降版時間だ!原稿を早goo!

新聞編集者の、見た、行った、聞いた。
「降版時間」は新聞社整理部の一番イヤな言葉。

★まず国税庁元長官を調べなさい。

2012年07月09日 | 新聞
黄色いブックジャケットで、書店店頭で目を引く『トッカン/特別徴収管理官』(高城円、ハヤカワ文庫=写真)を読んだ。
実は今、いなか税務署とムニャムニャムニャなので、「敵」を知る必要があったのだけど。

1度、税務署に目をつけられると、絶対に逃げられない――。
あらゆる金融機関や公的組織、通信会社、身辺を調べあげることができ、令状なしで踏み込んで差し押さえもできるという、
警察をも上回る強権を持つ組織なのだ。
……か、か、勝てるのか、僕は(汗)。

小説は、簡単にいうと「お仕事エンタメ」。
主人公の25歳・自分探し中「ぐう」、上司「鏡調査官」の過去を絡ませ、濃いキャラの室員と滞納者を追い詰めていくストーリー(マルサは法人、トッカンは個人事業者がターゲット)。
僕は、高城さんは初読みなのだが、
謎解きあり、涙あり、ユーモアありで面白かった。

小説とは関係ないのだけど――
税務署は一般市民をターゲットにするだけでなく、
まず、「週刊朝日」スクープ脱税大疑惑の大武健一郎元国税庁長官(65)を調べるべきではないか(怒!)。
どうなんだ、そこんとこ、ドンッ(←机を叩く音)
「週朝」取材に対し、大武氏に現職税務署員がピタリ同行するというのはいかがなものか(怒! 怒! 怒!)



(▼皿▼)Ψ

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