隻手の声(佐藤節夫)The voice of one hand clapping.

世の中の片手の声をココロで聴こう。

新年の決意New Year’s Resolution

2012-01-09 09:31:41 | Weblog
岐阜大仏
新年の決意New Year’s Resolution 平成壬辰廿四年正月九日

 
一昨年、「桜の環」(April 2010)で薄墨桜のGIVE & TAKEを書きましたが、1912年ワシントンに桜を3000本贈った東京市長はあの有名な尾崎行雄でした。
日本の演説では、「共和演説」もありましたね。

1909年、米国大統領タフト氏夫人が、日本の桜を米国の首府ワシントンのポトマック河畔に植えたいという希望を知り、尾崎は2000本の苗木をワシントンに送った。しかしその苗木は、その後の検査で害虫が発見されすべて焼かれてしまった。残念に思った尾崎は、健全な苗を育てさせ、1912年、今度は3000本を送った。苗木は無事育ち、現在も見事な美しさでポトマック河畔の春を彩っている。
In 1909 Mr. Ozaki knew the hope that Mrs. Taft the President of U.S. wants to plant Japanese cherry trees on the Potomac riverside in Washington, D.C.
He sent 2000 young plants(seedlings). But they were all burned because harmful insects were found after tests. In 1912 regretting, he let healthy plants grow and sent 3000 saplings again. Young plants grew up. Now they are making the spring of the Potomac riverside beautiful.
座右の銘として、『人生の本舞台は常に将来にあり』がある。
語録Analects
『人生の本舞台は常に将来にあり
  人間は、齢を重ねれば重ねるほど、
その前途が益々多望なるべき筈のものだというのが、私の最近の人生観である。
  人間にとっては、知識と経験ほど尊いものはないが、
    この二つのものは年毎に増加し、
  死の直前が二つ共最も多量に蓄積された時期である。
    故に適当にこれを利用すれば、
  人間は、死ぬ前が、最も偉大な事業、または思想を
   起こし得べき時期であるに相違ない。』
The main stage of our life is always in the future.
The older human being grows, the more brilliant one’s futures must become.
It’s my latest view of life.
Nothing is as noble as knowledge and experience for human being.
These two things increase every year.
Just before death, it is the time that two things were accumulated the most.
Therefore, if we make use of them properly, the greatest enterprise or thought has to be achieved before this time.
人は何歳になっても、それまでの人生は序幕にすぎず、これからが本舞台なのだという意味である。人間にとって知識と経験ほど尊いものはなく、その二つは年毎に増えていく―すなわち人間は年をとればとるほど、その前途は輝かしく多望であるという尾崎の人生観である。 

新年を迎え、毎年聞かれるresolutionを このような人生観で 24年目の水泳<出来るだけ永く>、通ってくれている子供たちから、1年目のボランティア・ガイドで<良く分かったと言われる様に> 掲げて続けていきたい。
 初詣・伊奈波神社         
今年一年よろしくお願い致します。

*英文は、カナダのKさんにproofreadingしてもらいました。
 お世話になりました。感謝です。Thanks very much for K san's kindness.