担当者が立ち会ってくれることにはなっていたが、
先日の件もあり、
私も都合を付けて、立ち会うことにした。
業者に相談したところ、適切な説明をしてくれ、
配管カバーについては納得のいく施工をしてもらうことができた。
浄水器のビルトイン型の設置については、
まさかのキッチンの引き出しに干渉してしまう問題が説明されたが、
それは工務店の瑕疵でも何でもなく、誰のせいにもできない想定外のことではあったが、
既に担当者が対応策を考えてくれており、
とても安心した。
そして、少し時間に余裕ができたため、担当者とタバコを吸いに、外へ。
快晴の青空に映える外壁を眺めながら、担当者と雑談を始めた。
先日のクレームについては、私から切り出すことは敢えてしなかった。
一向に向こうから謝るなどの言葉がないので、そういうタイプの人なのだと割り切った。
ほじくり返すことがいいとは限らない。
そっとしておいておくことも、もしかしたら優しさかもしれない。
だから、敢えて言わず、代わりに感謝の気持ちを伝えた。
ただしそれは、全体的なこと。
親の贈与や自分たちのローンで建て、
建築家の先生や工務店、関係者、不動産屋や近隣の人、全ての人に恵まれた、と。
みんなで一緒に家を作っている気持ちだ、と。
それを担当者がどんなふうに聞いてくれたかはわからないが、
相手のことを悪く思うような考えはないことを、
私はそんな形で伝えてみた。
自分のため。
自分がすっきりするためだったのかもしれない。
あれから一転して、入居が楽しみになってきた。
家づくりの難しさは間違いなくあるが、向き合い方で、楽しさもめちゃくちゃある。
来週末には引越し。
新たな拠点での、新たな生活の始まり。
人生の新章に突入だ。