森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

更新したいところだが・・・

2006年09月12日 23時39分28秒 | 過去ログ
今日も1日兵庫県立総合リハビリテーションセンターへ。
2年生もまじめに聞く。
奄美だろうが、兵庫リハだろうが・・・ リハはやっぱりヒトに仕事である。
マシン、ハードには左右されないことを実感する。

いい人にめぐり合える。
それが第一歩。

大学に夕方帰り着き、大学院申請がOkだったことを聞く。
全国的にパンフレットが郵送されているらしい。
何人かの先生から連絡をいただいた。

雑務をし、少しは原稿を進める。
4分の1っていったところかな。
「神経可塑性」の項はほぼ終わり。
「運動学習」の項は明日か・・・
ニューロリハビリテーションに必要な当たり前の知見を切り貼り改変で書いている。
ここ数年、私の脳はあまり更新されてなく、想像が膨らむばかりだ。
とりあえず、最新論文を読み、仮説を作り、それを実験で検証したいのだが、時間がない。

あ、そう。来年発行の予定の某教科書の原稿(感覚と運動)は1~2週間遅らします。
もう2本(バランス)(運動失調)は、先月末の期日どおりで送ったので許してください。


明日は共同研究の会議と60周年記念行事の打ち合わせ、
PMはゼミ研究の打ち合わせ、その後は、そろそろWCPT(バンクーバー)をやらないといけないな。

それが終われば脅威の8連泊(京都ベーシック、高知大、小倉リハ)か。
阪神の死のロードみたいだ。

そして、60周年記念行事に高校訪問などなど。


認知運動療法ベーシックコース、前日に向き合います、おそらく。
許してください。


しかし、左足までしびれがきたぜ~~



No such luck?

2006年09月12日 01時08分11秒 | 過去ログ
日曜は畿央大学のオープンキャンパスの体験授業を行う。
脳ばかり強調されるが、体との協調の重要性を高校生、両親にお話しする。
休むことも重要だ。
メリハリをつけて勉強してください。
ダラダラと私みたいにすると「創造性」が失われる。

恋愛で「どうだ俺はすごいだろ」を連呼し、強調されると相手(女性)は引く。
さりげなく表現することの大事さをあるプレゼンで感じる。
悪いところもいいところと思わせること、それが大事なのである。
いいところが、相手のいいと思うところではない。

本日は兵庫リハに、2年生の見学実習第一弾。
訓練室のメンバーも様変わりした。
質の高いセンターでいてもらいたい。

場の精神、それを感じれない学生がいるので、教師としてのお説教。
久しぶりに学生に怒る。
怒るという感情は、その時空を共有しようという意識の現われ。
くれぐれも「自分ひとりが損をしている」とは思わないように。

左手のフローマン徴候が激しくなる。
肩までしびれる代償運動が出るが、こんなとき患者の気持ちがよくわかる。
この手や腕は自分のものでないと感じるし、なくなってほしい、無視したいという気分になるのだ。
しばらくこの徴候は出なかったが、おおよそ、5年振りぐらいに出てきた。
「ストレス」全開ということだろう。
こんなとき、セラピストの「がんばりましょう」「ガンバッテリハビリやりましょう」なんていわれると、無性に腹が立つだろう。
だって、この腕をなくしてほしいと思うんだから。

365日、リハビリなんてどうかと思う。
注意と休息の関係をもう少し勉強してもらいたい。


休息が一番だが、そうもいかないようだ。


もう少し、書き進めよう。
ベーシックの講義準備は当日仕事になりそうだ。


No such luckにならないように。






高知大学集中講義

2006年09月09日 17時40分17秒 | 過去ログ

高知大学教育学部生涯教育課程スポーツ科学コース集中講義

平成18年9月19日~22日

「バイオメカニクス」

昔取った杵柄です。

キネシオロジーのことを話し、運動制御論へいくと思う。時間があれば運動学習論へ。バイオメカニクスではあまり目が輝かない。人間は機械じゃないですから。「教師」を目指すために大事なこと、それについて話せればとは思いますが。

 

 


気が入る

2006年09月09日 17時36分06秒 | 過去ログ

昨日は岡山(夜間部)の「教育学」の前期ラスト講義。演習形式で行う。答えがないという一見すると生産性のないものに対して議論することは、脳をはぐくむ上で重要である。でないと、すぐに答えを求める志向性が沸く。「だったらどうすればいよいのですか?」と。世の中、そんなにうまくはいかない。奇跡はない。奇跡は偶然であり、それには、おそらく準備があったんだと思う。

「個」とは何か。何もないのだと思う。それは止まったものである。

「個」というのは「共有」システムを意識する上で出てきた現代の言葉と思う。ここにも現代教育の問題がある。誰かと同じということで安心感が得られる。現代の病だ。そういう学生がいた。僕の人生と君の人生は明らかに違う。馴れ合いな共感をされてもそれ以上にはならない。そう演習をしながら感じた。

最近、手ごたえという言葉がどうしても気になる。この意識(言語化)でもない、無意識でもない。私にしかないもの。この問題をクリアしないといけない。

その後、朝日リハの先生方と懇親。「外界」について雑談をする。大人たちよ逃げてはいけない。逃げるのであれば後身に道を譲るべきである。つくづく感じる。僕が50歳になってギャップが生じればそうする。それが世の中のためだし、「だったらやってみろ」それがよいのならと思いたい。

12時過ぎにメールを見ると、現代思想の栗原さんからメールが。

忘れてた・・・・・・ことはないが、眠らしていたその意識を。50枚。 今月末だ。一気に気が入るが、その前に片付ける35枚の原稿がある。来週末から8連泊のロードに出ないといけないし、帰ったら60周年記念対談、そしてまた出張・・・  月末まで、奈良には数えて5日間ぐらいしかいない。

物理的になんともならないことをなんとかする。

そういう橋渡り的になれば「火事場のなんとやら」も発揮するであろう。

英語の原稿もチェックしないといけないし、授業も始まる。

 

どうする?どうする??

 

 


うれしい思い

2006年09月06日 09時30分48秒 | 過去ログ
昨日は、午前中より島津製作所の方々が来学。
fNIRSにMRI重ね合わせソフト導入。
このソフトにてある程度の空間性が保てる。

学生の卒論を確認する。
中野君のMRCP研究は予備実験もある程度終了し、本実験に。
何も教えなくても、きちんと加算平均することができている。
あとは電位導出の技術を。

space perceptionとactive learning関連の研究を進行している遠藤さんが英文を訳していた。
言われなくてもする。
感心する限りである。

その後、fNIRSのデモ、5名の学生がメモをとりながら、アルゴリズム学習。
4時間の長丁場であったが、その後、率先して操作練習。
これまた感心する。

みんな本当によくやっている。
あとは創造性だね。


生きているということ

2006年09月04日 18時23分36秒 | 過去ログ
今日はAM、2年生の見学実習説明。
夏休み明けで大変だが、気持ちを入れて臨んでください。
そろそろ上昇気流に乗らないと、同級生たちにおいていかれるよ。

大学教育とは・・・少し考える。
専門教育との違いを明確にしないといけないが、依然として旧体系だ。

その典型がPMの4年生の症例報告会。
みんながんばっているが、その形式はもう何十年前と一緒。

これは歴史が変わっていない証拠。
私自身が経験したものを私自身が今は批判している。
いつまでも、昔の私にしがみついてはならない。

ICIDHがICFに変わっても一緒。
病態(個人)がまるっきり見えない。
そして、治療志向でなく、検査結果の羅列である。

う~~ん、教育とは難しいですね。

いずれにしても、未来志向でいかないといけないですね。

臨床を継承するから、転換するに行きましょう。
歴史としての認識に変えましょう。


あとは、活字が止まっている(死んでいる)かな。
仮説が変わり、治療が変更されるというダイナミクスさ(進行形な部分)がみえない。
活字をもっと生きさせよう。

患者は空間にも時間にも生きているのだから。


さて、小倉リハの採点、オープンキャンパスの原稿、などなどをしましょう。

明日は近赤外線イメージング装置の第一弾が入ります。