富山きのこクラブ

富山のきのこ情報・きのこ料理の情報が集まります。

おめでとうございます。

2008年01月03日 | きのこ

1月2日
橋屋様、伊藤様

新年早々ご連絡ありがとうございました。
本日、正月早々に天然ナメコ汁がいただけると思い、いさんでナメコ収穫に行きましたが、まったく神隠しにあったように影も、形もなく、キノコを採ったような痕もないまったく不思議な思いです。薬勝寺池にキノコ採りの強敵が現れたのかも・・・。
話は変わりますが、昨年末より薬勝寺池でコナラの木が公園管理者によりどんどん伐採されており、これがやぐら状に積まれています。キクイムシの被害によるものと思いますがこれらから2~3年後にキノコは楽しめるものでしょうか?
2349 ハナビラタケCimg2349
2353 今年初めてのエノキタケCimg2353
_/_/_/_/_/ 四ツ木 _/_/_/_/_/

四ツ木さん
富山きのこクラブの皆様へ
植物園の橋屋です。

>薬勝寺池にキノコ採りの強敵が現れたのかも・・・。

確か、きのこ部会の方で年配の方が薬勝寺池のまわりを散歩されると聞いたことがあります。
富山の冬は湿度も高く、凍らない限りはエノキタケやナメコ、ムキタケは冬も引く続いて発生すると思います。

>キクイムシの被害によるものと思いますがこれらから2~3年後にキノコは楽しめるものでしょうか?

枯れた広葉樹を積み上げてある場所はきのこ狩の格好の場所になると思います。
春3月(富山なら月末か、4月頭頃か?)に自然発生したシイタケを採ったこともありますし、食べられないきのこなら各種の硬質菌やクヌギタケの仲間などが季節を変えていろいろ楽しめます。
木の腐朽とともに発生するきのこが変わっていく様をぜひ観察してください。
2349はハナビラニカワタケか、同じシロキクラゲ属のクロハナビラニカワタケだと思います。
昨年の11月に立山町の樹木園で観察会を行った際に、クロハナビラタケと同定されたものがあったのに標本にし忘れました。
ハナビラニカワタケやクロハナビラニカワタケは担子菌類の異担子菌綱キクラゲ目のきのこのですが、クロハナビラタケやクロムラサキハナビラタケは子のう菌類でまったく違った仲間です。
またクロハナビラタケは有毒種で、担子菌類で形の似た食用種とは、きのこを少し切り取りこの上に水酸化カリウム液を落とすとクロハナビラタケは紫色になることで見分けることができます。
似た名前があってややこしいですね。

_/_/_/_/_/ 富山県中央植物園 橋屋 誠 _/_/_/_/_/


最新の画像もっと見る

コメントを投稿