降版時間だ!原稿を早goo!

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「降版時間」は新聞社整理部の一番イヤな言葉。

★宵山は小説とは違ったどすえ=京都編(2)

2012年07月17日 | 新聞
コンチキチン、コンチキチン、コンチキチン――お囃子が聞こえる京都祇園祭の宵山。
入道雲が東山に現れる夏日。各町衆の山鉾が室町通、烏丸通に並び、巡行を待つ=写真。

夕方、駒形提灯に灯りが点ると、
ゾロゾロゾロゾロゾロゾロゾロゾロと地元の人、浴衣姿の観光客、経済大国2位の方々(←特に多いですな)、欧米の方々で四条通は人いきれ。
んもぅ、まっすぐ歩けへんなぁ、ほんま堪忍しとくれやす(←完ぺきニセ京ことば)
前日宵々山15日の人出は29万人! 露店は750店どすえ!(3連休の大混雑を警戒した警察が許可せず、例年比-30%減)

森見富美彦さんの『宵山万華鏡』(集英社文庫)と「京都新聞」を手に、三条通から室町通に行った。
同小説は宵山を幻想的に描いているが、ところがどっこい、実際は――
蒸し暑いし、人ばかりだしぶつかるし、疲れるし、露店が道を遮るし、ソースのにおいがきついし、カフェは入れないし、
――の多重苦どすえ。

でも、普段は車の通行だけの烏丸通から南に目を向けると、山や鉾、駒形提灯が見え、遠くに京都タワーが望める、なんとも幻想的な夜だった。


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