富山きのこクラブ

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RE:2007年最後の薬勝寺池

2008年01月02日 | きのこ

四ツ木さん
伊藤さん
富山きのこクラブの皆様へ

新年おめでとうございます。
今年も、部会活動に、富山県きのこフロラ調査に、それに山遊びにと頑張りますのでどうぞよろしくお願いいたします。

写真のきのこはナメコで間違いないと思います。
ナメコは普通、ブナ帯で晩秋に見られるきのこですが、最近(ここ4、5年前ら)、新潟県や福井県の比較的低地(標高100m以下)にも多く見られるようです。
この原因として、私はナラ枯れがあると思います。
普通、低地にあるコナラなどが枯れた場合、ナラタケモドキやカワラタケ、カイガラタケ、ハカワラタケなどの硬質菌がよく生えますが、先ほど書いた県ではナラ枯れした立ち木にナメコが鈴なりに発生した写真をみたことがありますし、最近もこのような写真を載せたHPが出ておりました。先ほどの県では富山県より早くからナラ枯れの被害が報告されていましたので、今度富山県でもナラ枯れで枯れたコナラにナメコが鈴なりに発生しないかなあと思っています。そんな場所を見つけられましたら、ぜひこのMLで写真を発表ください。
またナラ枯れで枯れたコナラ・ミズナラには、その根元にカエンタケがよく出るように思います。こちらは猛毒きのこで、手に傷がある場合触っただけでもこの傷口が腫れるという報告もあるため、注意が必要です。

> 次のメールでヒラタケの白こぶ病について記します。
>
ヒラタケの白コブ病は、四ツ木さんや伊藤さんが書かれている通りで、この病気も温暖化のせいか?西日本から北上しているようです。
本質的に日本では生できのこを食べる習慣がないため、この病気のきのこを食べても問題はないとされていますが、精神的に拒否反応が多く、このため栽培業者の方もヒラタケからは手を引く方が多いと聞いたことがあります。
では同じヒラタケ属のウスヒラタケやエリンギーも白コブ病にかかるのか?この情報は持ち合わせていません。野外ヒラタケ以外のきのこにこの病気が見られた方がありましたらぜひお知らせください。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

_/_/_/_/_/ 富山県中央植物園 橋屋 誠_/_/_/_/_/


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