goo blog サービス終了のお知らせ 

Simplex's Memo

鉄道と本の話題を中心に、気の向くまま綴ります。

樽見鉄道の貨物列車にお別れを。

2006-03-27 05:11:37 | 鉄道(地方・専用線など)
樽見鉄道の貨物列車運転終了まで残すところ、あと二日。
今年度、樽見鉄道にはよく通った。
1月のハイモ180-202の引退、同じく3月4日に運転を終えた客車列車、そして最後まで残った貨物列車ももうすぐ終焉を迎える。
そう考えると、樽見鉄道にとって2005年度は「大激変」の一年だったと言える。

その貨物列車を撮ろうと、昨日大垣駅にやってきた。
貨物列車自体は何回も撮っているが、大垣駅に入線する貨物列車を撮ったことがないことを今頃になって思い出したからだ。

大垣駅のホームで貨物列車が入線してくるのを待つ。

この日の貨物列車はTDE11 3とTDE10 5の重連。
大垣駅に入線する長編成の列車を自分が見るのも今日が最後だ。

貨物列車は何事もなく大垣駅に到着した。

編成中の貨車を見ると常備駅に「近江長岡」が残されている車が見つかった。
ここからもセメント列車が発着していたんだなぁとしばし物思いにふける。
あれから何年経ったのだろう。

編成の先頭部に行く。

大垣まで牽引してきた重連が切り離されるところだった。
ヘッドマークが掲出されているのは大垣方のみ。樽見方はヘッドマークなし。

そして、機関車はゆっくりと7番線に向かって入線した。

ホームに入線した機関車をカメラが取り囲む。

近くでヘッドマークを見ていると「あぁ本当に終わりなんだ」と思う。
ちなみにTDE10 5のヘッドマークはこれ。

この日は次位に連結されていたため見づらかったため、3月4日に撮った画像を出してみる。

ヘッドマークも撮ってしまったし、「貨物列車を撮る」という目的は一応達しているのでそろそろ引き上げようという気になった。
そうこうしている内に、大垣に到着した列車から多くの鉄道ファンが降りてきて「撮影会」の様相を呈し始めてきた。
落ち着いて写真を撮るどころではなくなってきたので、新快速に乗り込んだ。

かくして樽見鉄道の貨物列車も去り、桜ダイヤが設定されない新年度を迎える。
桜ダイヤの後は減便を前提としたダイヤ改正。
これらの話にかつて「第三セクター鉄道の優等生」と評された路線の面影は感じられない。

それでも、まだ列車が走り続ける限り、何かと口実を作って乗ったり撮ったりするのだろうなと考えている内に電車は大垣駅を出発した。

最新の画像もっと見る