森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

学校法人冬木学園創立60周年記念シンポジウム

2006年09月23日 13時13分14秒 | 過去ログ

学校法人冬木学園創立60周年記念シンポジウム

テーマ:脳と身体が織りなす心のデザイン~心豊かに生きるために~

講演:東京大学名誉教授 養老孟司 先生

対談者:畿央大学 森岡 周、司会者:渡辺幸重

400名定員に4000名のご応募誠にありがとうございました。

 


おっおっ~

2006年09月23日 13時09分09秒 | 過去ログ
高知大学教育学部スポーツ科学コースの4日間にわたる集中講義を終え、みんなの感想をいただく。

毎回なんだが、はじめてスポーツ科学コースの講義だったという意見を多くもらう。
これは地方大学の難しい問題が内在しているんだ。

「教育」優先にいくのか、「科学」優先にいくのか、という。
しかし、その分けるということじたいが本当の問題なんだと思う。

いずれにしても、行為や動作を科学することの面白さに気づいてもらう。
何かの視点が必要なんだ。
漠然としても埒が明かず。
受講した学生のみんな、濃い4日間でしたか?
さすがに毎日朝から夕方まで講義すると自然と顔を覚えるもんだ。
最近、いろんなところでしゃべるせいか、顔を一切覚えない自分がいる。
記憶とは、自分との関係性(空間)だけでなく、自らの時間制御にも関係される。

駒井教授と会食後、朝倉駅から南風に乗る。
岡山までほぼ爆睡状態。
7夜連続午前様懇親会で心身ともにピークをむかえていたことから、南風の揺れをまったく知覚しなかった。

岡山で新幹線に乗り換え、小倉に行くまでに、夜間部に何を一発目に話すか、少し考える。
30分ほどで気分が悪くなり、やめる・・・

小倉リハにぎりぎり入り。
教室に入るなり、おっおっ~となぜが思う。
かなりの年配の方々の比率が大きい。
「資格」優位ないやな感じが起こるかと思い、急遽、その場で話すことを変え、「子ども」を見る視点から、障害者を見る視点、そして、行為とは、などなどでほとんど費やす。
ピアジェ、ヴィゴツキー、ブルーナーの理論は駆け足ですぎる。

「Normal」なんてないんだよ。
普通に歩くなんて、いったいどういうことなのだろう、そこからスタートして欲しい。


「視点」を変えることを意識させた。

しかし、みなさんいい顔してた。
コミュニケートも問題ないし、GOOD!
1期生なのか、3年生だからなのか、いやそれぞれの能力、能動性なのか。
こっちもがんばります。
夜間の「なんでもない無駄な時間(例:昼休み、あいているコマ)」がないことによる関係性の希薄さはなかった。

現役学生諸君、無駄な時間と空間をどう生きるかがその後の人生を変えるかもしれないよ。

勉強ばかりでもダメ、機能性重視でもダメ。

21時すぎに講義を終え、中林先生にホテルまで送ってもらい、もう無理とばかり休む。

この1週間でおおよそ40時間ぐらいの講義・講演・演習授業などであった。


タイプする時間が全然なかったが、なぜか充実感がある。
今日・明日中に1本の原稿にはめどをつける予定だ。

卒論ゼミ生! 今は自分・友達でがんばって!(謝)