Men's wear      plat du jour

今日の気分と予定に、何を合わせますか。 時間があれば何か聴きましょう。

Homburg

2017-03-15 |  その他
最近知ったことや気づいたことについて、他の方と語り合いたいと思うことがあります。
内容に相応しい方となら、話が盛り上がるのは間違いありません。

これがアップされる頃にはちょっと遅れた情報かと思いますが、3月まで放送中のイタリア、フランス、スペイン語講座は言葉を覚えようという人以外の方が見てもかなり楽しめたんじゃないでしょうか。
特にスペイン語講座のヒラさんジンさんはいいコンビで、行く先々で食材をさがしてずっと食べて飲んでいるような、見てるだけで楽しくなってくる番組です。
それでいて見た事もない土地の風物をも、知ることができるのでした。

イタリア語の時間にはなかなかタイミングが合わなかったですが、もちろんフランスも負けずに美味しそうなものが出てきました。
先日のフランス語は、アルザスの旅。
辻さん関連の本を読み尽くした方にはお馴染みの、エーベルラン兄弟のオーベルジュ・ド・リールが宿泊先です。

海老沢泰久著「美味礼賛」では、長年にわたる食の探究のために健康を損ねた主人公が、ここの「フォワグラのテリーヌ」の味を忘れかねある日この宿を訪ねます。
既に健康を害していることを同業者から伝え聞いていた主人が、他にも体に良くて美味しいものはいくらでもあるからと、やんわり諭してフォワグラを出してはくれないのでした。
忘れられないくだりです。



前回チロリアン・ハットの話でふれたので、画像はホンブルグ。
この話はたいてい、この帽子を広めるのに最も影響力のあったエドワード7世から20世紀前半の英国の外交官、その後は映画ゴッドファーザーへと話題が一気に飛んでしまいます。
巻き上がったブリムの縁にグログランを施したものの他、一般的ではありませんが同じ型でビーバー(毛足のある)等素材で変化をつけたものがあります。
しかし先日も、よほどの事がない限り堅すぎて、黒のホンブルグ(左下:買収される以前のMallory)とか被る機会はなさそうなんて他所で話をしていました。



1930年代後半のEsquireの広告に、その頃おそらく英・外務大臣だったアンソニー・イーデンの名を冠した商品を見つけました。
イーデンはホンブルグを愛用した為、その型がしばしばイーデンの名をもって呼ばれていた事に目をつけたものでしょうか。

追記
4月3日から始まった新年度の「旅の⚪️⚪️語」シリーズは、幸い前年度と同じ内容みたいです。
ドイツ語もあって、ウィーンを巡る旅とのこと。

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