Simplex's Memo

鉄道と本の話題を中心に、気の向くまま綴ります。

今日は「路面電車の日」。

2005-06-10 07:30:15 | 鉄道(路面電車)
何故6月10日が「路面電車の日」か。
ネットで検索してみると、「路面電車の『路』を6、電車の『電』を10」として制定したという。
その由来はともかく、路面電車をPRするいい機会ということで、路面電車の事業者側では様々なイベントを週末にかけて企画している。

週末に開催される路面電車関係の主なイベントは次のとおり。
「路面電車の日記念イベント」(東京都交通局、6/11)
「万葉線『路電の日』電車まつり」(万葉線、6/11)
「第7回 路面電車まつり」(阪堺電軌軌道、6/12)
「RACDA10周年 路面電車の日記念 路面電車まつり」(RACDA、岡山電気軌道協力)

個人的には都電の旧塗装が復刻される東京都交通局のイベントに心惹かれるが、今週末のイベントには残念ながら行けそうもない。

去年は「岐阜に始まり、岐阜に終わった」一年だった。
確かに岡山電気軌道や万葉線にも去年乗っている。
特に後者は「アイトラム」の試乗会にも参加したついでに一度近くで見たかった元富山地方鉄道デ5022を心ゆくまで堪能した事をよく覚えている。
にもかかわらず、岐阜の路面電車に関わっていた時間が一番長かったせいか、他の路面電車の印象がどうにも薄い。

今年はその反動で各地の路面電車に乗りに行きたいと思っている。
その筆頭は岡山電気軌道だろうか。
元東武日光軌道線3000形が装いも新たに走っている姿を一度でいいから見に行ってみたい。
非冷房車ゆえに、夏場は走らない。従って行くなら秋から冬にかけてだろうか。

次に挙がってくるのが土佐電気鉄道か。
ここも元山陽電気軌道の700形を当時の塗装に復元して走らせている。
また、岐阜から590形2両が譲渡され、アルナ車両に搬入されている。
どのような姿で再登場してくるか楽しみなので、高知の町を走り出す頃に行ってみたい。
日程によっては、岡山とセットにしてもいいかもしれない。

そんな事を思っているが、間近な豊橋や福井も忘れてはいけない。
どちらも名鉄600V線区の車両が大挙転入して在来車を置き換える予定になっている。
豊橋では既に800形が改造を終えたのだろうか、赤岩口の車庫に留置されている。
確か、来月には運転を開始する筈だったと思う。

この他にも広島電鉄には「グリーンムーバーMax」が登場したり、と岐阜の路面電車にかかりきりになっている間に様々な動きがあった。

かつて10年以上昔の出来事を繰り返すことになるが、そうした路面電車を求めて全国を流離うのもまたいいかもしれない。
また、自分の路面電車に乗る一番の楽しみは路面電車に乗ったり撮ったりすることはもちろんだが、実は「古書店探し」だったりする。
古書店マップを片手に路面電車に乗って窓から見える古書店を探す。
電車を降りて見つけた古書店へ行き、そこで掘り出し物を見つけた時の悦びは何とも言えないものがある。
これは余談だが、路面電車が走っている町は古書店の数が結構多いという印象がある。
松山、高知、そして広島や函館もそうだった。
これらの町の記憶にあるのは路面電車と古書店だけ、というのもどうかという気もするが・・・。

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