富山きのこクラブの皆様
今日は予定されていた定点観察会を変更し、富山県立大構内のきのこの発生状況調査を行いました。
天気は生憎の雨でしたが、県立大ではちょうどダビンチ祭と称したオープンキャンパスが行われており、沢山の子供連れで賑わっておりました。
東京から井口さんが参加され、県立大:佐藤先生を含めて、総勢11名が校舎周辺を約2時間かけて一回りし、校内の生物学実習室で同定会を行いました。
同定会には兼六園調査を終えた種山さんご夫妻やはるばる山口から柴田さんも参加され、大変賑やかな会となりました。
富山県立大は創立20周年を迎えるそうです。校内には在来の樹木と設立時に新たに移植された樹木の2つの相があるとのことです。
13:00集合 若者たちで賑わうオープンキャンパスには馴染まない…怪しい格好ですよネ(^^;
ミノタケ[Coriolus molliusculus (Berk.) Murr.] 井口さんがポプラの切り株から基部ごと採取しています。氏のかばんには何でも入っている?
クロハツモドキ[Russula densifolia (Secr.) Gill.] なのかどうか?疑義があるそうです。
キヌモミウラタケ
[Rhodophyllus sericellus (Bull.:Fr.) Quel.] マテバシイ下に発生していました。シロイボカサタケ?と聞いたら「かさの中央に突起があるからといってもそうじゃないヨ。山渓の図鑑では突起が無い個体が掲載されてます」とのこと
アイバクロハツ名前の由来は、 ヒダの粗密がクロハツとクロハツモドキの中間だからだそうです。
アイバシロハツ[Russula chloroides Kalchbr.] 名前の由来は、ヒダの色が藍色がかっているからと記憶しているのですが…和名の付け方に問題があるのではと…素人は思うのですが、いかがなものでしょう?
ニオイワチチタケの群生を発見。
「カレーのにおいがするんだよネ~」
「エッ!加齢臭なの?」
ヤマジノカレバタケ[Collybia biformis (Peck) Singer] ムムッ~、この辺になるとギブアップ状態です。
シバフウラベニタケ
[Rhodophyllus pulchellus Hongo]
ハイムラサキタンメンタケ(池田仮称)[Clavulina sp.] 暗い木陰で発見したときには冬虫夏草かと…一瞬、騒然となりました。
夕方、富山市恒例の花火大会の音を聞きながらの食事会がありました。
次から次と楽しい話題が出てきて興味が尽きないのですが…明日は有峰で観察会なので、早々のお開きとなりました。
「橋屋さんはきのこ仲間ではどんな存在?」の問いに「信頼できる人です。だから集まってきます。」との柴田氏の答えでした。
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