森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

気が入る

2006年09月09日 17時36分06秒 | 過去ログ

昨日は岡山(夜間部)の「教育学」の前期ラスト講義。演習形式で行う。答えがないという一見すると生産性のないものに対して議論することは、脳をはぐくむ上で重要である。でないと、すぐに答えを求める志向性が沸く。「だったらどうすればいよいのですか?」と。世の中、そんなにうまくはいかない。奇跡はない。奇跡は偶然であり、それには、おそらく準備があったんだと思う。

「個」とは何か。何もないのだと思う。それは止まったものである。

「個」というのは「共有」システムを意識する上で出てきた現代の言葉と思う。ここにも現代教育の問題がある。誰かと同じということで安心感が得られる。現代の病だ。そういう学生がいた。僕の人生と君の人生は明らかに違う。馴れ合いな共感をされてもそれ以上にはならない。そう演習をしながら感じた。

最近、手ごたえという言葉がどうしても気になる。この意識(言語化)でもない、無意識でもない。私にしかないもの。この問題をクリアしないといけない。

その後、朝日リハの先生方と懇親。「外界」について雑談をする。大人たちよ逃げてはいけない。逃げるのであれば後身に道を譲るべきである。つくづく感じる。僕が50歳になってギャップが生じればそうする。それが世の中のためだし、「だったらやってみろ」それがよいのならと思いたい。

12時過ぎにメールを見ると、現代思想の栗原さんからメールが。

忘れてた・・・・・・ことはないが、眠らしていたその意識を。50枚。 今月末だ。一気に気が入るが、その前に片付ける35枚の原稿がある。来週末から8連泊のロードに出ないといけないし、帰ったら60周年記念対談、そしてまた出張・・・  月末まで、奈良には数えて5日間ぐらいしかいない。

物理的になんともならないことをなんとかする。

そういう橋渡り的になれば「火事場のなんとやら」も発揮するであろう。

英語の原稿もチェックしないといけないし、授業も始まる。

 

どうする?どうする??

 

 


最新の画像もっと見る