ときどき、ドキドキ。ときどき、ふとどき。

曽田修司の備忘録&日々の発見報告集

高齢者や外国人居住者に対するアウトリーチ

2004-09-17 18:44:01 | アーツマネジメント
14日(火)に東京芸術劇場の第四回劇場活性化計画策定検討委員会が行われた。東京芸術劇場は1990年の開館だが、これまでずっと「貸し劇場」のスタイルで運営されてきたため、地域とのつながりが薄く、劇場独自の個性が打ち出しにくいという欠点があった。開館当初とは社会状況も変わり、東京芸術劇場も貸し館から自主事業への展開をはかり、さらに地域社会に対して貢献する取組みが求められている。そこで、これまでの委員会 . . . 本文を読む
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スキナーの強化理論

2004-09-15 17:59:40 | 大学
本日、跡見女子大学文学部臨床心理学科の主催で「ビジネス現場において何故心理学が必要なのか」というタイトルの学生向け講演会が行われた。講師は、非常勤講師として跡見で「マーケティング心理学」という授業(後期)を担当される寺田信之介先生。現在は広告代理店「小田急エージェンシー」の取締役だが、長く広告代理店の「マッキャンエリクソン」で活躍してこられた方である。非常に面白くためになる講演をしていただいたのだ . . . 本文を読む
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まつもと市民芸術館開館記念シンポジウムへの寄稿原稿(転載)

2004-09-14 11:02:49 | アーツマネジメント
以前(8月10日)、このブログで長野県松本市に誕生した「まつもと市民芸術館」のことを紹介した。同芸術館は、8月に「2004サイトウ・キネン・フェスティバル松本」(大ホール)、串田和美演出「スカパン」(小ホール)等で幕を開けた。開館を記念して、9月3日に「これからの劇場がめざすもの―まつもと市民芸術館をめぐって―」というシンポジウムが実施されたが、そのときに配布される資料冊子に掲載する原稿の執筆を依 . . . 本文を読む
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キーワード:「スモールトーク」と「気後れ」

2004-09-12 23:31:24 | 横浜トリエンナーレ
横浜トリエンナーレ2005第3回作戦会議の続き。会議後の懇親会で同じく広報チームで活動しているグラフィックデザイナーの高野さんが話してくれた中身が大変面白かった。曰く、日常の「スモールトーク」の中にアートが話題とされるようにしたい。それから、だれもがアートにふれるときに何かしらの「気後れ」を感じてしまいがちだから、それをなくしていきたい。高野さんは海外に行ったときのバスに乗り合わせた知らない乗客同 . . . 本文を読む
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横浜トリエンナーレ2005第3回作戦会議

2004-09-12 23:22:40 | 横浜トリエンナーレ
本日、BankART1929Yokohamaで、横浜トリエンナーレ2005の第3回作戦会議が行われた。磯崎新氏がディレクターを勤めるトリエンナーレの本展とは別に、市民が自主的に立ち上げ実行するアート関連企画や、本展も自主企画も含めて市民にどう伝えてどう参加してもらうかという広報活動を行うチーム、本展の運営にボランティアとして参画していこうというボランティアチームなどが集まってそれぞれが考えている企 . . . 本文を読む
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ティアラこうとうの「ジャズ来襲!」

2004-09-12 00:46:01 | アーツマネジメント
ゼミの2年生が2人、ティアラこうとう(江東公会堂)という東京・江東区の公立文化施設でインターンシップ研修中である。昨日は研修の視察がてら、同施設で毎年開催されている「ティアラ・ロック・フェス」を観に行った。演目は、山下洋輔ほかが出演する「ジャズ来襲!」というコンサートだった。「ロック・フェスティバル」なのに何故「ジャズ来襲!」なのかと言えば、ロックとジャズの競演、ジャンルの壁を揺さぶる、というねら . . . 本文を読む
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インターンシップ(2)

2004-09-10 23:47:52 | 大学
私のゼミの学生が2人、来週から東京芸術劇場でインターンをさせていただくことになっているので、今日学生を連れて劇場まで挨拶に行った。5日間の短期研修なので、とにかく大学名と自分の名前をはきはき答えること、とだけアドバイスをして臨んだが、緊張のためかなかなかはきはきまでは行かない。それと、今日の学生だけではないが、椅子に腰掛けて相手の話を聞いているときの姿勢が悪く猫背になってしまう学生が多いように思う . . . 本文を読む
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上海歌舞団のホァン・ドゥドゥに注目

2004-09-07 23:24:43 | アーツマネジメント
先週の4日(土)、佐藤まいみさんが講師をつとめるBankARTスクール「実践ダンスマネジメント講座」の特別バージョンとして、早稲田大学の演劇研究センターが主催するシンポジウム「舞台芸術と人材養成 〈ディシプリン〉を再考する」を聴講。その後、台風の影響による大雨の中を近くの喫茶店、居酒屋に場所を移し夜の11時頃まで好き放題の激論(!)を交わすことになり、大変刺激的でおもしろかった。このときの激論の中 . . . 本文を読む
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「恩恵的支援」と「戦略的支援」

2004-09-04 11:57:43 | アーツマネジメント
昨日のナント市文化局長ボナン氏の講演紹介の続き。「市の援助は、芸術団体、アーチストへの公的メセナではなく、市の発展の諸戦略、市のアイデンティティ、住民、観衆との関係において、意義のあるプロジェクトへの支援でなければならない」(講演要約の資料より)。「芸術団体、アーチストへの公的メセナではなく」と「意義のあるプロジェクトへの支援」の2箇所に下線が引いてある。これも、「恩恵的支援」と「戦略的支援」とい . . . 本文を読む
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「文化政策」か「善意」か

2004-09-04 00:21:44 | アーツマネジメント
ヨーロッパでは今、文化による創造都市論が盛んであるが、グッゲンハイム美術館の分館を誘致して大成功を収めたスペイン・ビルバオ市の例と並んで近年の最も華々しい成功例として知られているフランス・ナント市の事例を紹介するセミナーが、3日、「としま文化フォーラム」の一環として豊島区民センターで行われた。ナント市は、1989年に弱冠39歳のジャン=マルク・エイロー氏が新市長に当選して都市計画・交通網整備と文化 . . . 本文を読む
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