泉文吾が謎を解く女形を演ずる役者たちの妖艶な姿や特殊な世界である歌舞伎のことをとても興味深く読みました。
読了日:04月28日 著者:近藤 史恵
羊と鋼の森 (文春文庫 み)羊と鋼の森 (文春文庫 み)感想
文庫化されたので、購入しました。山の中で育った外村が、学校の体育館のピアノの調律に訪れた板鳥に出会い、調律師を目指す。ひたすら音と向き合い真摯に取り組む姿は、感動的。宮下さんの流麗な文章で綴られているので、音が聞こえて来るような思いで読了しました。文庫版の解説が佐藤多佳子さんなのも嬉しかったです。お薦め本です。
読了日:04月26日 著者:宮下 奈都
いのちの姿 完全版 (集英社文庫)いのちの姿 完全版 (集英社文庫)感想
単行本で既読でしたが、五編を新たに収録した完全版。様々な場面での人との出会いが綴られ、小説の元になるエピソードも。「水のかたち」で語られている朝鮮半島からの引き揚げのことや、病気のことや旅のことなど、宮本さんの作品が大好きなので、とても満足して読了。
読了日:04月25日 著者:宮本 輝
むかえびと (実業之日本社文庫)むかえびと (実業之日本社文庫)感想
読み始めて「闇から届く命」の改題と気付きましたが、命の誕生の瞬間に携わる助産師さんの物語は面白く、一気に読了。入院した娘に付き添いながらの読書でした。さて、初孫との対面は明日か明後日か? タイトルは文庫版の方がずっと良いですね♪
読了日:04月23日 著者:藤岡 陽子
はじめまして、お父さん。 (双葉文庫)はじめまして、お父さん。 (双葉文庫)感想
売れないライター・白銀力也に舞い込んだ仕事は、生まれたときから一度も会ったことのない実父・合馬邦人へのインタビュー。しかも力也が実子であることを承知の上での本人からの指名で。二人の旅の途中でおおよその予想はついたものの、爽やかな読後でした。軽く読めて良いですね。
読了日:04月23日 著者:山本 甲士
生きている理由 (講談社文庫)生きている理由 (講談社文庫)感想
男装の麗人「川島芳子」。清国の王女として産まれながら、日本人・川島浪速の養女として日本に渡り、16歳で突如「男装」するに至るまでの青春編。歴史上の実在の人物や、日中の史実を絡めた壮大なストーリー。作中登場する「玩具」の解釈がキーワードとも言えて、興味深く読み進めました。続編も出るとのことで、楽しみです。
読了日:04月22日 著者:松岡 圭祐
贖罪の奏鳴曲 (講談社文庫)贖罪の奏鳴曲 (講談社文庫)感想
御子柴弁護士シリーズ第一作、以前単行本で読了済みですが、やはり面白くて一気読みしました。少年時代に幼女を殺害した過去を持つ彼が弁護士を目指すに至った理由。依頼者から高額な報酬を取るわけ。保険金殺人の容疑の主婦の裁判と弁護。渡瀬・古手川との関わり。どんでん返しの帝王の面目躍如!
読了日:04月18日 著者:中山 七里
ウチのセンセーは、今日も失踪中 (幻冬舎文庫)ウチのセンセーは、今日も失踪中 (幻冬舎文庫)感想
夜行バスで東京の出版社に漫画を持ち込みに行った宏彦は、失踪癖のある大御所漫画家のアシスタントをすることに。高校を卒業したばかりの宏彦が漫画家を目指すことになった理由。出版業界の事情や漫画家とアシスタント・編集者。山本さんの描くお仕事小説はいつも面白く、一気に読了!
読了日:04月16日 著者:山本 幸久
クリムゾンの疾走: 南アルプス山岳救助隊K-9 (徳間文庫)クリムゾンの疾走: 南アルプス山岳救助隊K-9 (徳間文庫)感想
空手の全国大会出場のため上京していた静奈が、連続シェパード誘拐殺害事件に巻き込まれた!愛犬バロンを連れ去られ、犯人グループを追い、静奈さん大暴れの巻。北岳のシーンはやはり読みごたえあり。面白かったけど、やはり彼らには山で活躍の物語が良いですね。
読了日:04月14日 著者:樋口 明雄
沙羅は和子の名を呼ぶ (集英社文庫)沙羅は和子の名を呼ぶ (集英社文庫)感想
久々の再読。内容を忘れていたものもありました。やはり好きな作品は前回と同じで「商店街の夜」は特に好き。
読了日:04月13日 著者:加納 朋子
おれたちに偏差値はない 堂南高校ゲッキョク部 (文春文庫)おれたちに偏差値はない 堂南高校ゲッキョク部 (文春文庫)感想
高校入学を控えた悠太は、1979年にタイムスリップ。父・剛志郎として超底辺校に入学することに。ヤンキーだらけの学校に2016年の草食系男子が飛び込んだら? 昭和の懐かしさ満載で楽しめます。
読了日:04月12日 著者:福澤 徹三
カラヴィンカ (角川文庫)カラヴィンカ (角川文庫)感想
大好きな遠田さんの新刊と喜んで購入して読み始めたら、あれれ?「藤屋」「斧屋」、実菓子・多聞・不動。あ~「鳴いて血を吐く」の改題でした!でも、ストーリーに引き込まれ読みきっての満足感。やはり面白いですね。古い家・跡取り・旧家同士の確執、真実を隠していた理由。遠田さんを未読の皆さんにお薦めします。
読了日:04月11日 著者:遠田 潤子

読書メーター
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 退院しました | トップ | 孫ちゃん、1週間 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブックレビュー」カテゴリの最新記事