ゆみねこ日記

日常日記です。

5月の読書記録

2021-06-01 09:13:22 | ブックレビュー
5月の読書メーター
読んだ本の数:30
読んだページ数:9813
ナイス数:3977

カナリヤは眠れない (祥伝社文庫)カナリヤは眠れない (祥伝社文庫)感想
無愛想で変人だが腕は確かな整体士・合田力。体の歪みだけでなく心の病も治して行く。買い物依存に陥った茜を狙う恐ろしい企みを雑誌記者・小松崎雄大と共に追い詰めるストーリーは面白くて一気読み。
読了日:05月02日 著者:近藤史恵
コンビニ兄弟―テンダネス門司港こがね村店― (新潮文庫nex)コンビニ兄弟―テンダネス門司港こがね村店― (新潮文庫nex)感想
フェロモンむんむんのイケメン店長のいるコンビニ・テンダネス。そこに集まる個性豊かな客や店員たち。門司港こがね村店、いってみたくなる!ツギさん、良いなぁ。店長の私の脳内イメージは山内惠介さん(笑)
読了日:05月03日 著者:町田 そのこ
その日、朱音は空を飛んだ (幻冬舎文庫)その日、朱音は空を飛んだ (幻冬舎文庫)感想
学校の屋上から飛び降りて亡くなった川崎朱音。彼女の死を巡って6人の同級生が語る。重苦しいのにクラスメイトたちが人の死を軽く考えている様子に違和感も。夏川莉苑は恐ろしい…。学園イヤミス。
読了日:05月05日 著者:武田 綾乃
死の島 (文春文庫 こ 29-10)死の島 (文春文庫 こ 29-10)感想
とても読み応えのある1冊でした。末期ガンで余命いくばくもない69歳の澤登志夫は自らの最期をとある計画に添って成し遂げるため、一人で冬の信州へ向かう。澤を慕う教え子・宮島樹里の人生も絡め、考えさせられました。
読了日:05月10日 著者:小池 真理子
【2017年・第15回『このミステリーがすごい!大賞』優秀賞受賞作】 縁見屋の娘 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)【2017年・第15回『このミステリーがすごい!大賞』優秀賞受賞作】 縁見屋の娘 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
京の口入屋・縁見屋の一人娘お輪。縁見屋には母・祖母・曾祖母が26歳で亡くなる悪縁が。謎の修行者・帰燕はお輪の悪縁を祓おうとする。京都を舞台にしたファンタジーでした。ラストも予想通り。ミステリーとは言えないかな?
読了日:05月12日 著者:三好 昌子
京の縁結び 縁見屋と運命の子 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)京の縁結び 縁見屋と運命の子 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)感想
謎の法師に襲われた貴和を救ってくれた不思議な少年・燕児。貴和を守るため姿を消した母。窮地に陥ると現れ命を救ってくれる大きな鷹。無実の罪を着せられた父。貴和と燕児の数奇な縁、一気に読了。また戻って来るのでしょうか?
読了日:05月13日 著者:三好 昌子
国道食堂 2nd season (文芸書)国道食堂 2nd season (文芸書)感想
元人気プロレスラー・本橋十一が営む「国道食堂」、味と十一の人柄に吸い寄せられるように集まる人々。ここで幸せなスタートを計画するカップルたちに忍び寄る暗い影。しかしそこは小路先生、スッキリ爽やかなエンディング。リングの使い方が素敵!面白かった♪
読了日:05月15日 著者:小路幸也
北岳山小屋物語北岳山小屋物語感想
大好きなK9シリーズの舞台である南アルプス北岳。五つの山小屋を著者が取材し綴ったノンフィクション。小説の中に登場したエピソードも!
読了日:05月15日 著者:樋口 明雄
紅蓮の雪紅蓮の雪感想
父からは疎まれ母からは愛情を貰えず、いつも二人だけで過ごし成長してきた男女の双子、伊吹と朱里。20歳の誕生日に一人命を絶った朱里。伊吹は朱里の足跡をたどり大衆演劇・鉢木座へ。まさに血の縁、どろどろの愛憎劇だけど伊吹が前を向いて生きて行くラストは良かった!慈丹が善人で血の呪いから救いに。
読了日:05月16日 著者:遠田 潤子
ヨンケイ!!ヨンケイ!!感想
天沢夏月さん、初読み。大島の高校陸上部、メンバーが4人揃うことは少なく、ヨンケイにエントリー出来るチャンスはまれ。本土からの転入生を迎え顧問からエントリーを告げられるが…。チームワーク最悪の4人それぞれの章で綴られるインターハイへの挑戦。中高と陸上部、ヨンケイ経験者としても熱く挑んだ日々を懐かしく思い出せた良書!お薦めです!
読了日:05月17日 著者:天沢 夏月
ほたるいしマジカルランドほたるいしマジカルランド感想
蛍石市の遊園地「ほたるいしマジカルランド」の月曜日から日曜日まで、名物社長の入院とスタッフたちの奮闘や葛藤を綴る。ちょっとレトロで懐かしさと郷愁を感じさせる遊園地、行ってみたくなりますね。
読了日:05月17日 著者:寺地 はるな
銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2感想
健康診断に赴いた静と大腸がんの検査で上京した玄太郎じいさんが病院で遭遇!しかも担当医が医療ミスで逮捕の危機、二人の活躍で事件は解決、怒濤の展開から静の元同僚たちの相次ぐ死亡事件。バラバラに思えた事件から炙り出された悪意。このコンビの活躍がもう見られないと思うとさびしい。
読了日:05月18日 著者:中山 七里
黒の狩人〈上〉黒の狩人〈上〉感想
右脇の下に「五岳聖山」の刺青のある中国人が相次いで殺害された。新宿署の佐江と上司の命令で助手として預けられた中国人・毛。外務省の美人職員野瀬由紀も加わり事件を追う。感想は下巻で。
読了日:05月21日 著者:大沢 在昌
黒の狩人 下 (2)黒の狩人 下 (2)感想
中国人連続殺人事件は中国政府の"処刑"なのか?公安は情報取得を最優先に、中国は党の権力者を派遣し事件の収束を図り、黒社会の抗争も絡み全面戦争の様相に。佐江と毛の決死の戦いが迫力満点、そして野瀬と毛の危機。今作は悲しい幕切れを回避出来て良かった!やっぱり大沢さん、期待通りの面白さ!
読了日:05月22日 著者:大沢 在昌
じい散歩じい散歩感想
88歳の明石新平は散歩と食べ歩きが趣味、女好きで元気なじいさん。妻の英子は認知症、夫の散歩先での浮気を疑う。アラフィフの息子三人は全員独身。引きこもりの長男・しっかり者の次男(自称長女)・親の金を当てにする三男。色々あるけど「家族」の日々は続いて行く。新平さんのように元気ならば8050問題も怖くはないかな?
読了日:05月22日 著者:藤野 千夜
天使と悪魔のシネマ天使と悪魔のシネマ感想
人の死に関わる天使と悪魔のお話。不慮の事故で亡くなった地下鉄の運転手、駅のホームに立つDV 男、売れないミュージシャン、天に上ったが遺してきた妻と娘が気になり1日だけ様子を見に来た男など。今宵守宮くんとが良かった!
読了日:05月22日 著者:小野寺 史宜
あんの青春 若葉の季 お勝手のあん (時代小説文庫)あんの青春 若葉の季 お勝手のあん (時代小説文庫)感想
あんちゃんは見習いから台所付きの女中に。料理人としての成長と、年頃の娘としての気づき。周りのおちよやお小夜との関わり、おあつ樣からの手紙、おみねからの謎を解き、勘平の消息と盛り沢山。おちよの身はどうなる?次巻が楽しみ。
読了日:05月24日 著者:柴田よしき
青い孤島青い孤島感想
船酔いでフラフラになり15時間かけてたどり着いた「小鬼ヶ島」、小島佑は広告会社の社長命令で島を活性化させるために派遣された。東西対決でギスギスした島を救うのはRPG !楽しく読める1冊。
読了日:05月24日 著者:森沢 明夫
あしたの幸福あしたの幸福感想
父子家庭だった雨音の父が交通事故で突然の死。一人ぼっちになった雨音に幼い頃に生き別れた母から共に暮らそうと言う申し出が。叔母のもとにも施設にも行きたくない雨音は実母・国吉京香の存在を利用し暮らし始める。亡き父の婚約者・帆波さんも同居し変わった同居生活に。雨音の誕生日のエピソードが素敵で涙…。廉太郎の家庭に救いと光を。。京香さん、発達障害なんだろうけど、素敵な女性だし、帆波さんの明るさが良かった! お薦め本。
読了日:05月24日 著者:いとうみく
零から0へ零から0へ感想
新幹線を生み出した技術者たちの物語。戦闘機を作り多くの若い命を奪うことになった贖罪の思いが平和の乗り物である新幹線へと。戦後、助手として鉄道技術研究所に就職した松岡聡一の目を通して綴られる。熱い感動のうちに読了、皆さんにお薦めの1冊。
読了日:05月25日 著者:まはら 三桃
ヴィンテージガール 仕立屋探偵 桐ヶ谷京介ヴィンテージガール 仕立屋探偵 桐ヶ谷京介感想
人を見ると骨格筋肉が透けて見え、洋服のシワのより方で抱えている病気や虐待の痕跡までを見つけてしまう男。桐ヶ谷京介は美術解剖学を学んだ経歴から10年前の未解決の少女の死亡事件を調べて行く。アトミック柄のワンピースに秘められた謎と悲しい事実。川瀬さんの服飾に関する知識満載で面白かった!
読了日:05月26日 著者:川瀬 七緒
にゃんたまにゃんたま感想
とにかくにゃんこのタマばかり(笑)色んな猫写真集を見てきたけど、かなりマニアック、でも笑えた♪
読了日:05月26日 著者:
風は山から吹いている ―― Why climb mountains with me?風は山から吹いている ―― Why climb mountains with me?感想
高校時代にスポーツクライミングで活躍した筑波岳は、大学進学後に風変わりな先輩・梓川穂高に誘われ登山部に入部した。穂高がなぜ山に登るのか、岳がクライミングをやめた理由、そして恩師の滑落死。山登りは苦手ですが岳や穂高と共に山に登る気分を味わえ読後も良かったです。
読了日:05月26日 著者:額賀 澪
サード・キッチンサード・キッチン感想
都立の進学校からアメリカの大学に入学した尚美。母子家庭で経済的に厳しい中、学資を援助してくれる「足長おばあさん」が! 飛び込んだアメリカで英語のコミュニケーションが上手く行かずネガティブな感情に苛まれた尚美を救ってくれたのが様々なマイノリティが集まる学生食堂「サード・キッチン」。尚美の様々な気づきと臆病さを乗り越えて行く姿、読んで良かった!白尾悠さん、初読み。
読了日:05月27日 著者:白尾悠
希望病棟 (小学館文庫)希望病棟 (小学館文庫)感想
病院の中庭で拾った人の心の声が聞こえる聴診器は、ルミ子から黒田摩周湖の手に。二人の末期癌の患者、児童養護施設で育った高校生の桜子と代議士の妻・貴子は治験を受け劇的に回復を遂げるが…。貧困問題、無戸籍児、重い問題を取り上げながら希望ある結末に。上手く回り過ぎなストーリーだけど小説の世界だからまあ良いかな。
読了日:05月28日 著者:垣谷 美雨
悪の芽悪の芽感想
無差別大量殺人事件を起こしその場で自殺した男は、小学校時代にいじめを受け不登校になった。そのきっかけを作り罪の意識に苛まれる元同級生。なぜ犯人はアニコンを狙ったのか?犯行現場の動画をアップする男、犯人の両親、被害者の家族。SNS の怖さなど盛り沢山だが何となく中途半端な読後感。
読了日:05月28日 著者:貫井 徳郎
わんダフル・デイズわんダフル・デイズ感想
以前読んだアンソロジー「wonderful story 」の中のパピーウォーカーから繋がる盲導犬訓練施設を舞台にした連作短編集。犬の言葉を理解できると言う風変わりな訓練士・阿久津と、訓練士研修中の歩美が様々な事件の謎解きにあたる。犬の賢さ健気さに胸が熱くなりました。
読了日:05月29日 著者:横関 大
神さまの貨物神さまの貨物感想
大きな暗い森に貧しい木こりの夫婦が住んでいた。おかみさんは「子どもを授けてください」と祈り続けていた。ある日貨物列車の小窓から雪の上に赤ちゃんが投げられた。託された命を守ろうとする大人たち。ホロコーストの残虐さと必死に命を守ったおかみさん。戦争とは悲惨なものだと言うことをストレートに伝えてくれる良書!お薦めです。
読了日:05月29日 著者:
終わりの歌が聴こえる終わりの歌が聴こえる感想
19年前人気絶頂の時に急死した天才ギタリスト。事故として処理されたその死は殺人事件だったのか?バンド内の対立、女、藥、才能への嫉妬。捜査にあたる刑事たちのパートとバンドの事務所社長で音楽ライター藤田のパートで語られる。明かされた真相は悲しいものだった。
読了日:05月30日 著者:本城 雅人
俺と師匠とブルーボーイとストリッパー俺と師匠とブルーボーイとストリッパー感想
昭和50年の師走、釧路のキャバレー・パラダイスにマジシャンとシャンソン歌手とストリッパーがやって来た。滞在する宿はボロボロのキャバレー従業員寮。たった一人の寮の住人名倉章介20歳と彼らの約1ヶ月の同居生活、それぞれの切ない事情とそこはかとないユーモア、ラストは「師匠」に泣かされる!
読了日:05月31日 著者:桜木 紫乃

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