降版時間だ!原稿を早goo!

新聞編集者の、見た、行った、聞いた。
「降版時間」は新聞社整理部の一番イヤな言葉。

●「借りアリ」何か物足りなくない?

2010年07月27日 | 新聞
いいじゃないか、オジサンが目を赤くしたって――。

スタジオジブリ最新作「借りぐらしのアリエッティ」(米林宏昌監督、37歳!)を観た=写真。

簡単にいえば、
ひと夏の「ア・ボーイ・ミーツ・ア・ガール」物語。
弱いんだよなぁ、僕この手の掌編。

「従来のジブリらしくない、全体に動きの少ない作品ね」
「小人が主人公だから、もう少しストーリーに広がりがあるかと思ったわ。何か物足りないわね」
「90分だからかしらねえ」(終了後、観客の話盗み聞き)
なんて声はごもっとも!
……たしかに、全体になにか物足りない!

だけど、
セシル・コルベルの歌声(Arrietty's Song)は素晴らしくジブリアニメに合っている(セシル自らが売り込み、鈴木敏夫Pが一発決定とか)。
だからCD買っちゃった。

翔役・神木隆之介クンの声が、少年期独特の清潔感ある、癒やし系サウンドのようでいい。さすが、ジブリ作品常連。

――で、何が足りないのだろう? と思ったら、あっ、あれだ! 
――続く(笑)。