森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

やっつけ

2006年10月13日 05時24分11秒 | 過去ログ
昨日は講義,会議,原稿の校正の合間に,来年度の4回生は,今年度よりも10数名増えるために,新たな実習施設開拓のために,少しばかりお電話.
近々10数施設訪問し,相互関係性を強調したい.
いろんな特典がついてます.
ご興味がある方々はご一報を.
共にリハビリテーションの発展に向けましょう.
学生教育はその媒介(心理的)になりますし,そこから症例研究が生まれます.

他者のために生きる.現代が忘れかけているものです.


19時頃より0時にかけて,1本,原稿を仕上げる.
やっつけ仕事だ.
「感覚と運動」,運動学テキストにはない記述が多いがご了解を.

これで南江堂から出るテキストの3本は終了.
「理学療法評価学テキスト」バランス機能の章
「中枢神経障害理学療法学テキスト」運動失調とはの章
「運動学テキスト」感覚と運動の章

力が入っているか否かは読んでいただければわかると思う・・・

「感覚」がアクセサリーな臨床になっている昨今,感覚の重要性を説き,運動とは知覚あるいは注意の視点からは分断できないことをやんわりと書いた.
あくまでも「運動学」なので.
しかし,「神経科学」になっているのはしかたない.
私に頼んだんだから.

それにしても箇条書きはつらい.
「思考」が反映されない.

「読む」という我慢と,それに創発的に起こる想像力を失わさせる傾向にならないだろうか.
活字ばなれなセラピストの卵達が増えているのかな.

「想像力」のためには,視覚的イメージを使わざるをえないのかもしれない.
いかにして,勉強しないといけないモードにさせるかだ.
このあたりは,セラピスト大量生産に伴う教科書乱立のなかで,今後の教材作りがいかに重要であるかを考えさせられる.

勉強しても,しなくてもセラピーは同じという観念が潜在的に今のセラピストには内在しているのかもしれない.

未来志向性.


さて,岡山の講義に,もう少ししたら出かけるか.

一睡もできなかった.
準備もしてない.

やっつけで長丁場の講義を行う.