(つづき)
福岡県春日市の「千歳町公民館前」バス停。
春日市コミュニティバス「やよい」の「春日原線」が停車する。
全国有数の人口密度を誇る春日市だが、バス路線の密度もとても高い。
春日市の西鉄バスの路線網を大まかに見ると、
「2番」が市のほぼ中央部を東西に横断し、
「42番」が市のやや西側を南北に縦貫し、
「45番」が北部をL字型に走り、
「6番」が市の南部を逆L字型に走り、
「1番」が「2番」と「6番」を補完するようなルートで走っている。
(なお、ここでの方角は「福岡仕様」というか「西鉄仕様」なので、実際の方角とはややズレがあります)。
そして、上記の西鉄バスが走っていないエリアに「やよい」の5路線がくまなく走っている訳だが、最近ウェブでも公開が始まった西鉄の路線図(「やよい」のルートも載っている)の「H」や「K」の図を見ていただければ、そのきめ細かさをおわかりいただけると思う。
これを、例えば福岡市南区に当てはめてみるならば、高宮駅~高宮三丁目・四丁目~大池~寺塚方面や、南大橋地区や、柏原2~3丁目の丘陵地の住宅地や、老司大池周辺など、現在バスが走っていない地域にも全てバスが通っているようなイメージである。
市域が小さく、かつ、人口密度が高い春日市だからこそできることなのかもしれない。
現在、春日市では、上白水のゴルフ場の一部を開発して住宅団地と商業施設が整備中だが、いずれはそこにも「やよい」が乗り入れることになるかもしれない。
ただ、現在の「やよい」は5路線ともに一周の所要時間が同じ(35分)に揃えられていることから、ひとつの路線のルートを変えるだけでも、全線で見直しが必要になりそうだけど。
なお、「やよい」の「春日原線」は、春日大橋~春日公園三丁目のあたりで、かつての西鉄の「12番」(乙金~白木原~惣利南口~月の浦)のルートを走っており、「12番」の廃止は、「まどか」だけでなく「やよい」誕生の契機のひとつにもなっている。
「千歳町」の周囲には「光町」に「宝町」と、縁起のよさそうな地名が並ぶ。
でもよく考えてみたら、地形や風景に由来しない地名で、「呪いが丘」とか「憎しみが丘」とか「痛町」とか、「縁起が悪い」地名はあまりないのだけど(あったとしても、時が経つにつれて淘汰されてきたと思われる。関西には「苦楽園」という高級住宅地がありますけどね)。
(つづく)
福岡県春日市の「千歳町公民館前」バス停。
春日市コミュニティバス「やよい」の「春日原線」が停車する。
全国有数の人口密度を誇る春日市だが、バス路線の密度もとても高い。
春日市の西鉄バスの路線網を大まかに見ると、
「2番」が市のほぼ中央部を東西に横断し、
「42番」が市のやや西側を南北に縦貫し、
「45番」が北部をL字型に走り、
「6番」が市の南部を逆L字型に走り、
「1番」が「2番」と「6番」を補完するようなルートで走っている。
(なお、ここでの方角は「福岡仕様」というか「西鉄仕様」なので、実際の方角とはややズレがあります)。
そして、上記の西鉄バスが走っていないエリアに「やよい」の5路線がくまなく走っている訳だが、最近ウェブでも公開が始まった西鉄の路線図(「やよい」のルートも載っている)の「H」や「K」の図を見ていただければ、そのきめ細かさをおわかりいただけると思う。
これを、例えば福岡市南区に当てはめてみるならば、高宮駅~高宮三丁目・四丁目~大池~寺塚方面や、南大橋地区や、柏原2~3丁目の丘陵地の住宅地や、老司大池周辺など、現在バスが走っていない地域にも全てバスが通っているようなイメージである。
市域が小さく、かつ、人口密度が高い春日市だからこそできることなのかもしれない。
現在、春日市では、上白水のゴルフ場の一部を開発して住宅団地と商業施設が整備中だが、いずれはそこにも「やよい」が乗り入れることになるかもしれない。
ただ、現在の「やよい」は5路線ともに一周の所要時間が同じ(35分)に揃えられていることから、ひとつの路線のルートを変えるだけでも、全線で見直しが必要になりそうだけど。
なお、「やよい」の「春日原線」は、春日大橋~春日公園三丁目のあたりで、かつての西鉄の「12番」(乙金~白木原~惣利南口~月の浦)のルートを走っており、「12番」の廃止は、「まどか」だけでなく「やよい」誕生の契機のひとつにもなっている。
「千歳町」の周囲には「光町」に「宝町」と、縁起のよさそうな地名が並ぶ。
でもよく考えてみたら、地形や風景に由来しない地名で、「呪いが丘」とか「憎しみが丘」とか「痛町」とか、「縁起が悪い」地名はあまりないのだけど(あったとしても、時が経つにつれて淘汰されてきたと思われる。関西には「苦楽園」という高級住宅地がありますけどね)。
(つづく)