ときどき、ドキドキ。ときどき、ふとどき。

曽田修司の備忘録&日々の発見報告集

「恩恵的支援」と「戦略的支援」

2004-09-04 11:57:43 | アーツマネジメント
昨日のナント市文化局長ボナン氏の講演紹介の続き。「市の援助は、芸術団体、アーチストへの公的メセナではなく、市の発展の諸戦略、市のアイデンティティ、住民、観衆との関係において、意義のあるプロジェクトへの支援でなければならない」(講演要約の資料より)。「芸術団体、アーチストへの公的メセナではなく」と「意義のあるプロジェクトへの支援」の2箇所に下線が引いてある。これも、「恩恵的支援」と「戦略的支援」とい . . . 本文を読む
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「文化政策」か「善意」か

2004-09-04 00:21:44 | アーツマネジメント
ヨーロッパでは今、文化による創造都市論が盛んであるが、グッゲンハイム美術館の分館を誘致して大成功を収めたスペイン・ビルバオ市の例と並んで近年の最も華々しい成功例として知られているフランス・ナント市の事例を紹介するセミナーが、3日、「としま文化フォーラム」の一環として豊島区民センターで行われた。ナント市は、1989年に弱冠39歳のジャン=マルク・エイロー氏が新市長に当選して都市計画・交通網整備と文化 . . . 本文を読む
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