降版時間だ!原稿を早goo!

新聞編集者の、見た、行った、聞いた。
「降版時間」は新聞社整理部の一番イヤな言葉。

●新聞の余命は30 年かぁ……。

2010年08月26日 | 新聞
【写真はiPhoneの無料産經新聞】

孫正義ソフトバンク社長の
「30年後は紙の新聞、雑誌は100%ありえない」
は本当だと思う。最近、特に。

新聞業界は余命30年。
・2008年に日本の世帯当たりの新聞部数が「1」を切っているが、法人600万部を引くと……あな恐ろし。
・一部地域で、再販制度無視の購読料ダンピングが横行。つまり、定額購読料で買わなくてもいい……あな恐ろし
・広告費が6739億円まで落ち込み(2009年←1990年ピークの半分!)下げ止まりが見えない。頼りは、不動産収入だけ……あな恐ろし。
悪くなるばかりじゃん。


ってわけで、僕の知り合いも
「早期退職制度」
に乗る人が多くなった。
「もう、やることやったし、この業界の終わりを外から見るよ」
と言って、60前にリタイアした先輩は業界横断型句会に忙しいって言っていた。
ある方は大学に入りなおしたし。


ニュースのプロ集団である新聞社は、今後なだらかに通信社形態へ移行していくと思う。
あるいは、中国資本が提携か?……。

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