_/_/_/_/_/ 栗林さんからのレポート _/_/_/_/_/
皆様
12月8日雨の晴れ間を見て八重津浜へ出かけました。
今年の台風等の影響で大波が多く、砂浜は防波堤を超える波に洗われ半減し、景色も一変しています。散々歩いたのですがきのこの姿は無く沢山の漂流物と塵が漂着し、手のつけようが無い状態です。帰りに堤防沿いの砂浜を海水浴場の近くまで来たとき、小さな白い頭部のケシボウズタケを見ることができました。その場所にはケシボウズタケの他にヒメツチグリ属らしい2種類のきのこも有り、3~5㎡たらずのその場所が何故発生源なのか?不思議です。
全体の容から(頭部の下半分に外皮があり砂まみれで、その上に白い坊主頭の平滑な内皮があり、ナガエノケシボウズタケなどと比べると全体に小振りです)ウネミケシボウズタケと思われます。顕微鏡的には胞子は畝状になっていて、光学顕微鏡では1000倍でわずかに丁部に焦点を合わせると2~3筋の畝が見えます。
ヒメツチグリ属ラシキ2種のきのこは私デハ同定不可能なので橋屋さんから粕谷さんへ送付していただきます。同定の結果を楽しみにまとうと思います。しかし今年は暖冬の影響なのかきのこの発生が遅れています。このような年に新発見があるようですね・・・。写真を添付します。
_/_/_/_/_/ おしまい _/_/_/_/_/