FNPに続いて日曜練習も再開です。
まずは愛知県内。
某市の公園でNさんと久々に練習です。
型をやったあと早速推手。
今日は前回扱った「纏」に加え、「問勁」というのを取り入れてみました。
ちなみに「勁」というのは中国の武術における「力」のこと。
パワーの方の力ではなく、スキル、つまり「能力」とか「技能」という方の力です。
「問勁」とは簡単にいうと、相手の反応を引き出す力です。
常に相手に微妙な圧力を加え、相手が反発してくるのを利用してコントロールします。
ただ力を抜いて触れているだけだと相手が自由に変化してしまうので、こちら側から一定の方向の力をかけて、それに拘らせる事で好きな方向にリードするのです。
といっても相手が分かってしまうような強い力だと引っかかってくれませんから、本当に微妙に、脳が気付かないぐらい軽く押すのがコツらしい。
管理人も先生からちょっと習った程度ですから、よく分かっていません。
(だからこそ練習する訳ですが)
それで単推手、双推手、四正推手、と「問」を意識してやってみました。
後半は槍の練習。
古今、武術の達人には槍を得意にしている人が多いです。
長くて重い槍を自在に操れる人なら素手の運動は楽、という事らしい。
実際に戦争で使われた槍は3~6メートルぐらいあったそうですから、こんなのをピュンピュン振り回すとしたら、相当高い身体能力が必要でしょう。
そんな訳で槍です。
横薙ぎを受ける、突いてくるのを内回し・外回しで流して反撃、と基本の対練をやってみました。
死んだら槍の英霊として呼ばれるぐらいになってみたい。
愛知県内で練習を終えて、HMさんからお誘いがあったので、今度は湖西市の公園に場所を変えます。
HMさんと型を進めて第2段階の初めまで。
ここからは第1段階の応用的な技が多くなります。
そのため、最初の十字手までをしっかりやり込んでいる必要があります。
用法もいくつか交えて練習しました。
次いで推手。
こちらは「肘」を特に意識してみます。
肘は太極拳に限らず、どんな武術でも非常に重要な要素です。
相手から見えない所から体重を乗せて打てますし、反撃するには肘を基点に相手を崩すのに使います。
双推手では肘が飛んでくる、肘をひっくり返す、という事を意識しながらやると、自然に手を置く位置とか力の方向とかが決まってくると思います。
そんな訳で、一月サボった分、取り戻すように練習しました。
武術をやっていて迷う事はしょっちゅうです。
そんな時に思い出すのが「迷ったら練習する」という格言です。
結局練習する以外に解決する方法はないように思います。
筋金入りの怠け者である管理人にとって、耳が痛い言葉であります。
次回の愛知県内練習は11月17日(日)を予定しております。