富山きのこクラブの皆様
先の安居寺での観察会で解説されたきのこについて、イグチさんからコメントが有りましたので転記いたします。
_/_/_/_/_/ ここから _/_/_/_/_/
コノハシメジと仮同定された菌は、やや老成品ではありますが、コノハシメジであると思います.
(観察会の写真を再掲)
一見したところ、狭義のモリノカレバタケ属(Gymnopus)に所属するもののようにみえますが、菌糸にクランプがあるので、Singer博士の分類システムに当てはめればキシメジ属に置くしかないきのこです.
ただし、いままでの観察例からすると、どうも非外菌根性のようにも思えます.
最近の趨勢として、外生菌根を形成しない菌群はキシメジ属から外す(ニオウシメジ・モウコシメジ・ウラムラサキシメジなど)意見がありますので、コノハシメジも、将来は所属が変わるかもしれません.
「不明種」として示された画像は、同じくキシメジ属に置かれているオオニガシメジかもしれません.
名前に反して、苦味はさほど強くないのが一般的なようです.カラマツシメジ・アカゲシメジなどに近い位置に置かれていますが、かさは平滑でビロード状の手触りを欠き、古くなっても、褐色のしみはほとんど生じません.
ひだが密で幅狭いことや、若いときはかさの周縁部が内側に強く巻くこと・柄が中実であることなども特徴の一つです.
_/_/_/_/_/ ここまで _/_/_/_/_/
イグチさん、有難うございました。「どうしてキシメジ属か?」橋屋さんも????の様子でした。
ところで…私にとってオオニガシメジ[Tricholoma acerbum (Bull.:Fr.) Quel.]とは新しく聞く名前です。皆さん、如何でしょうか?改めて、もっとまじめに記録を取っておかなければ…と思う次第です。
では。
富山きのこクラブの皆様
昨日、鮎釣りを横目にしながら様子見に出かけてきました。気温は22℃と寒いくらいですが、爽やかな秋晴れ(?)の良い天気でした。
ハンノキイグチ
[Gyrodon lividus (Bull.:Fr.) Sacc.]
タマゴタケ
[Amanita hemibapha (Berk. & Br.) Sacc.]
もう少し早かったら…と、惜しかったです。
サクラシメジ
[Hygrophorus russula (Schaeff.:Fr.) Quel.]
既に姥桜状態…今年は出遅れてしまいました。
クリフウセンタケ
[Cortinarius tenuipes]
至るところで観られましたが、こちらも少し遅かったようです。
ショウゲンジ
[Rozites caperata (Pers.:Fr.) Karst.]
例年、観察されませんでいたが…今年はチョット早いかも知れません。
ウラベニホテイシメジ
[Rhodophyllus crassipes (Imazeki & Toki) Imazeki & Hongo ]
全然予期せぬ出会いでした。驚き!
収穫
久々にきのこ狩りをしました。 クリフウセンタケ、ウラベニホテイシメジ、ショウゲンジ、サクラシメジは鍋会用に塩蔵されてしまいました。(簡単なので)