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Men's wear      plat du jour

今日の気分と予定に、何を合わせますか。 時間があれば何か聴きましょう。

フランネル・スーツ

2019-10-08 | 生地


G.クーパーの娘さん(1937年生まれ)が出したお父さんの写真集は2冊あって、画像は後から出た方に収められているクーパー夫妻です。
パンも切れそうなくらいスッと通ったパンツのクリースにより、中でもインパクトのある一枚。
ジャケットは他の写真ではあまり見ないもので、ご本人の他のワードローブよりラペル幅が狭く、体格に比べちょっと頼りないように見えます。

この画像からのインスピレーションを、リラックスした感じのジャケットに応用したことがありますが、今回はパンツの方を、ジャケットより構築的な雰囲気のフランネル・スーツにいかしてみようと思いました。
190cm近いクーパー氏はおそらく股下も85cm以上あり、シルエットも画像のままでは今日太すぎるので、ジャケットの蹴回しに押されている渡りの余分を削るイメージです。
iPhoneレンズのマジックにより、実際よりテーパードがついたように写りました。



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生地

2019-02-09 | 生地
日が長くなって来ました。
陽射しがちょうど良い日、色がどう見えるか急に気になって、行儀悪いですが昼を食べながらバンチを眺めたりします。

思い返すと、もう何年も前から「なかなか良い生地ないね」と挨拶がわりに聞いてきた気がします。
たまたま昨日も出先でまったく同じ話になりました。
ちょっと良いなと思ったものでも、形にして着て見せる頃にはもう生地が終わって、「それはないんです」なんて事になります。


(画像は本文と無関係)

一冊のバンチの中にオッと身を乗り出すような生地が3枚もあったら、それは宝物のようなバンチです。
5枚もあったらそれをオカズにご飯を食べて、生地切れを起こさなければ半年は幸せな気分で暮らせようというものです。
扱ってる方が飽きたりもするそうですが。

他の品を探す時と同じく範囲とさらに時間を少し遡ったりすると、「いいじゃない」と思わず呟いてるような生地が見つかり、気がつけば飢餓感を忘れている時もありますが、しばらくするとまた新しいものを求めているのでした。


京都へ行って神社仏閣を見ていたはずが、苔など地衣類を見て生地の色と重ね合わせていたりします。
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