「チェンマイアパート日記」ムラマツエリコ/なかがわみどり著（JTB）

「チェンマイアパート日記」ムラマツエリコ/なかがわみどり著（JTB）を読みました。
タイ・チェンマイのアパートを借りて過ごした一ヶ月間の日記。
おいしすぎる屋台、楽しい市場、ほほえむ人々、かわいいおみやげ、幻想的なお祭りローイクラトン。
ふたりが感じた日常がのんびりとつづられています。
今までのK・ｍ・ｐの本の中で一番ページ割が見やすいです。

「地に消える少年鼓手」ウィリアム・メイン著（林克己訳）岩波書店

「地に消える少年鼓手」ウィリアム・メイン著（林克己訳）岩波書店を読みました。
イギリスの田舎、少年ディビッドとキースが聞いた、土の中から聞こえる不思議な音。そしてふたりの前に現れた、過去からきた少年鼓手。
アーサー王伝説もからめた過去と現在が交じり合う不思議なお話。

少年鼓手がもっていたロウソクがとても印象的。決して消えることがなく、熱をもたないロウソク。そしてその火を見つめると不思議なことが・・・。
ほかにも巨人や、ポルターガイストのようないたずらお化けなど説明のできない出来事が沢山起こります。
イギリスの土着の民話と伝説をからめたような話でした。

「山をこえて昔の国へ」ウィリアム・メイン著（神宮輝夫訳）岩波書店

「山をこえて昔の国へ」ウィリアム・メイン著（神宮輝夫訳）岩波書店を読みました。
舞台は5世紀頃のブリテン。赤い石の魔力でローマ軍を呼びよせ部族の危機を救い、魔女となった少女マグラ。
マグラと入れかわり、思いがけない冒険にまきこまれる現代の少女セーラ。
古代と現代を交錯させたタイムファンタジーです。

自分たちの身を守るために、時代を何世紀もこえた赤毛の少女セーラを身代わりにするなんて、マグラもほんとひどいな～。
過去の世界に入り込み、状況もわからず言葉も通じない場所で追われる身となったセイラたち姉弟。
でもなんとか生き抜こうと知恵をしぼり行動する彼らの姿、読みながらがんばれ！と応援してしまいます。