降版時間だ!原稿を早goo!

新聞編集者の、見た、行った、聞いた。
「降版時間」は新聞社整理部の一番イヤな言葉。

★朝日の「訂正」が長い。

2015年02月25日 | 新聞


「訂正とおわび」を見ると、ブーメランのごとく戻ってきて明日は我が身になってしまうだけど………。

朝日新聞の「訂正」記事が長くなっている。
あの誤報事件後に決めたマニュアルどおりに、ミスの原因を記入しているため長文化し、10行以上あるときもある。
一見、丁寧な感じなんだけど……。


朝日新聞@東京本社版2月23日付夕刊=写真
「訂正」
21日付「織田作之助 最後の小説?」の記事で、絶筆とされる作品の題名が「土曜婦人」とあるのは「土曜夫人」の誤りでした。
入力をミスし、確認も不十分でした。
訂正しておわびします。



なぜミスったのか、どーせ書くなら(勝手に)補足すると………

担当者が同音異義語の入力をミスしました。
さらに固有名詞と思い込み、そのままホスト送信しました。
記事内容を照合する校閲センターでは本来、文学作品などのタイトルは再確認すべきなのですが、確認しませんでした。
版を数回改めていましたが、気がつきませんでした。訂正しておわびします。

確かに、気づきにくい語句。
数版とりながら、ミスが素通りして最終版までいってしまったのが一番痛い。
僕も(校閲部・整理部含めて)何回も何回も何回も何回も何回も何回もミスっているから(←訂正の訂正も出したしぃ、笑)
ミスは、あらゆるチェックシステムを通り抜けていくのは痛感している。
…………明日は我が身。

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