深く潜れ(Dive Deep)! キネシオロジー&クラニオセイクラル・ワーク(クラニオ)の蒼穹堂治療室

「ココロとカラダ」再生研究所、蒼穹堂治療室が送る、マニアックなまでに深く濃い、極私的治療論とお役立ち(?)情報の数々。

『国宝 阿修羅展』へ

2009-04-19 00:35:39 | 趣味人的レビュー
4/17の夜は本田健×アラン・コーエンのジョイント講演会に行った。その日はそういう予定を入れてしまったので、ついでに治療院は昼で閉めて、講演会の前に上野の国立博物館に『国宝 阿修羅展』を観に行くことにした。

前日までの、晴れて最高気温が7月上旬並みの25℃を超える夏日から一転、天気予報では昼から雨、しかも所によっては強い風を伴って激しく降る、という中、上野へ。上野公園は曇り空でも人が多いなー。しかも、修学旅行と思われる一行があちらこちらに。なるほど、今はそういう時期なんだ。

『阿修羅展』の会場となる国立博物館平成館の前には長い行列ができていて、入場まで30分待ち。それでも平日でこの天気予報の日だったから、この程度ですんでいるのかもしれない。かなり待たされるだろうということは最初からわかっていたので、アン・ワイザー・コーネルの『やさしいフォーカシング』を持参していて、待ってる間に1人でフォーカシングの練習。こうしてちゃんと勉強し直すと、改めて「へー、そうかぁ」と新しい発見があって楽しい。やっぱり本はフォトリーディングするだけじゃなく、アクティベーションしないとダメだね。

そうこうしているうちに30分?が経ち、入場。入ってすぐ、「阿修羅フィギュア(海洋堂制作)は4/14で完売しました」の貼り紙。阿修羅フィギュアまであったとは。別に仏像ファンでもフィギュア・コレクターでもないが、海洋堂が作った阿修羅フィギュアは見てみたかった。

音声案内は黒木瞳が優しく語りかけてくれるらしいが、使わなかった。

会場は2箇所に分かれていて、まずは順路に従って第1会場へ。最初に展示されている水晶、琥珀、瑪瑙(めのう)などの念珠からして既に霊気(レイキじゃなく)のようなものを放っている。フォーカシングしていたせいか、それらの前に立つとフェルト・センスが大きく変化するのがわかる。面白~い(それは、その後に展示されている八部衆や十大弟子の像でも同じ)。で、阿修羅も実は八部衆の1人なのだが、ここでは別格扱いだ。展覧会のタイトルが『興福寺展』ではなく『阿修羅展』であることからも、それがわかる。阿修羅像だけは他の八部衆から離れて、赤い鳥居が並ぶところを模したような通路を通った先の別室に展示されている。この阿修羅像は360°さまざまな方向から見ることができるようになっているのだが、展示室に入って初めて像の正面に立った時、ゾクッとする感じが体に走った。凄い。

ウチではテクスチャー・セラピーとか称して(って、実はこの言葉、ブログの中でしか使ってないけど)仏像の写真を治療に使っている。写真でもこれだけ効果があるのだから本物はさぞや、と思っていた(からこそ、平日に治療院を閉めてまで『阿修羅展』を観に行ったワケだ)が、予想通りだった。もちろん、これだけで全てが治るとは思わないが、下手な治療なんか受けるくらいなら、『阿修羅展』を観に行く方がずっといいのではないだろうか。

阿修羅展示室では係員が「立ち止まらず、少しずつでも時計回りに動きながらだがご覧下さーい」と呼びかけ続けるが、特に一番前列でかぶりつくように見ている人は、ほとんど動こうとしない。けれども、仏像はとにかく近づいて見ればいいのではなく、それぞれそれが持つパワーを最大限に受け取れる位置というものがあるようだ。そして阿修羅像の場合、他の八部衆の像よりパワーを感じられる場所がかなり広いように感じた。阿修羅像の人気の高さは、そんなところにもあるのかもしれない。

第2会場は四天王立像や薬王菩薩、薬上菩薩などが展示されている。そして最後は3DCGによる中金堂(現在、復元再建中)と阿修羅像。さすがに『阿修羅展』だけあって、第1・第2会場とも締めは阿修羅像だ。ちなみに、興福寺と言えば天燈鬼、竜燈鬼や金剛力士像も有名だが、今回はなし。

それにしても、この『阿修羅展』は展覧会の性格上、展示物は仏像が多いが、観に来ている人も半分仏様になりかけているようなお年寄りの姿が目立つ。もう会場は、まわり中が仏様だらけ。

会場のショップでは、お約束の図録やポストカード、Tシャツなどが売られていた。でもせっかく『阿修羅展』でTシャツを作るんだから、阿修羅像がプリントされただけの普通のTシャツじゃなく、ソデが6つある「阿修羅Tシャツ」もほしかった、と思うのはオイラだけかい? オイラなら、そんなのを売ってたら思わず買ってしまったところだ。

常設展示も見て、アメ横当たりで遅い昼飯を摂ろうと会場を出た時には、弱い霧雨が降っていた。が、傘を差すほどではなく、予報のような大きな天気の崩れはなかった。これもまた阿修羅を始め仏様のお力、と勝手に解釈して、博物館を後にした。

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