レアル・マドリードに所属しているオランダ代表MFウェスレイ・スナイデルが戦力外通告を受けました。
この移籍期間で選手を次々と獲得し、余剰要員の放出に迫られたレアルは、これまでフンテラールやミチェル・サルガドといった選手に移籍を迫り、放出。
オランダ人選手に関しては、全員放出との見方もされていましたが、難航したため、まだフンテラールを放出したのみとなっていました。
そんな中、先日ペチェグリーノ監督が「ロッベン、スナイデルは放出候補に入っていない」との発言をしたため、スナイデルの移籍の可能性は少なくなっていましたが、ここにきてレアルフロントは戦力外通告を言い渡しました。
プレシーズンで好プレーを披露していただけに、スナイデルはこの通告に怒り心頭だったようです。
スナイデルには、インテルをはじめ、マンチェスター・ユナイテッド、バイエルン・ミュンヘンなどの各国の強豪チームからオファーがきている模様です。
ミチェル・サルガド(元スペイン代表、ブラックバーン)
――海外リーグに移籍するのは、はじめてですが?
「以前にチェルシーに行っていた可能性もあったんだ。でも僕は(オファーを断り、レアルでプレーできて)幸運だったよ。僕のチームはレアル・マドリードだから。」
――レアルについて
「僕はマドリーを愛している。10年もプレーしたんだ。人生そのものだったよ。長い間マドリーでプレーできたことを誇りに思っている。」
――プレミアリーグについて
「プレミアリーグでのプレーを楽しみたいと思っている。世界最高のリーグの一つだよ。されだけではなく、プレミアリーグには真のフットボールがある。ファンタスティックな試合に、ファンタスティックな雰囲気がある。これは僕や僕の家族にとって良い経験になるだろうね。」
約10年間レアルに所属していたサルガドは、新天地をイングランドに定めました。
契約期間は2年、レアルを退団してからの契約なので、移籍金は発生しません。
レアルでは、ロベルト・カルロスと共にサイドバックとして活躍。
最近は、クラブでも代表でも後継者となっているセルヒオ・ラモスに先発の座を奪われ、出場機会は激減していました。
レーマンは、06W杯でドイツ代表を3位に導きました。
その後、ユーロ2008で代表を引退しています。
クラブでは、シャルケやボルシア・ドムトムント、アーセナルでプレーし、アーセナル時代には、UEFAチャンピオンズリーグ決勝戦進出も果たしています。
昨シーズン、久々に優勝争いに加わったリヴァプールは、初戦でトッテナムに敗北したものの、第2戦でストーク・シティに勝利し、初戦の敗北を引きずることはありませんでした。
一方で昨シーズン王者のマンチェスター・ユナイテッドは、初戦を白星で飾るも、第2戦で昇格組のバーンリーFCにまさかの敗北を喫しました。
やはり、クリスティアーノ・ロナウドとテヴィスが退団した影響は大きいようです。
同じく、コロ・トゥーレとアバデヨールが退団して戦力ダウンしたアーセナルは、エバートンに大勝。
チェルシー、中堅トッテナムは2連勝と好スタートを切りました。
レアルのカンテラ出身のネグレドは、2007年からの2年間アルメリアでプレーしていましたが、この夏の移籍期間でレアルに戻り、プレシーズンでは好プレーもみせていました。
契約は5年間でレアルには2年間の買い戻しオプションが付いています。
この大会は、ミラン会長シルビオ・ベルルスコーニの父親、故ルイジ・ベルルスコーニに捧げる大会で、試合はミランが1-1のままもつれ込んだPK戦の末に勝利しました。
一方、スペインでは16日(日)に、スペイン・スーパーカップ第1戦が行われ、リーガとコパ・デル・レイで優勝したバルセロナとコパ・デル・レイ準優勝のアスレチック・ビルバオが対戦しました。
試合は、ホームのビルバオが先制する意外な展開となりましたが、シャビとペドロのゴールによってバルサが逆転勝利しました。
第2戦は、23日(日)に行われます。
レアル・マドリードは、8月19日(水)にボルシア・ドルトムント創設100周年記念試合に臨みました。
レアルは前半2分、カカのパスからグラネロが抜け出し、先制ゴールを決めると、その後はクリスティアーノ・ロナウド、カカ、シャビ・アロンソの連携攻撃で追加点を狙いに行くもゴールネットは揺らせずに終わります。
一方のボルシアも反撃、何度かゴールチャンスを得ましたが、カシージャスの好守が立ちはだかりゴールはならず。
前半は両者拮抗した展開になるも、早々とゴールを決めたレアルが1点リードして終了。
後半戦に入ると、レアルのペチェグリーノ監督はグラネロに代えてロッベンを起用。
残留宣言をして以来、プレシーズンでは好プレーを連発しているロッベンが、投入されてから3分後にボレーシュートによってボルシアゴールネットを揺らし0-2。
絶好調のロッベンは、その後も機敏な動きをみせて、後半28分にはイグアインのゴールをアシスト!これで0-3!
後半31分、波に乗るロッベンは、相手ペナルティエリア内で倒され、PKを獲得!
これをカカが決めて0-4!
そして後半44分、守護神カシージャスのフリーキックから主将ラウルが駄目押しゴールを決めて0-5とボルシアを粉砕しました。
日程
第31回サンティアゴ・ベルナベウ杯 8月24日(月)サンティアゴ・ベルナベウ(マドリード)
レアル・マドリードvsローゼンボリ
稲本は先発出場をしましたが、後半33分にこの日2度目の警告を受けて退場しました(試合は1-1のドロー)。
また、アメリカでプレーしているイングランド代表デイビット・ベッカムも16日のリーグ戦で退場処分を受けました。
ベッカムの場合は、前半17分の悪質なプレーで一発退場。
所属するロサンゼルス・ギャラクシーは0-2で相手チームに敗北を喫しました。
レアル・マドリードは、8月15日(土)にレアル・ソシエダード創立100周年記念試合、対レアル・ソシエダード戦に臨みました。
レアルのスタメンには、2002-2003シーズンでソシエダの一員として戦ったシャビ・アロンソが出場しました。
前半戦は、2部リーグのソシエダをレアルが圧倒しますが、0-0で終了。
後半に入るとレアルの動きが俄然高まり、後半4分にはクリスティアーノ・ロナウドのフリーキックのセカンドボールをベンゼマが決めて0-1とレアルがリード。
後半45分には、移籍交渉下にあるスナイデルがフリーキックを決めて0-2としてレアルがソシエダを下しました。
6年前に優勝争いを争った相手にレアルが0-2と完勝しました。
レアルは次回、ドイツのボルシア・ドルトムントと対戦します。
日程
親善試合 8月19日(水)シグナル・イドゥナ・パーク(ドルトムント)
ボルシア・ドルトムントvsレアル・マドリード